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【ヒメシャラとは】花の特徴や開花時期は?育て方や剪定時期・方法も解説!

2024/3/19

ヒメシャラの基本情報

科・属 ツバキ科/シャラノキ属
分類 落葉高木
花言葉 「幸運」「美しい人」
開花時期 6月〜7月
剪定時期 12月〜2月

ヒメシャラとは

ヒメシャラ

Photo by Tomsさん@GreenSnap

ヒメシャラは、ツバキ科シャラノキ属の落葉高木で、樹高は10~15mにもなります。シャラノキ(ナツツバキ)によく似ていますが、花も葉もシャラノキより小さいのが特徴で、それゆえに"ヒメ"シャラという長つけられています。

日本の本州(関東地方より南)、四国、九州の山野などに自生していますが、庭木としても人気の植物です。

ヒメシャラの花の特徴と開花時期

ヒメシャラは6月~7月頃にツバキに似た花を咲かせます。花の直径は2~2.5cmほどで、花芯部が黄色で白い花びらをもつ、コントラストが美しい花です。

シャラノキの花径が5~6cmほどなので、ヒメシャラの花はその半分ほどのサイズと小さめですが、その分、繊細さが増して美しいのも魅力です。

ヒメシャラの育て方

置き場所・日当たり

ヒメシャラは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。ただし、強い直射日光や西日が当たる乾燥した場所は苦手なので注意が必要です。

植え付け

ヒメシャラの植え付けは12月~2月頃の休眠期に行います。ヒメシャラは移植を嫌うので、庭に植える場合は適切な場所をしっかり判断してから植え付けましょう。植えるときは根鉢を崩さずに植えてください。

用土

ヒメシャラは比較的保水性の高い土質を好むので、庭土に腐葉土を3割、バーミキュライトを1割ほど加えて混ぜ、元肥として緩効性肥料を混ぜておくといいです。

水やり

ヒメシャラは乾燥に弱いため、庭植え鉢植えともに水切れしないように注意しましょう。一般的な庭木は基本的に水やりを必要としませんが、ヒメシャラの場合は土が乾いたらたっぷり水やりをしてください。

肥料

ヒメシャラの肥料には、市販の花木用の肥料がおすすめです。肥料を与える時期は1〜2月ごろに寒肥として、秋口の花後にお礼肥として、年2回施しましょう。

剪定

ヒメシャラの剪定の適期は、休眠期の12月~2月頃です。自然と樹形がまとまってくるので、幼苗のうちは剪定は不要で、十分に成長したとしても強剪定は必要ありません。枝が混み合ってきたら、内側に向いている枝や不要な枝を軽く剪定する程度にとどめましょう。

夏越し・冬越し

ヒメシャラは強すぎる日差しと高温乾燥に弱い性質があるので、真夏は直射日光が当たらない明るい日陰で管理するのがベストです。遮光ネットをはったり、土が乾燥したら水やりするなどが夏越し対策としては有効です。

寒さにはそれほど強くないので、寒さの厳しい地域では株元に腐葉土などでマルチングをするなど、冬越し対策をしましょう。

病気・害虫

ヒメシャラがかかりやすい病気は、さび病のように葉に病斑ができるものや、根や幹が病気になるものがあります。害虫はチャドクガやコガネムシが付きやすく、葉を食害します。病気・害虫ともに見つけ次第すぐに対処しましょう。

ヒメシャラのまとめ

ヒメシャラは、6月~7月頃に美しい花を咲かせる落葉高木です。秋には紅葉も楽しめ、落葉後の樹形の美しさからシンボルツリーとしても人気があります。強い直射日光と乾燥に弱い点に注意しておけば、それほど難しい植物ではないので、庭木に取り入れてみてはいかがでしょうか。