シャコバサボテンの育て方|置き場所が肝心?葉摘みや植え替えも解説
2024/9/26
シャコバサボテンの基本情報
科・属 | サボテン科カニバサボテン属 |
タイプ | 多肉植物 |
生育適温 | 20℃前後 |
置き場所 | 半日陰 |
水やり | 乾燥気味にする |
冬越し | 室内の日当たりのいい場所で管理。水やりはほぼ不要。 |
シャコバサボテンの特徴
Photo by amiemiさん@GreenSnap
シャコバサボテンは、肉厚で多肉質の茎を持つサボテンの仲間で、トゲが少ないのも特徴です。冬の時期になると、赤やオレンジ、白といった鮮やかな色の花を咲かせます。水やり頻度が少ないため、管理がしやすく、初心者にも人気があります。
シャコバサボテンの置き場所はどこがいい?
シャコバサボテンは、基本的には室内の半日陰となる場所を好みます。また、季節ごとに置き場所を変えてあげるとよいです。
強い直射日光には弱いため、春〜夏にかけては屋外の半日陰<となる場所で管理します。真夏の置き場所には注意が必要です。秋〜冬にかけては室内の日当たりのいい場所で管理します。
ただし、つぼみがついている状態で急激に環境を変えるとつ枯れる原因になるため、つぼみが小さいうちは置き場所の変更は避けましょう。
シャコバサボテンの育て方
土
シャコバサボテンは水はけのいい土を好みます。市販のサボテン用の培養土で問題ありません。
水やり
シャコバサボテンは、基本的に乾燥した環境を好みます。
真夏と花後の冬の時期は、ときどき霧吹きする程度で問題ありません。成長期の4〜9月頃にかけては、1週間に1度を目安に、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
肥料・追肥
シャコバサボテンには、特に肥料を与える必要はありません。ただし、花が終わったあとに剪定したら、少量の緩効性肥料を与えてもいいでしょう。
剪定・切り戻し
シャコバサボテンの剪定・切り戻し時期は、春〜初夏です。春前に花が終わったタイミングを見て、4月頃切り戻しをするとよいでしょう。
葉摘み
シャコバサボテンの花をしっかり咲かせるためにも、4月と10月頃の年2回ほど葉摘みをしてあげましょう。春の葉摘みは、剪定と同じです。
秋の葉摘みでは、小さな新芽や色の薄い節茎などをすべて摘み取ります。
冬越し
シャコバサボテンは寒さに弱いため、冬の間は室内の日当たりのいい場所で管理する方が安心です。 ただし、ある程度気温の低い環境に置くことも、花を長く楽しむために必要となります。
そのため、冬の間は、暖房が効きすぎていない15〜20℃の室内の窓際に置いて管理しましょう。 水やり頻度は徐々に減らし、花後はほぼ断水にして問題ありません。たまに霧吹きで葉に水をかけてあげるだけで大丈夫です。
病気・害虫
シャコバサボテンは病害虫が発生しにくいといわれています。ただし、夏の多湿の時期になると、ナメクジが発生することもあります。見つけ次第、駆除剤をまくなり対応しましょう。
シャコバサボテンの植え替え時期
シャコバサボテンは1~2年に1回の頻度で、植え替えをします。なお、植え替え時期は、4月頃が適期です。
根鉢を軽くほぐして、新しい土に植え替えましょう。このとき、根腐れしている場合はその部分を切り落としてあげましょう。
シャコバサボテンの育て方についてよくある質問
シャコバサボテンの花芽がついたらどうする?
シャコバサボテンは秋になって日照時間が短くなってくると、花芽をつけはじめます。花芽がついたら、短日処理を行うといいでしょう。
短日処理とは、夕方〜早朝にかけて被せものをして、一定時間遮光させることをいいます。こうすることで、花芽がしっかり成長してくれるようになります。
シャコバサボテンの花が咲かない原因は?
シャコバサボテンの花が咲かない原因の多くは、秋以降の日照時間が長すぎることと考えられます。
また、葉摘みがしっかり行われていないことで、花が咲かなくなることもあります。
シャコバサボテンの増やし方は?
シャコバサボテンは挿し木(挿し芽)で増やすことができます。方法は簡単ですので、ぜひチャレンジしてみてください。
シャコバサボテンの育て方は、置き場所と葉摘みが重要!
シャコバサボテンは季節ごとの置き場所さえ気をつけてあげれば、初心者の方でもかんたんに育てることができる多肉植物です。また、花を長く楽しむためには、葉摘みも欠かせません。
どれもむずしい作業ではないでの、ぜひシャコバサボテンの栽培に挑戦してみてくださいね。