ハツユキカズラの育て方|増やし方は?剪定と挿し木の時期はいつ?
2025/8/19
ハツユキカズラの基本情報
科・属 | キョウチクトウ科 テイカカズラ属 |
タイプ | 多年草 |
植える時期 | 4〜6月、9〜10月 |
開花時期 | 5月中旬〜6月中旬 |
育てる環境 | 直射日光を避けた明るい場所で育てる。日影でも育つが明るさが足りないと新芽の発色が悪くなるので、夏以外は日向が適している。 |
肥料 | 鉢植えの場合は春と秋の年2回、地植えは年1回春に緩効性肥料を与える。 |
夏越し・冬越し | 特に対策不要 |
ハツユキカズラの育て方
Photo by こまりくさん@GreenSnap
日当たり
ハツユキカズラは日当たりがいい場所で育てます。耐陰性もあるので日当たりが悪い場所でも育ちますが、葉の色がきれいに発色しない可能性があります。
ハツユキカズラの葉が白くならない、ピンクにならない場合は、日向に移動してみましょう。
しかし、強い直射日光が当たると葉焼けするので、西日が当たり続ける場所は避けましょう。
土づくり
乾燥が苦手なので、水はけのよい土を好みます。
地植えの場合は植え付ける前に土を耕し、完熟堆肥や腐葉土などの有機質資材を2~3割り混ぜ込みましょう。
鉢植えの場合は、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:バーミキュライト1、または赤玉土(小粒)6:腐葉土4の割合で混ぜ合わせた土がおすすめです。
種まき・植え付け
種は育てる手間がかかるため、ほとんど販売されていません。基本的には苗から育てます。
植え付けの時期は4月上旬〜7月上旬、または9月中旬~10月下旬です。鉢植えで育てる場合は、苗よりも一回り大きいサイズの鉢を用意しましょう。
水やり
地植えの場合、根付いてからは自然の降雨に任せて問題ありませんが、ひどく乾燥している場合は水やりを行いましょう。
真夏は昼に水をあげると土が高温多湿になって株が弱る恐れがあるため、朝や夕方の涼しい時間帯に行ってください。
鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷりと水を与えます。乾燥すると下葉が落ちるため、忘れないように水やりを行いましょう。
真夏は乾燥しやすくなるため、朝夕2回の涼しい時間帯に行うことがポイントです。冬は水やりを控えめに行い、鉢内が乾きにくくなるのを防ぎます。
肥料
肥料は地植え、鉢植えでも、緩効性化成肥料を生育期に追肥します。鉢植えの場合は春と秋の年2回、地植えは年1回春に与えてください。
肥料は必ず必要というわけではないですが、ピンク色の葉を鑑賞したいなら与えたほうがいいです。
剪定・切り戻し
ハツユキカズラが伸びすぎて形が崩れてきたら、切り戻しを行って形を整えます。切り戻しを行うと新芽が出てきて、葉の斑がきれいに発色します。
コンパクトにしたい人は株元から短めにバッサリと、強剪定をしても大丈夫です。ハツユキカズラの剪定に適した時期は、花後の6月頃ですが、葉を楽しむ植物なので基本的にはいつ剪定しても問題ありません。
夏越し・冬越し
ハツユキカズラは暑さと寒さともに強い植物です。
夏は、直射日光を浴び続けると葉焼けを起こすことがあるので、鉢植えの場合は半日影に移すといいでしょう。
冬は、霜が当たっても少々の雪が積もっても大丈夫です。冬の寒さでも葉が枯れることがありますが、春になると再び芽吹くので安心してください。
植え替え
鉢植えの場合は1~2年に1度、春か秋に一回り大きい鉢に植え替えましょう。
根詰まりをすると斑がきれいに発色しないので、根詰まりする前に植え替えを行いましょう。
ハツユキカズラの増やし方は挿し木がおすすめ
ハツユキカズラを増やすには挿し木やとり木で増やせます。ハツユキカズラは根の発育がいいため、株分けでの増やし方は向いていません。
ハツユキカズラの挿し木は6~8月上旬が適しています。枝を先端から5~10cmの長さに切って挿します。
剪定で切った枝を使って挿し木するのがおすすめです。
ハツユキカズラの剪定
ハツユキカズラといえば、白やピンクの斑模様が特徴的ですが、剪定をしないと葉が白くならないことがあります。
ハツユキカズラが白くなるのは、新芽が成長する4〜6月頃です。新芽の成長が滞ったり、日当たりが悪すぎると白くなりにくいので、定期的に剪定して株をリフレッシュさせましょう。
ハツユキカズラは初心者も育てやすい!
耐暑性と耐寒性ともに優れているハツユキカズラは、初心者でも育てやすい植物です。緑・白・ピンクと、さまざまな葉の色は、家の庭を美しく彩ってくれるでしょう。
ハツユキカズラを水栽培で育てる人もいますが、水栽培は向いていないので萎れてしまいやすいです。基本的には鉢植えや地植えで、乾燥させないよう育ててくださいね。