【ジャーマンアイリスの育て方】植え替え時期は?植えっぱなしでも大丈夫?
2024/2/21
ジャーマンアイリスの基本情報
科・属 | アヤメ科アヤメ属 |
分類 | 多年草、球根植物 |
植え付け時期 | 8~10月 |
開花時期 | 5~6月 |
置き場所 | 日当たりと水はけのよい場所 |
肥料 | 元肥:不要/追肥:必要 |
ジャーマンアイリスとは
Photo by のんちゃんさん@GreenSnap
ジャーマンアイリスは、アヤメ科アヤメ属の多年草で、ヨーロッパを原産とするさまざまなアイリスを交配させてできた園芸品種です。5〜6月にかけて赤やピンク、青、紫、黄色、複色など多彩な色の花を咲かせます。
草丈は20〜100cmほどで、アイリスのなかでも花が大きく、花色が豊富なことが特徴です。また耐寒性と耐暑性に優れ、香りがあり、庭植えや鉢植えで楽しむことができます。
ジャーマンアイリスの育て方
日当たり
ジャーマンアイリスは、日当たりと水はけのよい場所で育てます。暑さや寒さには強いですが、多湿を苦手とするので、梅雨は軒下に移して、雨よけをするとよいです。
水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。冬は、水やりをひかえめにして、土の表面が乾いてしばらくしたら水やりをしてください。
地植えでは、ほとんど水やりは必要ありません。
植え付け
ジャーマンアイリスの植え付けは、8〜10月が適期です。植え付け方は、高畝をつくったら球根を横にして、少し土から出るように浅く植え付けます。株間は50〜60cm開けてください。
地植えの場合は、植え付けの2週間前に苦土石灰を土壌に混ぜて土づくりをしておきます。鉢植えの場合は、よく成長するので7号鉢以上の深鉢に植え付けましょう。
用土
ジャーマンアイリスは、水はけのよい中性〜アルカリ性の土壌を好みます。市販の草花用培養土や赤玉土5:腐葉土3:鹿沼土2の配合土が適しています。
肥料
ジャーマンアイリスの肥料は、10〜12月、2〜3月に月1回ほど置き肥をして追肥します。
支柱・仕立て
植え付けして根付くまでは倒れやすいので、支柱を立てて固定しましょう。
切り戻し・剪定
花がらはその都度、摘み取ることで病害虫を予防します。また、花が終わったら花茎を根元から切り取り、梅雨明けまで育てて球根を太らせましょう。
夏越し・冬越し
ジャーマンアイリスは、高温多湿に弱いため、夏は風通しがよい半日陰で管理するとよいでしょう。
一方で寒さには強いですが、寒冷地ではマルチングで霜よけをして冬越しをするとよいです。
病気と害虫
病気は、軟腐病に注意します。軟腐病は、高温多湿の環境で発生しやすく、根や茎が腐って枯れてしまいます。発生したら病株を抜いて、処分しましょう。
害虫は、アブラムシにも注意し、発生したらすぐに駆除します。
ジャーマンアイリスの育て方についてよくある質問
ジャーマンアイリスの植え替えはいつ?
ジャーマンアイリスの植え替えは、8〜9月が適期で、2〜3年に1回、株分けをかねて行います。
株分けは、根茎のくびれた部分で切り分けます。そのあとは葉を半分切り戻して、根茎を横に寝かせ浅植えにします。
ジャーマンアイリスは植えっぱなしでも育つ?
ジャーマンアイリスは、耐暑性と耐寒性ともに優れ、植えっぱなしでも育てることができます。
ただし、高温多湿を嫌うため、水はけがよい土に植え付けて、日当たりと風通しのよい場所で育ててください。また、2〜3年に1回、株分けをかねて植え替えをしましょう。
ジャーマンアイリスの育て方まとめ
Photo by まきさん@GreenSnap
ジャーマンアイリスは「レインボーフラワー」とも呼ばれるほど、色とりどりの美しい花を咲かせる多年草です。多湿に注意すれば日本の気候でもよく育つので、初心者でも育てやすい植物です。
ぜひこの記事を参考にジャーマンアイリスを育ててくださいね。