【ギボウシの育て方】植え替えの時期や株分けは?
2024/1/25
ギボウシの基本情報
科・属 | キジカクシ科(ユリ科)ギボウシ属 |
分類 | 多年草 |
植え付け時期 | 2~3月 |
開花時期 | 7~8月 |
置き場所 | 明るい日陰または半日陰 |
肥料 | 元肥:不要/追肥:必要 |
ギボウシとは
Photo by GREEN TIGERさん@GreenSnap
ギボウシは、ユリ科ギボウシ属に属する多年草で日本でも各地に分布しており、生育環境は低地から高地、湿地などさまざまです。夏の7〜8月頃に高さ15〜200cmの花茎を立ち上げて白や紫の花を咲かせます。
縦にラインの入った大きな葉が特徴で、葉の長さは10〜30cmほどで、その葉のサイズで小型、中型、大型と分けられます。品種によって葉の模様もさまざまで存在感があり、シェードガーデンの定番となっています。
ギボウシの育て方
日当たり
ギボウシは、明るい日陰または半日陰を好み、落葉樹の下や建物の東側など、午前中だけ日が当たる場所がよいです。品種によって日光をより好むもの、葉焼けしやすいものと差があります。
水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。地植えの場合は、根付いたあとは基本的に水やりは不要ですが、夏に乾燥が続きしおれているようであれば水やりをします。
種まき・植え付け
ギボウシの植え付け時期は2〜3月が適しています。植え付けの際は、根をあまり崩さずに浅植えにします。小型種は鉢植えで、大型種は地植えで育てるのがおすすめです。
また10〜11月頃にできる果実から種を採取して、種まきして増やすことができます。種を湿らせたバーミキュライトの中に入れて冷蔵庫で保管してください。種まき適期の2〜3月になったら、親株と同じ用土にまきます。
用土
ギボウシは水はけと水もちのよい土を好みます。市販の草花用培養土や赤玉土5:腐葉土3:川砂2を混ぜた土が適しています。
肥料
ギボウシは肥料がなくても育ちますが、3〜4月頃と9月に緩効性化成肥料や油かすを追肥するとよいです。
切り戻し・剪定
ギボウシの切り戻しや剪定は、必要ありません。
ただし、傷んだ葉があれば根元から切り取ってください。また冬には葉が枯れてしまいますが、この場合はカットせずにそのままにしておきましょう。
夏越し・冬越し
ギボウシは、耐暑性と耐寒性ともに強く、とくに夏越しや冬越しの作業は必要ありません。ただし、積雪や霜降りる地域では、株元をバークチップや腐葉土などでマルチングして保護しましょう。
病気・害虫
病気は、白絹病に注意します。白絹病は多湿の環境で発生しやすいため、風通しのよい場所で育て予防します。白絹病にかかった場合は、復活できないため土ごと取り除き処分します。
害虫は、アブラムシやナメクジに注意し、発見しだい駆除してください。
植え替え
ギボウシの植え替えは2〜3月頃、または9〜10月が適期です。鉢植えの場合は1〜2年に1度、一回り大きな鉢に植え替えます。地植えの場合は3〜5年に1度、株分けもかねて植え替えをします。
植え替えの際に、痛んだ根があればハサミでカットしましょう。
ギボウシ育て方まとめ
Photo by mama_yさん@GreenSnap
ギボウシはとても丈夫で育てやすく、葉の特徴やサイズも豊富で観葉植物、グランドカバーとして人気があります。またギボウシの一部品種は山菜として食べられたりしますよ。
ぜひこの記事を参考にギボウシを育ててみてくださいね。