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【紫陽花の育て方】水やり頻度や枯れる原因は?庭に植えてはいけない?

2024/6/3

アドバイザー園芸デザイナー 三上真史

紫陽花の基本情報

科・属 アジサイ科アジサイ属
分類 庭木・花木
植える時期 11~3月
開花時期 5〜8月
育てる場所 夏の直射日光が当たらない、一年中日当たりのよい場所
水やり 鉢植えの場合は水切れに注意。地植えの場合は特に不要。

紫陽花とは

アジサイ

Photo by あず@さん@GreenSnap

アジサイとは、梅雨の時期になるとブルーやピンク色の花が咲く落葉低木です。

西洋アジサイとガクアジサイの種類があり、花色や花の形などが違います。こんもりした西洋アジサイがよく知られていますが、実は日本原産のガクアジサイが西洋で品種改良された種類です。

アジサイは地植えや鉢植え、切り花やドライフラワーなどで楽しめます。

紫陽花の育て方

アジサイ

Photo by 59・60・Mさん@GreenSnap

日当たり

アジサイは多少の耐陰性があるものの、基本的には日当たりのいい環境を好みます。

ただし、あまり日当たりの悪い場所で育てると、花つきが悪くなることがあるため、できるだけ日向で管理します。

鉢植えの場合は、真夏の時期だけ半日陰となる場所に移すとなおいいでしょう。

植える時期

アジサイの苗木を植える時期は、休眠期にあたる11〜3月頃が適期です。

用土

アジサイはあまり土質を選びませんが、本来は水はけと水もちのいい弱酸性〜中性の土を好みます。また、アジサイは土質によって花色が変化するといわれています。

肥料

アジサイの花つきをよくするためにも、3月頃に寒肥として緩効性肥料を与えます。

また、花が終わって1ヶ月ほど経過したら、お礼肥として緩効性肥料を与えることで、新芽の成長を促進させます。

水やり

アジサイは水を好みます。そのため、基本的には土の表面が乾いたら都度水やりをします。

鉢植えの夏は水切れしやすいので注意しましょう。

剪定

アジサイは翌年もたくさん花を咲かせるために、花が終わったら剪定をする必要があります。詳しい剪定方法については、こちらの記事を参考にしてください。

病気・害虫

アジサイは開花時期の前後になると、うどんこ病や炭疽病、ナメクジが発生しやすくなります。

増やし方

アジサイは挿し木やとり木で増やすことができます。

紫陽花の育て方は鉢植えと地植えのどっちがかんたん?

アジサイの地植えは、植え付け場所さえしっかり選べば、あまり手間がかからないといわれていますが、鉢植えで育てる際は、日々の管理に少し手間が生じます。

まず、鉢植えの場合はとにかく水切れしやすいのでこまめな水やりが必要です。また、アジサイは肥料も好むため、鉢植えの場合は寒肥のほか、花後の7月や休眠前の9月頃にも肥料を与えるといいでしょう。

さらに、2年に1回程度の頻度で植え替えも必要になります。

紫陽花の育て方についてよくある質問

アジサイは種まきから育てることもできる?

アジサイは苗木から育てるのが一般的ですが、種まきから育てることも可能です。11月頃になると果実の中に種ができるので、それを収穫してまきましょう。

アジサイを庭に植えてはいけないって本当?そういわれる理由は?

地植えのアジサイは、風水的に未婚女性が家に根付くと考えられています。水の気を吸うため恋愛運を吸い取り、庭に植えるのは縁起が悪いとされているようです。そのほか、アジサイが育つために多くの水が必要なことから、よい気を吸い取ってしまうともいわれています。

ただし、アジサイの考え方には諸説あり、既婚者には悪い気を吸い取るとされてよい意味もあるようです。

庭に植えてはいけないという明確な理由はないため、気にしなくて大丈夫です。

アジサイが冬になると枯れる!この原因や対処法は?

アジサイは冬になると休眠期に入ります。そのため葉が落ちて枝だけの姿になりますが、株自体がダメになったわけではないので安心してください。寒肥を与えて春を待てば、自然と葉が生えてきます。

鉢植えアジサイを地植えにすることもできる?

鉢植えアジサイの鑑賞を楽しんだら、のちのち地植えにすることも可能です。時期や方法はこちらの記事を参考にしてください。

紫陽花は庭に地植えするのが、初心者にも育てやすくておすすめ!

アジサイ

Photo by えみさん@GreenSnap

アジサイは梅雨の時期に見頃を迎えるかわいらしい植物。地植えや鉢植えで育てることができ、鉢植えのアジサイは母の日などの贈り物としても人気があります。

アジサイは日陰では花つきが悪いため、日当たりのよい場所で育てることで元気よく育ちます。鉢植えなら室内でも育てることができるので、インテリアとしてもぴったりですね。

アジサイは花色のバリエーションも豊富なので、ぜひともお気に入りの種類を見つけておうちで育ててみてはいかがでしょうか。

三上真史

アジサイを来年も咲かせるために、花後は早めに切りましょう!遅くとも7月下旬までに切るのがオススメです。それ以降だと、来年の花を咲かせるための芽(花芽)の形成を始めていくからです。じつは花が咲かない原因の多くはせっかくできていた花芽を切ってしまうことにあります。

アドバイザー
園芸デザイナー三上真史

NHK Eテレ「趣味の園芸」講師・GreenSnapオフィシャルアンバサダー

2011年から2021年までNHK Eテレ「趣味の園芸」司会を務め、現在は講師として出演。NHK総合「あさイチ」のグリーン講師も務める。
園芸とフラワーデザイン両方の資格を持ち、両面から楽しさを伝える園芸デザイナー。
ガーデンの監修・制作、テレビ・イベント・講演会等多岐に渡り、植物の魅力を発信している。

公式HP:https://mikamimasashi.site/

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