【イベリスの育て方】切り戻しはいつ?増やし方は?
2024/2/14
イベリスの基本情報
科・属 | アブラナ科イベリス属 |
分類 | 一年草、多年草 |
植え付け時期 | 3~4月、10~11月 |
開花時期 | 4~6月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥・追肥:必要 |
イベリスとは
Photo by ねあるこさん@GreenSnap
イベリスは、アブラナ科イベリス属に属する植物で、品種によって一年草と多年草があります。小さな花が密集して咲く姿が特徴で、白やピンク、紫など様々な色の花を楽しむことができます。
草丈は20〜60cmほどで、耐寒性と耐暑性ともに優れており、初心者でも育てやすい植物です。
イベリスの育て方
日当たり
イベリスは日当たりと風通しのよい場所で育てます。夏は強い日差しを避けるため、半日陰の場所におくとよいでしょう。
水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。イベリスは過湿に弱いので、水やりのしすぎには注意しましょう。
地植えの場合は、基本的に水やりの必要はありません。
種まき・植え付け
イベリスの種まきと植え付けは、3〜4月、または10〜11月が適期です。一年草のイベリスは秋に種まきをするようにしましょう。直播きまたはポットに蒔いて育苗したあと、定植します。植え付けの際は、根鉢を崩さないようにしましょう。
用土
イベリスは水はけのよい土を好み、市販の草花用の土が適しています。地植えの場合は、土に腐葉土を混ぜておくとよいです。
肥料
イベリスの肥料は、植え付け時に元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。追肥は、多年草タイプには開花前の春と秋に緩効性肥料を、一年草タイプには開花中に緩効性肥料、または液体肥料を与えます。
切り戻し・剪定
イベリス・センペルビレンスという品種は、花後や冬前に株元から切り戻しをしておくことで、風通しがよくなりきれいな株を維持できます。
夏越し・冬越し
イベリスは夏の蒸れに弱いため、花後に切り戻しをして風通しをよくしておきます。また、夏は西日を避けるようにしましょう。
冬は霜に当たると枯れてしまうことがあるので、鉢植えは軒下などに移し、地植えの場合はマルチングをして霜よけをしましょう。
病気・害虫
病気は、灰色かび病に注意します。多湿になると発生しやすいので、日当たりと風通しがよい場所で育てましょう。
害虫は、アブラムシに注意し、見つけしだい駆除しましょう。
植え替え
イベリスの植え替えは3〜4月、または10〜11月が適期です。鉢植えの場合は、鉢底から根が出てきたら一回り大きい鉢に植え替えます。
イベリスは移植を嫌うので、地植えの場合はできるだけ植え替えをしない方がよいでしょう。また、一年草のイベリスには、植え替えの必要はありません。
イベリスの育て方についてよくある質問
多年草イベリスの花が咲かない原因は?
イベリスは肥料が多すぎると、茎葉ばかり伸びて花つきが悪くなることがあります。肥料は適量を守り、与えすぎに注意しましょう。また、日当たりが悪い場合も花つきが悪くなるので、日当たりのよい場所で育てましょう。
イベリスの増やし方は?
一年草のイベリスは、種まきで増やすことができます。多年草のイベリスは、株分けか挿し木で増やします。挿し木は、花後に5cmほどの長さに茎を切り取り、先端の葉を2〜3枚残して用土に挿し、発根させます。
イベリスの育て方まとめ
Photo by テンテンさん@GreenSnap
イベリスはこんもりとまとまって咲くかわいい花とよい香りで庭を彩る魅力的な植物です。基本を守れば、初心者でも簡単に育てることができますよ。ぜひこの記事を参考にイベリスを育ててみてくださいね。