【ヘリクリサムの育て方】種まきや挿し木の方法は?冬越しはできる?
2024/3/12
ヘリクリサムの基本情報
科・属 | キク科/ヘリクリサム属 |
分類 | 多年草 |
植え付け時期 | 4月〜5月 |
開花時期 | 6月〜9月 |
置き場所 | 日当たりと風通しの良い場所 |
肥料 | 元肥・追肥が必要 |
ヘリクリサムとは
Photo by はるなさん@GreenSnap
ヘリクリサムは、キク科ヘリクリサム属に分類される多年草で、その独特の花形とカサカサとした質感の花弁が特徴です。ドライフラワーとしても人気が高く、花壇や切花として楽しんだ後はスワッグなどにして室内でも楽しめます。
ヘリクリサムの育て方
置き場所・日当たり
ヘリクリサムは日光を好む植物なので、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。ただし、真夏の強い日差しを浴びると弱る可能性もあるので、この時期は半日陰の場所に移動するといいです。
種まき
ヘリクリサムの種まき時期は、気温20℃前後の時期の4月ごろに行います。直まきでも大丈夫ですが、種が小さいのでできればポットや育苗箱に種まきして育苗するのがおすすめです。
容器に種まき用の土をいれたら適度に湿らせ、種を重ならないようにまいて軽く土をかぶせてください。乾燥させないように明るい日陰で管理し、本葉が2〜3枚になったら間引きしましょう。
植え付け
ヘリクリサムの植え付け時期は4〜5月ごろです。種から育てた場合は、本葉が2~3枚になった頃を目安にしましょう。植えるときは株間約25cmを目安に植え付けます。日当たりの良い場所を選んでください。
用土
ヘリクリサムを育てる用土には、市販の草花用培養土を用意しましょう。
水やり
ヘリクリサムをプランターや鉢で育てる場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。夏は水切れしやすいのでよく土をチェックしてください。花壇などに地植えした場合は、植え付け以降水やりは基本的に不要です。
肥料
ヘリクリサムは植え付け以降、草花用の液体肥料を月に2回程度施しましょう。
夏越し・冬越し
ヘリクリサムは暑さには比較的強いですが、寒さには弱いため冬越しできず一年草として扱われています。ただ冬は霜よけをして室内などにしまうなどの冬越し対策をすれば、翌春から再び開花が楽しめます。気温10度を下回るようになったら室内にしまいましょう。
病気・害虫
ヘリクリサムの栽培中はアブラムシやカビ病に注意し、発見次第早めの対策を行いましょう。
ヘリクリサムについてよくある質問
花が終わったらどうすればいい?
ヘリクリサムの花が終わったら、枯れた花を摘み取ります。枯れた花をそのままつけておくと種子の形成のためにエネルギーを使うため、次の花が咲きにくくなったり株全体が弱ってしまいます。できるだけこまめに、早めに枯れた花は摘み取りましょう。
どんな増やし方ができる?
ヘリクリサムは種まきや挿し木で増やすことができます。とくに挿し木は夏から秋にかけて行うと成功率も高く、初心者にもおすすめです。若い茎先を5〜10cm切り取って、切り口を水に1〜2時間つけたら、挿し木用培養土をいれた容器に挿して増やしましょう。
ヘリクリサムを育ててみよう!
ヘリクリサムはあまり知名度はありませんが、育て方もそこまで難しくなく、夏の庭を彩ってくれる植物です。ドライフラワーとしても楽しめるヘリクリサムは、ガーデニングの幅を広げてくれることでしょう。