【ハイビスカスの育て方】鉢植えの植え替え時期は？肥料は必要？

ハイビスカスの基本情報

科・属	アオイ科フヨウ属
植える時期	5〜6月
開花時期	5〜10月
置き場所	日当たりがよい場所に置く
水やり	庭植えの場合は不要。鉢植えの場合はこまめに水やりする
肥料	5～7月、9～10月

ハイビスカスとは

Photo by しまちゃんさん@GreenSnap

ハイビスカスとは、トロピカルな雰囲気が漂う常緑低木です。開花時期は初夏〜秋頃で、赤色やピンク色、黄色など色とりどりの花を咲かせます。ハイビスカスは大輪系や在来系、コーラル系の3つの系統に分かれ、品種によって雰囲気が変わります。

ハイビスカスは鉢植えで育てるのが一般的？

ハイビスカスは寒さに弱いため、日本のような気候においては、鉢植えで育てることが多いです。

また、鉢植えで育てていても、冬の管理方法にはいくつか注意点があるので注意しましょう。

鉢植えハイビスカスの育て方

日当たり

ハイビスカスは日当たりと風通しのいい場所を好みます。ただし、大輪系の品種は暑さに弱い傾向があるため、様子を見て半日陰となる場所に移動させましょう。

植え付け

ハイビスカスの植え付け時期は5〜8月頃です。ただし、一般的には花つきの開花株をそのまま育てるのが一般的です。

用土

ハイビスカスは水はけのいい土を好みます。市販のハイビスカス用の培養土もしくは鉢花用培養土で問題ありません。

肥料

初夏から秋頃にかけては、緩効性肥料を月1回ほど、もしくは液体肥料を月2回ほど施します。ただし、株に元気がない場合は控えましょう。

水やり

基本的には、土の表面が乾燥したらたっぷり水やりをします。ハイビスカスは乾燥に弱いため、とくに真夏の水切れには注意が必要です。猛暑の日などは、朝と夕方の1日2回水やりしてもよいでしょう。

切り戻し・剪定

暑さが和らぐ9月頃になってから、伸びすぎた枝を切り落とします。

冬越し

ハイビスカスは寒さに弱いため、冬は室内の日当たりのよい場所に移動させます。肥料は断ち、水やりも控えめにします。

病気・害虫

ハイビスカスは風通しが悪いとカイガラムシやアブラムシなどが発生しやすいです。そのため、不要な枝などを剪定して、日頃から風通しのよい環境で育てましょう。

鉢植えハイビスカスの植え替え時期は？

Photo by りんじょんふぁさん@GreenSnap

ハイビスカスは成長が早く、鉢植えだと根詰まりを起こしやすいので、できるだけ1年に1回のペースで植え替えます。

植え替え時期は5月頃です。ひと回り大きな鉢に植え替えてくださいね。植え替えで使う土は、初心者の方なら市販の培養土で十分です。

ハイビスカスの育て方についてよくある質問

ハイビスカスは地植えできる？

ハイビスカスは温暖な気候なら、地植えで育てることができます。ただし、西日に当たる場所を控えて植えつけることがポイントです。また、ハイビスカスは多湿が苦手なので、水はけのよい土を使用するようにしましょう。水やりも基本的には毎日行います。

ハイビスカスは、成長期の夜に気温が6℃以下になると地植えが難しいため、あらかじめ地植えに適した環境なのか確認してから、ハイビスカスを植えるようにしましょう。

ハイビスカスの葉っぱが黄色くなる原因は？

ハイビスカスを育てていると、葉っぱが黄色くなることがあるようです。葉っぱが黄色くなってしまうのは、以下のようなことが考えられます。

• 根詰まり
• 暑さに弱い
• 栄養不足
• 病害虫

ハイビスカスは鉢植えで育てることが多く、定期的に植え替えしないと根詰まりを引き起こしてしまいます。またハイビスカスは、暑さに弱い品種もあり、夏場に長時間屋外で育てると弱ってしまうこともあるようです。気温が30℃以上になると花が咲きにくいため、その場合は日陰で管理するようにしましょう。

そのほか、ハイビスカスは栄養不足や病害虫などでも葉っぱが黄色くなることがあります。

室内でハイビスカスを育てるときの理想的な気温は？

ハイビスカスを室内で育てる際は12〜30℃前後が適温です。寒すぎたり暑すぎる環境が苦手なので、室内ではなるべく窓辺で育てるようにしましょう。夜になったり寒気が当たらないように部屋の中央に移動させるとよさそうですね。

ただし、室内で育てると風通しが悪くなりやすいので、風通しをよくすることをおすすめします。

ハイビスカスの花が終わったらどうする？

ハイビスカスの花が終わったら、こまめに花がらを摘み取りましょう。こうすることで、次の花が咲きやすくなります。また、暑さが落ち着いたら、剪定もおこないます。

ハイビスカスの増やし方は？

ハイビスカスは挿し木で増やすのが一般的です。詳しい挿し木の方法については、こちらの記事を参照ください。

ハイビスカスを鉢植えで育ててみよう！

Photo by PKNさん@GreenSnap

ハイビスカスは華やかな雰囲気がなんとも魅力的ですね。南国のイメージがありますが暑さには意外と弱いことから、夏場は半日陰で育てることがおすすめです。温暖な地域では庭木、それ以外は鉢植えで楽しむことができますよ。

ハイビスカスは初心者の方でも育てやすいので、ご自宅でハイビスカスを育ててみてもよいですね。