【フィットニアの育て方】伸びすぎたらどうする?
2023/8/8
フィットニアの基本情報
科・属 | キツネノマゴ科アミメグサ属 |
タイプ | 常緑多年草 |
管理温度 | 25℃前後が適温(耐寒10℃) |
植える場所 | 明るい日陰の場所に植える |
水やり | 春~秋は土が乾いたらたっぷり、冬は控えめにする |
肥料 | 5~10月 |
冬越し | 室内へ移動させる。鉢植えの場合はこまめに水やりする |
フィットニアとはどんな観葉植物?

Photo by ハルさん@GreenSnap
フィットニアは、南米に生息する熱帯性の多年草です。網目模様のようなくっきりとした葉脈が特徴で、品種によって葉の色もさまざまです。コンパクトに育つので、室内のインテリアとしても人気があります。たくさんの園芸品種があるため、お好みの品種が見つかるでしょう。
フィットニアの育て方
フィットニアの育て方は、半日陰のような明るい日陰で育てることがポイントです。多湿の環境を好み、成長期にあたる春〜秋にかけては土が乾いたらたっぷり水やりをしましょう。冬場は土が乾燥してから2〜3日後に水を与えます。そのほか、フィットニアは週に1〜2回のペースで、液肥または置き肥を施すとよいです。
フィットニアの冬の育て方

Photo by sakuさん@GreenSnap
フィットニアは寒さに弱い植物なので、冬場の管理はとても大切です。そのため、涼しくなってきたら室内に移動させて、管理します。フィットニアは気温10℃以下になると枯れてしまうため、最低でも室内は15℃以上に保ちましょう。
窓辺は夜になると冷えるので、できれば窓から離して部屋の中心あたりに置くとよさそうです。水やりは夜の時間帯は避けて、暖かい昼間に与えましょう。そのほか、フィットニアは乾燥すると葉がしおれてしまうので、こまめに葉水してあげてくださいね。
フィットニアの育て方についてよくある質問
フィットニアの植え替え時期、頻度はどれくらい?
フィットニアの植え替え時期は5〜9月頃ですが、そのなかでも6〜7月頃がおすすめです。フィットニアは生育が旺盛なので、2年に1回を目安にして植え替えます。古い鉢から根鉢を引き抜いたら土を1/4程度ほぐして、古い根などがあればカットしてくださいね。その後、一回りほど大きな鉢に植え替えます。
鉢植えのフィットニアは、そのまま放置すると根詰まりを引き起こします。元気よく育てるためにも、定期的に植え替えをしましょう。また、2年経たなくても、水はけが悪くなっていたり根詰まりしていることが分かったら、すぐに植え替えてくださいね。
フィットニアが伸びすぎている!剪定しても大丈夫?
フィットニアは、生育期になるとぐんぐん成長して株全体が密集しやすいです。そのため、風通しが悪くなって葉が枯れてしまうこともあります。フィットニアが伸びすぎたら葉や枝を刈り込んで、株全体の風通しをよくしましょう。
そのほか、フィットニアの全体的なバランスも考えて、切り戻し剪定するのもおすすめです。ちなみに、5〜8月頃にカットした枝は、そのまま挿し木にも利用できます。フィットニアを増やしたい方は、剪定した枝を使ってみてくださいね。
フィットニアの増やし方は?
フィットニアは、主に株分けや挿し木で増やすことができます。株分けは5月中旬~7月下旬が適期で、ハサミで2〜3株ほどに分けましょう。そのあとは明るい日陰で暫く管理して、乾燥を防ぐために水やりと葉水をこまめに行ってくださいね。
フィットニアの挿し木の適期は、5月中旬〜8月頃です。茎を10〜15cmほどにカットしたら、葉を2〜3枚だけ残した状態で土に植えます。その後、明るい日陰で2〜3週間ほど管理すれば、新芽が出てくるでしょう。
フィットニアを育ててみよう!

Photo by 10ten…さん@GreenSnap
フィットニアは、くっきりとした葉脈が美しい観葉植物ですね。見た目がコンパクトでおしゃれな雰囲気なので、インテリアとしても活躍します。フィットニアは寒さに弱いことから、冬場は室内で管理することが大切です。冬場の水やりの量にも、配慮してあげましょう。
フィットニアには数多くの品種があるので、お気に入りのものがきっと見つかるはずです。興味があれば、ご自宅のお庭などでフィットニアを育ててみてはいかがでしょうか。