【ゴールドクレストの育て方】鉢植えの植え替え時期は?寄せ植えで相性がいいのは?
2024/3/19
ゴールドクレストの基本情報
科・属 | ヒノキ科/ イトスギ属 |
分類 | 常緑針葉樹 |
耐寒性 | やや高い(0度) |
植え付け時期 | 3月〜4月、9月〜10月 |
剪定時期 | 4月〜5月、9月〜10月 |
ゴールドクレストとは
Photo by Kaiさん@GreenSnap
ゴールドクレストは、ヒノキ科イトスギ属の常緑針葉樹です。コニファーの中でもとくに人気の品種で、明るい黄緑色の葉色が爽やかで樹形もまとまりやすいのが特徴です。
ゴールドクレストは自然樹高では20mほどにも育ちますが、日本では30cmほどの幼苗を寄せ植えや花壇にとりいれたり、樹高2mほどで管理して庭木にして楽しまれています。
ゴールドクレストの育て方
置き場所・日当たり
ゴールドクレストは日当たりと風通しのいい場所を好みます。直射日光や強い日差しにも耐えることができるので、庭にほどよい木陰を作り出したいときにもおすすめです。半日陰でも育ちますが、葉色が悪くなることがあるので気をつけましょう。
植え付け
ゴールドクレストの植え付け適期は春か秋です。気温20度前後の時期を目安にしましょう。ゴールドクレストは根張りが浅く、根が傷つくと弱りやすくなるので、根鉢は触れずに慎重に植えるといいです。
鉢植えの場合、鉢底の穴をふさがないように鉢底ネットや鉢底石を敷いてから土を入れて植えましょう。株元を少し高めに植え付けます。庭植えの場合は、根鉢の2倍の深さ、根鉢の4倍の範囲の土を耕してから植えるといいです。
植え付けた後は、これでもかというくらいたっぷりと水やりをしましょう。
用土
ゴールドクレストは水はけの良い、肥沃な土を好みます。鉢植えの場合は市販の草花用培養土か観葉植物用培養土を使用しましょう。地植えする場合は庭土に腐葉土3割、バーミキュライト1割を混ぜ、緩効性肥料を元肥として規定量混ぜて耕しましょう。
水やり
ゴールドクレストの水やりは、鉢植えなら春から秋の間は鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えてください。冬は休眠期に入るので控えめにします。地植えしている場合、根付いてからは基本的に水やり不要です。
肥料
ゴールドクレストの肥料には緩効性の固形肥料がおすすめです。とはいえ、あまり肥料を必要とする植物ではないので、与えすぎには注意してください。肥料を与える時期は鉢植えなら3月と10月の年2回、地植えなら3月ごろの年1回で十分です。
夏越し・冬越し
ゴールドクレストは夏の暑さには強いですが、風通しが悪いと湿気にやられて病害虫がわきやすくなるので気をつけましょう。
一方で耐寒温度は0度ほどとやや寒さに強い程度です。平均気温が氷点下になるような地域では腐葉土を株元に盛ってマルチングをしたり、鉢植えなら室内にしまう必要がありますが、関東以西であればあまり気を使わずとも冬越しできるでしょう。
病気・害虫
ゴールドクレストはスギカミキリの被害を受けることがありますが、健康な株ならほとんど問題ありません。葉が黄色くなる場合は日照不足や肥料不足の可能性があります。
鉢植えの植え替え
ゴールドクレストを鉢植えで育てている場合、2〜3年に1回、根詰まりの様子を見て植え替えを行います。適期は春か秋。鉢底の穴から根が出てきたら植え替え時期のサインです。ワンサイズ大きな鉢に植え替えましょう。
ゴールドクレストについてよくある質問
寄せ植えで相性がいいのは?
ゴールドクレストは寄せ植えのカラーリーフ、背景におすすめの植物です。とくにクリスマス時期にクリスマスツリーに見立てて寄せ植えに取り入れる方も多いですね。そうなると寄せ植えで相性がいいのはガーデンシクラメンやパンジー・ビオラではありますが、基本的にどの季節でも育てやすく、ゴールドクレストより低い草丈の草花であれば相性がいいので、自由に取り入れてみてください。
挿し木での増やし方を教えて
ゴールドクレストを挿し木で増やす場合、春か秋の時期に行いましょう。10cm程度の新芽を切り取り、下半分の葉を取り除きます。ポットに挿し木用土をいれて挿し、乾燥しないように霧吹きなどでこまめに水やり管理すれば発根します。発根後は徐々に日に当てて育てましょう。
ゴールドクレストを育ててみよう!
ゴールドクレストは初心者でも育てやすい植物です。美しい黄金色〜黄緑の葉を楽しみながら、剪定などの管理を行えば、コンパクトで魅力的な樹形を保つことができます。寄せ植えにも適しているので、ガーデニングのアクセントとして取り入れてみるのもおすすめです。