【葉ネギの育て方】プランター栽培はできる?苗の植え方は?
2024/2/28
葉ネギの基本情報
科・属 | ユリ科ネギ属 |
栽培難易度 | かんたん |
植え付け時期 | 5〜9月 |
収穫時期 | 種まきから約2カ月後 |
生育適温 | 15〜20℃ |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥:必要/追肥:必要 |
葉ネギとは
Photo by 女将さんさん@GreenSnap
葉ネギは、ユリ科ネギ属の葉菜類で、薬味として緑葉を食用にするネギです。一般的なものに万能ネギや九条ネギ、小ネギなどがあり、小さなスペースやプランターでも栽培できます。また病害虫に強く、収穫までの期間も短いため家庭菜園初心者にもおすすめの野菜です。
葉ネギと別に、長ネギ(白ネギ)がありますが、こちらは長く伸びる白い葉鞘の部分を食用にします。長ネギは月1回、土寄せをする必要があるので上級者向けの野菜です。
葉ネギの育て方
日当たり
葉ネギは、日当たりと風通しのよい場所で育てます。一日4〜5時間ほど日照を確保できれば。半日陰でも育ちますが、日当たりのよい方がよく生長します。
種まき・植え付け
種まき
葉ネギの種まき時期は、真夏を避けた4上旬〜9月中旬が適期で、発芽適温は15〜30℃です。葉ネギは筋まきという方法で種まきをし、7〜10日ほどで発芽します。
筋まきの方法は、棒や指で土を1cmほどの深さ、条間は15cmで筋をつくります。できた筋に2cm間隔で種をまき、土を軽く被せてください。発芽するまで土が乾かないように管理します。
草丈10〜15cmになったら株間が2〜3cmになるよう、生育に悪い株を間引きしましょう。
植え付け
葉ネギの植え付けは、5〜9月頃が適期です。植え付け方は、根鉢を崩して2〜3株に分け、株間5cm、条間15cmで苗を植え付けます。
また植え付け後は、週に1回、土を軽くほぐす「中耕」と除草をするようにしましょう。中耕と除草を定期的に行うことでよく生長します。
用土
葉ネギは水はけと水もちのよい土壌を好み、市販の野菜用培養土が使えます。地植えの場合は、植え付けの2週間前に苦土石灰を土に混ぜ込み、1週間前に堆肥と化成肥料を土に混ぜて耕して、土づくりをしておきましょう。
肥料
葉ネギの肥料は、植え付けの際に元肥として化成肥料を与えます。追肥は、種まきの1ヶ月後から、地植えの場合は月1回、プランター栽培の場合は2週間に1回、化成肥料を施肥します。
水やり
プランター栽培の場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。地植えの場合は、水やりは必要ありませんが、1週間以上降水がないときは水やりをしましょう。
葉ネギは、過湿も乾燥も好まないので、タイミングを見極めて、適切な頻度で水やりをしましょう。
収穫
葉ネギの収穫は、種まきから約2カ月後、草丈が20cm程度になったら適期です。株元を1〜2cm残して切り取ります。収穫後は追肥して、また生長してきたら収穫することができます。
病気・害虫
葉ネギは病害虫に強いですが、高温多湿が続くと、軟腐病やべと病などカビが原因の病気やアザミウマやアブラムシなどの害虫が発生することがあります。病気や害虫を発見したら、薬剤などを使って対処しましょう。
葉ネギの育て方についてよくある質問
葉ネギと相性の悪い野菜は?
一部の野菜は、葉ネギを含むネギ類と一緒に植えると生育不良を起こすことがあります。キャベツやレタスは一緒に植えると結球が悪くなり、ダイコンは又根が発生し、豆類は生育が悪くなるので注意してください。
葉ネギは連作できる?
葉ネギは連作しても、大きな連作障害は起こりませんが、土がやせると生育が悪くなるので、植え付け前に土づくりをするようにしましょう。
葉ネギの育て方まとめ
Photo by ソレーネ boyさん@GreenSnap
葉ネギは病気や害虫に強く、長ネギと違ってお手入れも簡単で、初心者向けの野菜です。収穫してもまた育てば収穫でき、1シーズンで2〜3回収穫を楽しめますよ。ぜひこの記事を参考に葉ネギを育ててみてくださいね。