【金木犀の育て方】植える時期や水やり頻度は?植え替えは必要?
2024/8/2
金木犀の基本情報
科・属 | モクセイ科モクセイ属 |
植える時期 | 3〜4月、9〜10月 |
育てる場所 | 日当たりと風通しのよい場所に置く |
水やり頻度 | 庭植えの場合は不要。鉢植えの場合はこまめに水やりする |
肥料 | 4~5月、10~1月 |
開花時期 | 9〜10月 |
金木犀とは
Photo by クロクマさん@GreenSnap
金木犀とは、秋になるとオレンジ色の小花をたくさん咲かせる常緑性の樹木です。特有の強い香りを放ち、公園樹や生垣はもちろん、鉢植えではコンパクトに育てられます。
金木犀は地植えで育てると、樹高5〜8mほどまで成長します。葉は先端が尖っていて、花は密集して咲くことが特徴です。
金木犀の育て方
日当たり
金木犀は日当たりのいい場所で育てます。日陰の場所で育てると、花つきが悪くなる傾向があるようです。
土づくり
金木犀は水はけがよく、栄養たっぷりの酸性土を好みます。
日本の場合、庭土は酸性であることが多いため、庭土に腐葉土をすき込むなどしておくといいでしょう。
植える時期
金木犀の苗気を植える時期は、3〜5月または9〜10月頃です。植え付けより1週間ほど前から、元肥や腐葉土をたっぷりすき込んでおきましょう。
水やり
地植えの場合は植え付けから半年ほどは土が乾いたら水を与えます。それ以降は、特に水やり不要です。
鉢植えの場合は、土の表面が乾燥したタイミングで水やりを続けましょう。ただし、冬は水やり頻度をぐっと落として問題ありません。
金木犀は過湿が苦手ですので、水やりのしすぎには注意してください。
肥料
地植えの場合は、若木の間は2月と9月頃に固形肥料を少し与えましょう。大きくなってからの追肥は不要です。
鉢植えの場合は、同時期に緩効性肥料または有機肥料を与えます。
剪定
金木犀はきちんと剪定することで、翌年以降の花数を増やすことができます。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
病害虫
金木犀はいくつかの病気にかかることがありますが、特に褐斑病(かっぱんびょう)というカビの病気にかかりやすいです。褐斑病は葉に小さな斑点が現れて、広がると次第に枯れていきます。
風通しの悪い場所で発症しやすいので、普段から風通しよく育てましょう。
金木犀を地植えするときの注意点
Photo by けいちゃんさん@GreenSnap
金木犀を地植えする際は、直径3〜5mほどのスペースを確保して苗木を植えつけます。
また、地植えで育てるとどんどん成長するので、定期的に剪定して高さを調整しましょう。
金木犀の育て方についてよくある質問
金木犀は室内やベランダでも育てられる?
金木犀はお庭などでシンボルツリーとして楽しめますが、もちろん鉢植えでも育てられます。鉢植えの金木犀は室内やベランダでも育てることができ、高さ1〜2mほどとコンパクトに楽しめることが魅力ですね。金木犀を室内で育てる際は、エアコンの風が直接当たったり、乾燥した場所に置くことは避けましょう。
地植えの金木犀でも植え替えは必要?
金木犀は根が傷むことを嫌うため、地植えの場合は植え替え不要です。ただし、大きく成長するため、ほかの植物と根がはり合わないためにも、あらかじめ株の周辺スペースは広く確保しておきましょう。
金木犀は何年で花が咲くの?
金木犀は秋になると見頃を迎えますね。金木犀は、植え付けから2〜3年後に花が咲くことが多いといわれています。
すぐに花を楽しみたいなら、予め花芽がついている苗を購入することがおすすめで、2cmほどの幹を選ぶと安心ですよ。
金木犀の育て方は水やり楽々でかんたん!
Photo by OKIRAMCHIPさん@GreenSnap
金木犀は独特な芳香を放ち、オレンジ色の小花がなんともかわいらしいですね。公園やお庭などで育てることが多いですが、鉢植えにして室内やベランダなどで育てることもできます。
ただし、育てる環境が悪いと花つきもよくなくても、日当たりと風通しのよい環境で育てるようにしましょう。ぜひご自宅で金木犀を育ててみてはいかがでしょうか。