【ホウセンカの育て方】子葉ってなに?種まき〜種の採取まで徹底解説
2024/7/26
ホウセンカの基本情報
科・属 | ツリフネソウ科インパチェンス属 |
分類 | 一年草 |
植え付け時期 | 5~6月 |
開花時期 | 6~9月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥:必要/追肥:不要 |
ホウセンカとは

Photo by ビッグペンさん@GreenSnap
ホウセンカは、インドやマレー半島などのアジア亜熱帯を原産とするツリフネソウ科インパチェンス属の一年草です。草丈は30〜80cmほどで矮小〜高性種があり、6〜9月頃に直立した茎葉の付け根に赤やピンク、白、紫などの花を咲かせます。
ホウセンカの育て方
日当たり
ホウセンカは日当たりと風通しのよい場所を好みます。
水やり
ホウセンカは耐暑性は優れていますが、乾燥には弱いため、水切れしないように注意しましょう。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水やりをします。
種まき・植え付け
種まき
ホウセンカの種まきは4〜5月が適期です。発芽適温は15〜20℃で、直まきかポットに種をまいて育苗します。種をまいたあと、薄く土をかけてたっぷり水やりをします。発芽したら、本葉が2〜3枚になった頃に間引しましょう。
ホウセンカは、毎年同じ場所に植え付けていると連作障害を起こすので、翌年は違う場所に植え付けるか、よく土づくりをしておきましょう。
植え付け
ホウセンカの植え付けは、5〜6月が適期です。ホウセンカは直根性なので、根を傷つけないよう注意して植え付けをしてください。
用土
ホウセンカは水はけのよい土を好み、市販の草花用培養土が使えます。地植えの場合は、腐葉土を土に混ぜて水はけをよくしておくとよいです。また、ほかの草花が育っている場所であれば問題ありません。
肥料
鉢植えの場合は、元肥として植え付け時に緩効性化成肥料を混ぜておけば、追肥は必要ありません。地植えの場合は、基本的に必要ありませんが、葉色が悪いようであれば希釈した液体肥料を追肥するとよいです。
支柱・仕立て
高性種のホウセンカは高さ50〜80cmほどに成長するため、倒伏防止のため支柱を立ててもよいでしょう。
切り戻し・剪定
ホウセンカの剪定は必要ありません。
夏越し・冬越し
ホウセンカは耐暑性に優れており、夏越しは必要ありません。
一方で、耐寒性はないため冬には枯れてしまいます。翌年も楽しみたい場合は、種を採取して保存しておきましょう。
収穫
翌年もホウセンカを楽しみたい場合は、種を採取しておきましょう。ホウセンカは、花後に先の尖った楕円形の実をつけ、黄色く熟すと触れただけで弾けてなかの種が飛び散る性質があります。種が弾けても大丈夫なように、実にティーバッグなどの袋を被せておきましょう。種を採取したあとは、乾燥剤を入れた密閉容器で保存してください。
病気・害虫
病気は、うどんこ病に注意します。風通しのよい場所で育てて予防し、発症したら薬剤を使用して防除しましょう。
害虫の被害はあまり見られません。
植え替え
ホウセンカは一年草のため、植え替えは必要ありません。
ホウセンカの育て方についてよくある質問
ホウセンカの子葉ってなに?

Photo by mimi さん@GreenSnap
子葉は、種まきのあと最初に出てくる葉で、本葉とは異なる形状をしています。発芽後に生長するための栄養を蓄えており、子葉が傷ついてしまうとその後の生育に影響がでます。
ホウセンカの育て方まとめ
ホウセンカは初心者にも育てやすい花で、小学生の理科の教材としても利用されます。また、夏に咲く花は、色もさまざまあり豪華で美しいですよ。ぜひこの記事を参考にホウセンカを育ててみてくださいね。