【リンドウの育て方】地植えで冬越しできる?鉢植えでの栽培方法は?
2024/3/27
リンドウの基本情報
科・属 | リンドウ科リンドウ属 |
分類 | 落葉性多年草 |
植え付け時期 | 3月〜4月、10月〜11月 |
開花時期 | 9月〜10月 |
置き場所 | 日当たりと風通しの良い場所 |
肥料 | 元肥・追肥が必要 |
リンドウとは?
Photo by *naomi*さん@GreenSnap
リンドウは山野草のなかでも代表的な存在で、日本各地の山野に自生しています。秋になると青紫色の美しい花を咲かせることから、古くから園芸植物としても人気があります。
根には薬効があり、漢方薬の材料にもなっています。多年草で毎年同じ場所に花が咲きますが、適切な育て方をしないと花が咲きにくくなります。
栽培環境・日当たり
リンドウは明るく日当たりの良い場所を好む植物です。特に春から秋にかけては十分な日光が必要不可欠で、日陰に置くと花が咲きにくくなります。鉢植えの場合は夏場を除いて日当たりの良い場所に、地植えの場合は少なくとも午前中は直射日光が当たる場所を選びましょう。
冷涼な環境を好むため、夏場の直射日光と西日は避け、できるだけ風通しを確保しましょう。冬場も室外の日当たりの良い場所で管理しますが、霜や雪に当たらないように注意しましょう。
種まき・植え付け
リンドウは種からも苗からでも育てられますが、種まきから育てると開花までに2年ほどかかります。市販の苗を用いて植え付ける方が簡単でしょう。植え付け時期は3月〜4月、もしくは10月〜11月です。
用土
リンドウは土中の養分を好み、過湿や乾燥に弱い植物です。水はけと保水力のあるやや肥沃な土を好みます。市販の山野草用培養土でも十分育てられます。赤玉土と腐葉土を混ぜ合わせた土も適しています。
肥料・追肥
リンドウは、肥料が不足すると葉が黄色くなるので注意が必要です。植え付け時に緩効性の肥料を元肥として与えるほか、2ヶ月に1回は緩効性肥料で追肥し、月に1〜2回液体肥料を与えるようにしましょう。
水やり
リンドウは乾燥に弱いので、鉢植えの場合は土が乾いたら十分な水を与えるようにします。地植えの場合でも土が乾かないようにしっかりと水やりをしましょう。
摘心・花がら摘み
リンドウの花を増やしたいときは、5月ごろに芽のついた茎の先端を切って摘心しましょう。また、リンドウの花が咲き終わったら、花がらはこまめに摘み取ることが大切です。
夏越し・冬越し
夏は直射日光を避け、半日陰くらいの環境を作ります。リンドウは越冬しますが、冬は地上部が枯れます。長期の凍結や積雪は避けたほうがよいでしょう。
病気・害虫
リンドウは、アブラムシ、コナガ、ナメクジなどの害虫に注意が必要です。害虫は見つけ次第駆除するか、薬剤を使って防ぎましょう。
植え替え
鉢植えのリンドウは、1年に1回の頻度で植え替えを行いましょう。土が酸化したり根詰まりしたりすると枯れる原因になります。
リンドウの育て方まとめ
秋の終わりに美しい青紫色の花を咲かせてくれるリンドウは、古くから日本で愛されてきた花です。秋の訪れを感じさせるリンドウを、ぜひ自宅で育ててみてくださいね。