【勿忘草(ワスレナグサ)の育て方】種まきの時期や切り戻しの方法は?
2024/3/22
勿忘草(ワスレナグサ)の基本情報

Photo by *naomi*さん@GreenSnap
科・属 | ムラサキ科ワスレナグサ属 |
分類 | 一年草、宿根草 |
植え付け時期 | 春(3月〜4月)または秋(9月〜10月) |
開花時期 | 春から初夏 |
置き場所 | 日当たりと風通しの良い場所 |
肥料 | 春と秋に緩効性肥料 |
勿忘草(ワスレナグサ)とは
ワスレナグサは、ヨーロッパからアジアが原産のムラサキ科ワスレナグサ属の多年草、もしくは一年草です。可憐な青い花をたくさん咲かせるのが特徴で、西洋、東洋ともに「私を忘れないで」という花言葉を持ちます。儚げな見た目から想像できないほど丈夫なため、初心者でも簡単に育てることができ、庭や鉢植えで楽しむことができます。
ワスレナグサは暑さに弱いため、日本では一年草として扱われますが、寒冷地では夏越しすることで多年草としても扱えます。
置き場所・日当たり
ワスレナグサは、明るく日当たりのいい場所を好みます。夏の強い日差しは避け、風通しのいい場所で管理してください。
種まき・植え付け
ワスレナグサは、種まきでも苗植えからでも育てることもできますが、一般的には春に出回る苗を購入して植え付ける方法が簡単です。勿忘草はとても丈夫ですが、根がデリケートなため、植え付ける際は小さな苗のうちに元肥を与えて丁寧に植え付けましょう。
鉢植えにする場合は、ポットよりも1〜2周り大きな鉢に植え替えましょう。
種まきから育てる場合は、気温が20度を下回る9月〜10月ごろに種まきを行います。寒冷地の場合は冬越しできないため、春先に種をまくのがおすすめです。
用土
ワスレナグサは、水はけと水もちのいい用土を使用しましょう。市販の草花用培養土や、腐葉土と赤玉土を混ぜたものが適しています。
肥料
ワスレナグサは、苗を植え付ける際に緩効性肥料を施します。その後は一ヶ月に2〜3回程度、液体肥料で追肥しましょう。
水やり
ワスレナグサは、鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えますが、過湿には注意してください。地植えの場合は自然の降雨に任せれていいですが、乾燥が続く時は朝夕の涼しい時間帯に水をやりましょう。特に夏場は土の乾きが早いため、水やりの頻度を調整しましょう。
病気・害虫
ワスレナグサは比較的病害虫に強いですが、湿度が高いと灰色かび病にかかりやすくなります。また、アブラムシがつきやすいので、定期的に植物の健康をチェックしましょう。
切り戻し
ワスレナグサは基本的には一年草として扱われますが、寒冷地では多年草として夏越しさせ、毎年花を楽しむこともできます。勿忘草を夏越しさせる場合は、花が終わったら伸びた枝を草丈の半分程度まで切り戻しましょう。
夏越しが成功すると、秋口にはまた花を楽しめます。傷んだ葉や枯れ枝などは適宜取り除くことで、病害虫を防いできれいな花を楽しめます。
勿忘草(ワスレナグサ)の育て方まとめ
ワスレナグサはとても丈夫なので、初心者でも簡単に美しい花を咲かせることができます。今回の育て方を参考にして、ぜひ自宅のお庭に取り入れてみてくださいね。