【芝生の植え方】初心者でもできる?植える時期や育て方を徹底解説
2024/10/1
庭に芝生を植えてみたいけれど、芝生を植えるのは難しそう...そうと不安に思う方も多いのではないでしょうか。
じつは正しい知識と手順さえ押さえれば、誰でも簡単に芝生を植えることができます。この記事では、初心者の方でも簡単に実践できる芝生の植え方をご紹介します。
芝生を植える時期はいつ?

Photo by じんごろうさん@GreenSnap
芝生を植える時期は、3月中旬~5月が最も適しています。この時期は気温が安定し、芝生の根付きがよくなります。また、秋の9~10月頃も気温は適していますが、寒くなる前にしっかり根付かせる必要があるため、初心者の方は春に植え付けを行いましょう。
一方で、芝生は乾燥に弱く、日本で多く栽培される暖地型芝は冬場は休眠するため、真夏や真冬は避けた方がよいでしょう。
芝生の植え方の種類
芝生の植え方には、べた張り、目地張り、一松張り、すじ張りなどの方法がありますが、家庭ではべた張りか目地張りがおすすめです。
低コストで芝生を植えたい場合は、一松張り、すじ張りなど、あえてスキマをつくりながら芝生を植えて全面に増やしていく方法がありますが、雑草が生えやすいなど手入れに時間がかかるため、一般家庭ではおすすめしません。
べた張り
べた張りは、マット芝を隙間なく敷き詰める方法です。すぐに美しい芝生を楽しめますが、マット芝の量が多く必要なためコストがかかります。
目地張り
目地張りは、マット芝とマット芝の間を3~4cmずつ開けて隙間をずらしながら敷く方法です。コストを抑えられますが、芝生が生長して隙間を埋めるまでべた張りよりも時間がかかります。
芝生を植える前にやっておくことは?
芝生を植える前には、下地をしっかり整えることが重要です。まず、植える場所の小石や草を取り除き、土を深さ7~15cmほど掘り起こします。粘土質の土壌の場合は、砂土を混ぜて水はけをよくしましょう。土を平らにならし、凹凸がないように整地します。
雨が溜まるなどして芝生が痛むのを防ぐためには、排水される方向に向けて少し傾斜をつけるといいでしょう。作業が終わったら、再び板やローラーなどを使って土壌をしっかり踏み固めましょう。
芝生の植え方
準備するもの
- マット芝またはロール芝
- スコップ
- レーキ(熊手)
- 目土(砂や土)
- ホースまたはジョウロ
- 転圧ローラー(または板)
植え方の手順
- 芝生を植える場所を決める
- 雑草を抜き、土壌を整地する
- 必要な場合は排水対策をする
- 芝生を並べる(べた張りまたは目地張り)
- 目土をかけて隙間を埋める
- 転圧ローラーや板などを使って、土と芝生を密着させる
- たっぷりと水やりをする
芝生を植えた後の管理方法
芝生を植えた後は、特に最初の数週間が重要です。以下の点に注意してください。
- 土が乾かないようにたっぷりと水やりをする(特に朝と夕方)
- 雑草が生えてきたらしっかり取り除く
- 植えたばかりの芝生の上を歩かない
- 肥料は根付いてから与える
- 芝刈りなどのお手入れは根付いてから行う
10月に芝生を植えるとどうなる?
暖地であれば、10月初旬まで植え付けができるでしょう。ただし、急激な気温の低下や、台風の被害で枯れてしまうこともあるので、春に植えるのが無難です。
秋に芝生を植える場合は、発芽には気温が20℃以上必要であることや、暖地型芝生は気温15℃以下で休眠してしまうこと、冬までに根付かせておく必要があることなどを考慮しておきましょう。
芝生を植えて緑の絨毯をつくろう!
きれいな芝生で覆われた庭は、誰もが憧れを持ちますね。芝生は適切な時期に手順を守ってしっかりと管理すれば、見事な緑の絨毯が完成します。
ぜひ、この記事を参考にして、理想の庭づくりに挑戦してみてくださいね。