【都忘れの育て方】増やし方は?株分けはできる?
2024/2/17
都忘れの基本情報
科・属 | キク科アスター属 |
分類 | 多年草 |
植え付け時期 | 3〜5月、9〜10月 |
開花時期 | 4〜6月 |
置き場所 | 風通しのよい半日陰 |
肥料 | 元肥:元肥/追肥:必要 |
都忘れとは
Photo by mari_hさん@GreenSnap
都忘れは、キク科アスター属の多年草で、山地の日陰に自生するミヤマヨメナの園芸品種です。春の4〜6月に濃い紫や白、桃色の美しい花を咲かせます。江戸時代に多くの品種が生まれ、草丈20〜70cmとさまざまで、切り花としても流通します。
また日本の植物であるため気候が適しており、植えっぱなしでもよく成長するので、簡単に育てることができます。
都忘れの育て方
日当たり
都忘れは日陰を好み、風通しのよい直射日光を避けた半日陰で育てます。強い日差しに弱いので、西日や夏の直射日光は避けましょう。
水やり
都忘れの水やりは、土の表面乾いたらたっぷりと水やりをします。乾燥に弱いので夏は水切れに注意しましょう。
植え付け
都忘れの植え付けは、3〜5月と9〜10月が適期です。株間は10〜15cmほどあけて、根を傷つけないよう根鉢は崩さず植え付けます。鉢植えの場合は、通気性のよい駄温鉢がおすすめです。
用土
都忘れは、水はけのがよく肥沃で弱酸性の土壌を好み、赤玉土5:腐葉土3:鹿沼土2の配合土が適しています。
肥料
都忘れの肥料は、植え付け時に元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。追肥は、開花中と花後も定期的に緩効性肥料を与え、夏には肥料を止めます。
切り戻し・剪定
都忘れの切り戻し・剪定の適期は、3〜4月または花後の6月頃です。3〜4月に切り戻しをすることで脇芽が伸びて、再度花を咲かせてくれます。
また、咲き終わった花の花がらは取り除いて、病害虫を予防します。
夏越し・冬越し
都忘れは夏の強い日差しが苦手なため、風通しのよい半日陰で管理しましょう。
冬は、寒さに強いので屋外で冬越しできますが、霜に当たると痛むのでマルチングなど霜よけをしましょう。
病気・害虫
病気は、白絹病に注意します。高温多湿になると発生しやすく、感染すると復活できません。鉢植えの場合は梅雨は雨の当たらない場所で管理するとよいです。
害虫は、アブラムシに注意し、発見しだい駆除しましょう。春ごろに発生して、新芽につきやすいです。
植え替え
都忘れの植え替えは、5〜6月と9〜10月が適期です。鉢底から根が出てきたら一回り大きい鉢に植え替えをしましょう。
都忘れの育て方についてよくある質問
都忘れの増やし方は?
都忘れは、株分けや挿し芽で増やすことができます。
株分けは、植え替えと一緒に行いましょう。根を傷つけないように掘り上げ、均等に芽のつくように株分けをします。
挿し芽は、4〜6月が適期です。春に伸びた芽の先端から2〜3節の位置で切り取って、半分から下の葉を全部取ります。切り口を一晩水につけたら、挿し芽用の土に挿して発根するまで土を乾かさないように水やりをします。1ヶ月ほどで発根します。
都忘れの育て方まとめ
Photo by フウリンさん@GreenSnap
都忘れは、ひかえめで品のある和風な花が人気の植物です。日本に自生する野菊を品種改良したものなので育て方も難しくないですよ。ぜひこの記事を参考に育ててみてくださいね。