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【かすみ草の育て方】種まきや花の時期、地植えの注意点などを解説

2023/5/19

かすみ草の基本情報

科・属 ナデシコ科ジプソフィラ属
種まき時期 2〜3月、9〜10月
開花時期 5〜8月
置き場所 日当たりと風通しのよい場所に置く
水やり 庭植えの場合は不要。鉢植えの場合はこまめに水やりする
肥料 3~5月

かすみ草とは

かすみ草

Photo by ととさん@GreenSnap

かすみ草とは、春から初夏に白い小花を咲かせます。淡いピンク色の花をつける種類もあり、切り花やドライフラワー、ブーケなどで楽しめます。

かすみ草はさまざまな植物と相性がよく、かすみ草を加えるだけで一層華やかな雰囲気になるため、切り花としても人気があります。また、鉢植えはもちろん、地植えでも育てられます。

一年草と多年草(宿根草)のタイプがありますが、ガーデニングではより長く花を楽しめる宿根タイプが人気となっています。

かすみ草の育て方

かすみ草

Photo by あーちゃんさん@GreenSnap

日当たり

かすみ草は、風通しの良い日なたを好みます。鉢植えの場合は、特にムラリス種やオノエマンテマは過湿を嫌うため、高温期の長雨に注意が必要です。庭植えの場合は、水はけの良い日なたに植えることが望ましいです。

種まき

かすみ草の種まき時期は、春か秋の年2回あります。春まきの場合は2~3月、秋まきは9~10月頃が適期です。 かすみ草の種は小さいので風で飛ばないよう、種まき後に軽く土を被せます。

間引き

かすみ草の発芽適温は15~20℃前後です。種まきから5~10日ほどで発芽します。発芽後に本葉が2~3枚ほどまで成長したら間引きして、1本立ちにしましょう。

間引きする際はほかの株も抜けないように、株元を押さえつつピンセットなどで丁寧に作業します。その後、本葉が4〜5枚になるまで育苗してください。

かすみ草は成長するにつれて芽が混んでくるので、間引くことで元気よく育ってくれます。

植え付け

かすみ草の苗の植え付け時期も、種まきとほぼ同じ2〜4月または10〜11月です。本葉が4~5枚になった苗を選んで植え付けます。

用土

かすみ草は水はけのいい土を好みます。酸性土を嫌うため、地植えの場合は、植え付け前にあらかじめ苦土石灰を少量混ぜておきましょう。 鉢植えの場合は、市販の草花用培養土でも問題ありません。

肥料

かすみ草はそこまで多くの肥料を必要としません。開花直前の4〜5月と10〜11月頃にのみ、緩効性化成肥料を与えるといいでしょう。

水やり

かすみ草は乾燥に強いため、地植えの場合は特に水やりは不要です。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水やりをします。

剪定

かすみ草の花が咲き終わったら、その都度花茎を株元から切り戻します。こうすることで、次の花を咲かせるための栄養をためておくことができます。 また、春先に出てくる新芽の先端を剪定すると、枝分かれして花芽を増やします。

病気・害虫

かすみ草は立枯病を発症しやすいです。また、梅雨の時期などに多湿が続くことで、アブラムシやハダニも発生しやすくなります。できるだけ風通しのいい場所で管理するようにしましょう。

かすみ草の冬の育て方(冬越し)

かすみ草は、花が終わったら株の根元で切り戻します。冬の間は地上部が枯れたような姿になりますが、翌春に芽吹いてきますよ。寒さに強い傾向があるので、屋外でも管理できます。その他、特別な冬越しの作業はありません。

かすみ草の育て方についてよくある質問

かすみ草を地植えするときの注意点は?

かすみ草は鉢植えや切り花などで楽しめますが、地植えでも育てられます。地植えする際は、かすみ草を日当たりや水はけのよい場所に植え付けましょう。

地植えのかすみ草は雨水で十分なので、鉢植えのように水やりする必要はありません。その他、3〜5月または10〜11月頃に緩効性肥料を与えることで、元気よく育ちます。

かすみ草は挿し木で増やせる?

かすみ草は、挿し木でも栽培することができます。挿し木の適期は4〜5月または9〜10月頃で、太めの枝を5cmほどにカットしてからバーミキュライトを入れた鉢に挿しましょう。

枝から新芽が出てくるまでの間は明るい日陰に置いて、6枚ほどの新芽が出てきたら新しい鉢に植え替えます。

また、かすみ草は切り花でも挿し木ができます。花の部分をカットして、根元の葉が残っている部分に挿し木します。基本的には新芽を使うため、切り花を利用する場合は挿し木の成功率は下がると考えましょう。

挿し木の成功率を上げるために、挿し木専用の土を使うとよいです。また、土に挿す前に液体タイプの植物活量剤に漬けることをおすすめします。

そのほか、花束でかすみ草をもらうことがあると思いますが、花束のかすみ草は挿し木をおすすめしません。花束にするときに葉などがきれいに処理されるため、挿し木には適さないからです。花束でかすみ草をもらったら、ご自宅に飾って楽しんでくださいね。

かすみ草を種まきで増やすことが難しそうと感じる方は、挿し木で増やしてみることをおすすめします。

かすみ草を種まきから育ててみよう!

かすみ草

Photo by ゆりゆりさん@GreenSnap

かすみ草は華やかな雰囲気を演出できる植物。いろんな植物と相性がよく、他の花を引き立ててくれるので人気がありますね。

かすみ草の冬越しや挿し木などは難しくないので、初心者の方でも育てやすいです。

白い花がよく知られていますが、実はピンク色などの花を咲かせる種類もあります。種類によって雰囲気も違うので、ぜひともお気に入りを見つけて育ててみてくださいね。