【葉牡丹の育て方】切り戻しや挿し木による増やし方は?種の取り方は?
2024/5/31
葉牡丹の基本情報
科・属 | アブラナ科アブラナ属 |
種まき時期 | 7〜8月 |
開花時期 | 4〜5月 |
育てる場所 | 日当たりと風通しのよい場所で育てる |
水やり | こまめに水やりする |
肥料 | 5~9月 |
夏越し・冬越し | 特別な冬越しは不要。夏は半日陰の風通しがよい場所で管理する |
葉牡丹の育て方
Photo by mossmossさん@GreenSnap
日当たり・育てる場所
葉牡丹は日当たりと風通しの良い場所で育てるのが理想的です。苗の時期は半日陰に置き、徐々に日光に当てる時間を長くしていきます。生育期間中は日光をたっぷりと与えることが大切です。寒さには強いので屋外で育てられますが、強い寒風や霜には注意が必要です。鉢植えの場合は日の当たる場所に、地植えの場合は水はけと日当たりの良い場所に植えましょう。
用土
葉牡丹は水はけのよい土を好みます。鉢植えの場合は、ホームセンターなどで手に入る市販の草花用培養土で十分です。
種まき・植え付け
葉牡丹の種まきは7月〜8月頃が適期です。5cmほどの間隔で種をまいたあとは、薄く土を被せましょう。発芽して本葉が2〜3枚になったら、ポットに植え替えて管理してくださいね。
水やり
鉢植えの葉牡丹は、土が乾燥したタイミングでたっぷりと水やりをします。地植えの場合は、基本は水やりをする必要はありません。
肥料
鉢植えの場合は5〜9月頃に緩効性肥料、10月上旬に液肥を施します。庭植えなら5〜8月頃に緩効性肥料を与えてくださいね。
剪定・切り戻し
葉牡丹の剪定は4〜5月頃が適期ですが、必ずしも剪定が必要というわけではありません。葉が伸びすぎてきたら、適宜切り戻しましょう。
夏越し・冬越し
葉牡丹は直射日光に弱いことから、夏場は半日陰で風通しがよい場所で管理しましょう。寒さには強い植物なので、冬越し作業は必要ありません。
植え替え
葉牡丹の植え替えは、9〜12月頃が適期です。古い鉢から葉牡丹の根を抜き取ったら、ひと回りほど大きな鉢に植え替えましょう。そのあと、たっぷりと水やりをしてくださいね。葉牡丹の育て方についてよくある質問
葉牡丹を挿し木で増やす方法は?
Photo by ふにさん@GreenSnap
葉牡丹の挿し木は、5月下旬〜6月下旬頃が適期です。新芽が付いている茎をカットしたら、挿し穂を作りましょう。挿し穂の切り口を剪定バサミで斜めに切り、水に30分程度浸しておきます。茎に付いている葉などは、挿し木する際に土に埋まってしまう部分だけを取り除いてくださいね。あらかじめ土は湿らせておき、細い棒などで土に穴を開けます。挿し穂を約2〜3㎝挿し込んだら土を寄せたあと、たっぷりと水やりをしましょう。
葉牡丹が伸びる!とう立ちしたらどこを切る?
葉牡丹は日陰で育てていると、茎が伸びすぎてしまうことがあります。このような場合は、切り戻しをしますが、時期が早いとまた花芽が伸びてしまい開花するので注意しましょう。切り戻すをするときは、種ができるサヤが膨らみ始める前に、花とサヤの部分をカットします。
また、葉牡丹がとう立ちしないためには、水はけのよい用土で育てるようにしましょう。また、水不足や水やりのすしぎもよくないので、最適なタイミングで水を与えてくださいね。
葉牡丹の種の取り方は?
葉牡丹の花が枯れ始めてきたら、種を採取するタイミングです。種が熟すとさやが黄色くなるので、その前に花茎ごと採取します。葉牡丹のガクが黄色い花がらを選び、花茎ごとカットします。切り取った花茎を紙袋に入れたら、紙袋ごと日陰に干して乾燥させてください。そのあと、3〜4週間ほど乾燥させたら、さやから種を取り出しましょう。
採取した種は暫くの間管理して、夏になったら撒いてくださいね。
葉牡丹の育て方は種まきからでもかんたん!
Photo by 松ちゃんさん@GreenSnap
葉牡丹は花よりも、白色やパープルのカラーリーフを観賞する植物です。バリエーションも豊富で、踊り葉牡丹として楽しめる種類もありますよ。葉牡丹は挿し木で増やしたり、種まきで育てることもできます。
地植えはもちろん、鉢植えや寄せ植えなど楽しみ方もさまざま。葉牡丹はお手入れも難しくないので、初心者の方でもかんたんに育てられますよ。ぜひご自宅などで葉牡丹を育ててみてはいかがでしょうか。