【ガウラの育て方】剪定してから冬越し?株分けのやり方は?
2025/3/18
ガウラの基本情報
科・属 | アカバナ科ガウラ属 |
分類 | 半常緑性多年草 |
植え付け時期 | 4〜6月 |
開花時期 | 5〜11月 |
育てる場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
ガウラを育てるときは、増えすぎに注意?!
Photo by ヒロさん@GreenSnap
ガウラは、アカバナ科ガウラ属の多年草で、伸びた花茎の先端に蝶に似た白い花を咲かせることから、白蝶草という別名もあります。花色は白のほか、ピンクや赤などもあります。開花時期は5〜11月と長く、ひとつひとつの花の鑑賞期間は短いですが、次々と新しい花を咲かせます。
ガウラは、耐暑性と耐寒性ともにあり、とても丈夫で、放任していても花を咲かせてくれます。また草丈は50〜150cmほどで、矮小品種は草丈が低めなので育てやすいです。
ただし、ガウラの繁殖力はとても強く、こぼれ種からも発芽するため、油断すると増えすぎることもよくあるようです。増えすぎる点が気になる方は、鉢植えで育てるといいでしょう。
ガウラの育て方
日当たり
ガウラは、日当たりと風通しのよい場所で育てます。また耐陰性もあるので、明るい日陰や半日陰でも育ちます。日照時間が花付きに影響するため、できるだけ日当たりのよい場所で管理するとよいです。
水やり
地植えの場合、根付いたら水やりは必要ありませんが、日照りが続いているときは水やりをします。鉢植えの場合は、土の表面が乾き始めたらたっぷりと水やりを行います。
種まき時期
ガウラの種まき時期は、4〜6月が適期です。
前述の通り、ガウラは発芽率が高く、こぼれ種でも発芽します。植え付けの際は、草丈が高くなる品種は横にも広がるので、ある程度スペースを確保して植え付けします。
用土
ガウラは、水はけのよい土を好みます。市販の草花用培養土や赤玉土7:腐葉土3の配合土を用いましょう。
肥料
地植えの場合は、あまり肥料を必要としないため追肥の必要はありません。ただし、花付きが悪いようであれば施肥します。鉢植えの場合は、生育期の3〜10月頃にかけて緩効性肥料を月1回ひかえめに与えます。
支柱・仕立て
ガウラは草丈が高くなるので、支柱を立てて倒れないようにするとよいです。
病気・害虫
病気は、灰色かび病に注意します。多湿の状態が続くと発生しやすくなるので、日当たりと風通しのよい場所で育てて予防します。
害虫は、アブラムシに注意し、発見しだいすぐに駆除します。
ガウラの冬越し
ガウラを冬越しさせる場合は、花が終わった11月頃に株元から10cmほどの位置で切り戻し剪定をしておきましょう。
ガウラの切り戻し・剪定方法
花が終わったら花茎を切り取ることで、次の花が咲きやすくなります。また、開花時期に花付きが悪くなってきたら、草丈の1/2ほどの位置で切り戻しをすると、花付きがよくなります。
このほか4月頃に摘心をしておくことで、草丈が低く育てることができ、倒れにくくなります。
ガウラの植え替え時期はいつ?
ガウラの植え替えは一年を通して行えますが、4〜6月が適期です。1〜2年に1回、一回り大きい鉢に植え替えをして根詰まりを防ぎましょう。
ガウラの育て方についてよくある質問
ガウラは北海道でも冬越しできますか?
ガウラは耐寒性に優れ、地植えであれば北海道でも冬越しができます。一方で鉢植えでは冬越しできないことがあるので、室内や軒下に移して管理するとよいでしょう。
ガウラの増やし方は「株分け」と「挿し木」?
ガウラの寿命は2〜3年とされており、種まきや株分け、挿し木で増やすことができます。
株分けの適期は4〜6月で、植え替えと一緒に行うとよいです。2〜3芽つけて根を切り分けて新しく植えましょう。
挿し木は5月が適期で、茎を5cmほどの長さで切り取り挿し穂にします。挿し穂の断面を1時間ほど水につけてから、土に挿したら、土が乾かないように管理します。
ガウラの花が終わったら剪定して冬越ししよう
Photo by コットンさん@GreenSnap
ガウラの花ひとつひとつは繊細で可憐な印象ですが、群生すると風に揺られて躍動感のある景色がみれます。また、性質も丈夫で花後の剪定が少し必要なくらいで、あまり手間がかからないのでとても育てやすい草花ですよ。ぜひこの記事を参考にガウラを育ててみてくださいね。