【ヘゴとは】観葉植物として育てられる?育て方や基本情報をご紹介!
2024/2/8
ヘゴの基本情報
科・属 | ヘゴ科/ヘゴ属 |
分類 | 常緑大型シダ植物 |
花言葉 | 「堅固な絆」 |
耐陰性 | 高い |
耐寒性 | 低い(耐寒温度:10度以上) |
ヘゴとは
Photo by 084taroさん@GreenSnap
ヘゴは日本を含む東アジア原産のシダ植物で、日本ではおもに沖縄や奄美大島などに自生しています。湿度の高い環境を好むため、室内で育てるには適度な湿度管理が必要不可欠です。初心者だと育てるのはやや難しい部類に入りますが、シダらしい葉の形状や巻くように伸びる新芽には独特の魅力があり、観葉植物としても人気が高い植物です。
ヘゴというとまず「ヘゴ板」のほうが先に頭に浮かぶ方も多いかもしれません。ヘゴ板はポトスやモンステラなどの観葉植物にもよく使われる支柱のひとつですが、実際このヘゴの幹からできています。ほどよい凹凸があることから着生しやすく、自生地ではヘゴの幹にさまざまな着生植物が巻き付いていますよ。
ヘゴの育て方
置き場所・日当たり
ヘゴは屋外だと直射日光を避けた半日陰の場所を好みますが、室内では明るい窓辺が理想的です。耐陰性は高いので日陰でも育ちますが、照明なしで本が読める程度の明るさは必要です。
水やり
ヘゴは乾燥に弱いため、土が乾いたらたっぷりと水を与え、常に湿度を保つことが重要です。水やりのほかに、葉水を定期的に与えると葉がチリチリにならずにすみますよ。
肥料
春から秋にかけて生育期のヘゴには、2ヶ月に1回程度、緩効性の肥料を施して栄養を補給しましょう。冬場でも温度管理的に20度前後ある環境なのであれば肥料を続行しても大丈夫です。
植え替え・土
ヘゴは2~3年に1度は植え替えるようにしましょう。植え替える時期は春か秋が適しています。土は市販の観葉植物用培養土を使うのが簡単です。
剪定
定期的な剪定はとくに必要ありませんが、都度、枯れた葉や過密になった部分を剪定することで、美しさを保つことができます。
夏越し・冬越し
ヘゴは温暖な地域に自生しますが、30度以上の暑さで弱ることもあります。夏場の高温に注意し、冬は10度以上を保つようにしてください。
病気・害虫
ヘゴはジメジメとした環境を好むと思われがちですが、過湿は根腐れの原因となるため、水やりのしすぎは厳禁です。水やりをしすぎると、根腐れの他にカビやカイガラムシなどが発生することもあるので注意しましょう。
ヘゴを観葉植物として育ててみては?
ヘゴはその独特のシダらしい美しさが魅力ですが、温度や湿度管理など少し手間がかかるのも事実です。手入れをしながら育てると美しさや愛着も増すので、植物の扱いに慣れてきたら育ててみてみるのもおすすめです。