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生姜の栽培は植え方が大事?植え付け時期や植えっぱなしにできるかも解説

2024/5/23

生姜の基本情報

科・属 ショウガ科ショウガ属
植え付け時期 4〜5月
収穫時期 6〜8月、10〜11月
置き場所 高温で湿度のある半日陰
肥料 元肥・追肥:必要

生姜の栽培はかんたん?

生姜Photo by GOOSさん@GreenSnap

生姜とは、ショウガ科ショウガ属の多年草で、薬味や生姜湯などの香辛野菜やお菓子として幅広く利用されます。原産地はマレーシアやインドなどで、暑さには強いですが寒さには弱い性質があります。

育て方にさほどむずかしい工程はありませんが、栽培期間が長いため、難易度はふつうです。

また、一般的に食べることが多いのは「根生姜」と呼ばれる根茎で、そのほか茎の部分まで食べられる「葉生姜」、葉生姜より早く摘み取った「筆生姜」があり、収穫時期が異なります。

生姜の栽培方法

日当たり

生姜は、直射日光が苦手なため半日陰のような場所で育てます。また、生育適温は25〜30℃で高温多湿の環境を好み、反対に乾燥と寒さに弱く10℃以下になると根茎が腐ります。

植え付け時期

生姜の植え付けは4〜5月が適期で、植え付けから20日ほどで発芽します。大きな種生姜は60〜80gほどのサイズになるように切り分けて植え付けます。

植え方のポイントについては、後ほどご紹介します。

用土

生姜は乾燥に弱いため、保水性のある土が向いています。プランター栽培の場合は、市販の野菜専用培養土が使えます。地植え栽培では、植え付けの2週間前に苦土石灰をまき耕し、1週間前に堆肥と元肥を混ぜて再度耕し、土づくりをしておきましょう。

また、生姜は同じ場所で育てると連作障害を起こすため注意してください。栽培間隔は4〜5年ほどです。

肥料

生姜の肥料は、元肥として有機肥料を控えめに与えてください。

追肥は、6月上旬〜下旬と8月上旬〜中旬の2回、化成肥料を1㎡あたり20〜30gほど与えます。1回目は、草丈が15cmほど伸びた頃を、2回目は草丈が30cmほどになった頃を目安に追肥するとよいです。

水やり

生姜は乾燥に弱いため、水切れしないようにしましょう。プランター栽培の場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。地植えの場合は、1週間ほど雨の降らない日が続いていれば水やりをしましょう。

また、夏は乾燥しやすいため、敷き藁をしておくのもおすすめです。

剪定

生姜を育てる上で、剪定は必要ありません。

収穫

生姜の収穫は、用途によってタイミングが異なります。筆生姜の収穫は6〜7月頃、葉生姜の収穫は8月頃、根生姜の収穫は10〜11月が適期です。

病気・害虫

病気は、根茎軟腐病に注意します。根茎軟腐病は、水はけの悪い土壌や前作の土壌から病気が移ることで発生します。発生したらすぐに取り除き、薬品などで消毒しましょう。

害虫は、アワノメイガやイネヨトウなどの幼虫に注意します。これらの幼虫は生姜の茎の中を食害するため、発見しだい駆除するようにしてください。

生姜の栽培でよくある質問

生姜の植え方ポイントとは?

植え付けの方法は、まず畝の真ん中に幅20cm深さ10cmほどの溝を掘り、そこに株間20〜30cm空けて種生姜を並べます。このときに芽を上に向けて置きます。掘り起こした土を被せて、畝を平らにならし、乾燥していれば水をたっぷりやりましょう。

生姜は植えっぱなしでも育つ?

生姜は、病気や害虫には強いですが寒さに弱く、日本の冬を越すことができないため植えっぱなしで育てることはできません。霜が降りる前には収穫を終わらせておきましょう。

生姜の栽培は植え方を知っておくと◎!

生姜は比較的病気や害虫にも強くて、お手入れも少なく家庭菜園の初心者にもおすすめです。使える料理や用途も幅広く、収穫時期によって楽しみ方が変化するのも魅力ですよ。

ぜひこの記事を参考に生姜を育てて、たくさん収穫してくださいね。