【ソヨゴとは】育て方や花や実の特徴は?開花時期はいつ?庭木にするメリットデメリットは?
2024/3/19
ソヨゴの基本情報
科・属 | モチノキ科/モチノキ属 |
分類 | 常緑高木 |
花言葉 | 「先見の明」 |
開花時期 | 5月〜6月 |
ソヨゴとは
Photo by もーさんさん@GreenSnap
ソヨゴは、モチノキ科モチノキ属の常緑低木です。別名を「フクラシバ」とも呼ばれ、日本各地の山地に自生しています。風に揺れて葉がそよそよと音を立てることから「ソヨゴ」という名前がつけられました。白い花や赤い実がなるので育てがいもあり、庭木やシンボルツリーとしても人気です。
ソヨゴの花の特徴
ソヨゴの開花時期は4〜5月。直径5mm程度の小さな白い花を咲かせますが、ソヨゴは雌雄異株なので若干花にも違いが見られます。雄株の花は穂状に伸び、雌花は球形になり花つきも控えめなのが特徴です。どちらも花自体は目立たないのですが、清楚な雰囲気があり、近くで見ると可憐な印象を受けます。
ソヨゴの実の特徴
10〜11月ごろの秋になると、ソヨゴの雌株には赤い実がなります。球形の実は直径5〜10mmほど。小鳥たちが好む実なので小鳥が庭にやってくることもあります。ただし、人間にとっては生で食べると毒性があるので注意が必要です。
ソヨゴの育て方
置き場所・日当たり
ソヨゴは日当たりと風通しの良い場所を好みます。あまり日陰に強くないので、なるべく明るい場所に植えましょう。ただし、真夏の直射日光は避けた方が良いでしょう。
植え付け・土
ソヨゴは深根性なので、植え付けの際は深めに掘った植え穴に、根が伸びやすいように土を入れましょう。水はけの良い土を好むので、庭土に3割の腐葉土を混ぜて、元肥として緩効性肥料を混ぜてから植えるといいです。
水やり
ソヨゴは植え付け後は根付くまでしっかりと水やりをしますが、地植えの場合は根付いてからはほとんど水やりを必要としません。日照りの日が長く続いてくったりしているようであれば、朝の涼しい時間帯にたっぷり水やりしましょう。
肥料
ソヨゴには冬2〜3月ごろに緩効性の肥料を与えましょう。ソヨゴは肥料を好む植物ではないので、与えすぎには注意が必要です。
剪定
ソヨゴは自然樹形が美しいので、基本的には剪定は必要ありません。ただし、枝が込み合ってきたら、間引くように剪定しましょう。剪定の適期は春か秋です。
夏越し・冬越し
ソヨゴは夏の暑さにも冬の寒さにも強く、特別な対策は必要ありません。ただし、真夏の直射日光で葉が焼けることがあるので、日除けをするのもよいでしょう。
病気・害虫
ソヨゴはとても丈夫な植物で、病気や害虫の被害は少ないです。ただし、湿度が高い梅雨時期や夏などはカイガラムシやアブラムシ、スス病が発生することがあるので、早めに発見して駆除するようにしましょう。
ソヨゴの花言葉と風水効果
ソヨゴの花言葉は「先見の明」です。ソヨゴが乾燥して痩せた土地でも健気に育つことから、この花言葉がつけられたとされています。
また、風水では魔除けや厄除けの効果があるとされ、家の周りに植えると良いとされています。
ソヨゴについてよくある質問
庭木にするメリット・デメリットを教えて
ソヨゴを庭木にするメリットは、常緑樹なので一年中緑を楽しめること、成長が遅いことから剪定の手間があまりかからないこと、害虫や病気に強いことなどが挙げられます。一方、デメリットは成長が遅いがゆえ病害虫の被害を放置すると復活しづらい点や、雄株は花粉を飛ばすので花粉症の原因になることです。
実がつかないのはなぜ?
ソヨゴは雌雄異株なので、雄株には実がつきません。また、雌株でも若い木や日当たりの悪い場所では実がつきにくいです。実をつけるためには、雌雄の株を近くに植えて、日当たりの良い場所で育てる必要があります。
ソヨゴを庭木にして花や実を楽しもう!
ソヨゴは常緑樹で、真っ直ぐに伸びる幹と濃い緑の葉が美しい庭木です。初夏には白い花が咲き、秋には赤い実がなるので、季節の変化を楽しむこともできます。剪定の手間があまりかからず、丈夫なので初心者でも育てやすい植物です。ぜひ、ソヨゴを庭木にして、四季折々の姿を楽しんでみてはいかがでしょうか。