【フジバカマの育て方】苗の植え方や種まきの方法は?挿し木でも増やせる?
2024/2/28
フジバカマの基本情報
科・属 | キク科/フジバカマ属 |
分類 | 多年草 |
耐寒性 | 高い(耐寒温度:-5℃まで) |
植え付け時期 | 春(3月〜5月)または秋(9月〜11月) |
置き場所 | 日当たりと風通しの良い場所 |
肥料 | 元肥・追肥が必要 |
フジバカマとは
Photo by こりんさん@GreenSnap
フジバカマは秋の七草の一つとして知られる、日本原産の美しい多年草です。秋になると紫やピンクの繊細な花を咲かせ、爽やかに香る芳香は虫除けにもなります。ガーデニングとしても庭植えや鉢植えで楽しまれています。
フジバカマの育て方
置き場所・日当たり
フジバカマは日当たりが良く、風通しの良い場所を好みます。真夏以外であれば直射日光が当たっても平気なので、できるだけ日光が当たる場所に植えましょう。半日陰の場所でも育ちますが、花付きが悪くなる可能性があります。
苗の植え付け・土
フジバカマの植え付け時期は春または秋です。土は市販の草花用培養土を用意しましょう。地植えにする場合は庭土に腐葉土を3〜4割まぜて植えてください。
根が広がりやすいように植え穴は苗の根鉢よりも大きめに掘り、根を傷めないように注意しながら植え付けましょう。フジバカマは地下茎でどんどん増えるので、土の中を板などで仕切っておくと安心です。
水やり
フジバカマは鉢植えで育てている場合は、春〜秋なら土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えますが、過湿には注意してください。とくに夏場は乾燥に注意し水切れしないように管理しましょう。冬は控えめにして育ててください。
地植えで育てる場合は根付いた後は基本的に雨の水分だけで育ちます。
肥料
生育期の春から夏にかけては、2ヶ月に1回程度、緩効性の肥料を与えると良いでしょう。開花前には、開花を促すためにリン酸を多く含む草花用の液体肥料を月2回ほど追加で与えるといいです。
剪定
フジバカマが大きくなりすぎた場合は、5〜6月の間に、草丈の半分になるように切り戻し剪定をしましょう。また、秋の終わりには枯れた茎を地上近くで剪定しておくと、春に新芽がよく伸びます。
夏越し・冬越し
耐寒性が強いため、特に冬の対策は必要ありませんが、夏越しには高温多湿を避けるために注意が必要です。風通しの良い場所で管理し、過湿にならないようにします。
病気・害虫
うどんこ病やアブラムシに注意し、発見次第対策を行ってください。健康な株を維持するためにも、定期的な観察が必要です。
鉢植えの植え替え
鉢植えの場合は、2~3年に1度の植え替えが推奨されます。根詰まりを防ぐためにも、新しい土に植え替えて栄養を補給しましょう。
フジバカマについてよくある質問
種まきから育てられる?
フジバカマは種から育てることもできます。種まきの時期は春または秋ごろの、気温20度前後の時期です。種まき用の土に種まきをして育苗してから次の秋か春に植え付けしましょう。
挿し木での増やし方を教えて!
フジバカマは挿し木で増やすこともできます。とくに切り戻し剪定などで切り取った枝を使うと効率がいいですよ。
切り取った枝は切り口を2時間ほど水に付けてから、挿し木用の土に挿し、根付くまでは明るい日陰で土が乾燥しないように水やりしましょう。根がよく貼ったら春か秋に鉢増しして植え替えながら大きくしていきます。
フジバカマのまとめ
フジバカマは、秋の庭を彩る美しい花を咲かせる多年草です。適切な日当たりと水やり、肥料の管理を心がけることで、毎年美しい花を楽しむことができるので、和の美しさを感じるフジバカマを育ててみましょう。