【ヒポエステスの育て方】挿し木や花が咲く時期、ピンクにならない原因は?
2024/5/15
ヒポエステスの基本情報
科・属 | キツネノマゴ科ヒポエステス属 |
分類 | 低木 |
植え付け時期 | 5〜8月 |
開花時期 | 5〜6月頃 |
置き場所 | 日当たりのよい場所 |
肥料 | 元肥:不要/追肥:必要 |
ヒポエステスはどんな観葉植物?花が咲くって本当?
Photo by シャボン✿*゚さん@GreenSnap
ヒポエステスは、キツネノマゴ科ヒポエステス属の常緑性低木で、マダガスカルが原産地です。葉に白やピンク、赤などの特徴的な斑点が入ることから「ソバカスソウ」とも呼ばれ、観葉植物として人気があります。開花時期は5〜6月で、環境がそろえば薄紫色の花を咲かせます。
春から秋にかけて室外で育てることができ、カラーリーフとして花壇や寄せ植えに利用されます。耐寒性はなく、室内に移して育てるか一年草として扱われます。
ヒポエステスの育て方
日当たり
ヒポエステスは日当たりのよい場所で育てます。日光によく当てることで、斑がきれいにつきます。ただし、真夏の直射日光は葉焼けすることがあるので、葉が痛んでいたら明るい日陰に移しましょう。
植え付け
ヒポエステスの植え付けは、5〜8月が適期です。ヒポエステスは生育が早いので、一回り大きい鉢に植え付けます。また寄せ植えにするときは、間隔を広めにあけて、少し切り戻しをしておくとよいでしょう。
水やり
ヒポエステスの水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。夏の時期は毎日水やりをし、冬は生育が緩やかになるので、乾燥気味に育てます。
用土
ヒポエステスは水はけがよく腐植質を含む土壌を好み、観葉植物用の土や赤玉土小粒7:腐葉土:3の配合土が使えます。
肥料
ヒポエステスの肥料は、生育期の5〜9月に緩効性化成肥料を置き肥、または液体肥料を与えます。緩効性化成肥料は2ヶ月に1回、液体肥料は2週間に1回の頻度で与えます。
花を咲かせたい場合は、観葉植物用の肥料よりも草花用の肥料を選ぶとよいでしょう。
切り戻し・剪定
ヒポエステスは生育が早く葉が茂りやすいため、必要があればその都度、剪定して株を整えましょう。定期的に剪定をすることで、病気や害虫の予防になります。
夏越し・冬越し
ヒポエステスは、暑さに強いため、夏越しの作業はとくに必要ありません。葉焼けや乾燥のしすぎに注意して管理しましょう。
一方で、耐寒性は弱いため、冬は室内に移して育ててください。
病気・害虫
病気は、炭そ病に注意します。葉っぱに3〜10mmほどの褐色の斑点ができ、しだいに穴が空き、周りにも広がっていきます。高温多湿の環境で発生しやすいので、風通しのよい場所で育てて予防するほか、症状のある葉はすぐに切り取りましょう。
害虫は、ハダニやナメクジに注意し、発見しだい駆除してください。
植え替え
ヒポエステスの植え替えは、5〜8月が適期で、1〜2年に1回、一回り大きい鉢に植え替えます。植え替えの際に葉が成長しすぎていれば、同時に株元から1/3高さで切り戻しをするとよいです。
ヒポエステスの育て方についてよくある質問
ヒポエステスは室内で冬越しすべき?
室内でも明るい日陰であれば育てることができますが、できるだけ日光を当てるようにすると斑もきれいに出てよく育つでしょう。
冬越しのときは、室温が5℃以上になる場所で育ててください。
ヒポエステスがピンクにならない原因は?
ヒポエステスの魅力はピンクの斑は、適した環境で育ててあげることでよりきれいに色が出ます。いま一度、日当たりや気温に問題がないかを確認しましょう。
ヒポエステスの増やし方は挿し木ですか?
ヒポエステスは、挿し木で増やすことができます。挿し木の適期は、5〜8月です。茎の先端から10cmの位置で切って挿し穂をつくります。先端側の葉を2〜3枚だけ残して、水に切り口を数時間つけておきます。
植え替えと同じように、軽石と観葉植物用の土を入れた鉢を用意して、茎を挿します。挿したあとたっぷりと水やりをして、日陰に移し、土を乾燥させないように管理します。
風水的にもいいヒポエステスを育ててみよう
Photo by ももさん@GreenSnap
ヒポエステスは、美しい斑入りの葉を楽しむことができる観葉植物です。生育も旺盛で、鉢植えであれば冬も問題なく越せるので育てやすいです。
ヒポエステスは風水的にもリラックス効果があるといわれているので、ぜひこの記事を参考にヒポエステスを育ててみてくださいね。