インドゴムノキの育て方や特徴を解説!花は咲く?葉が落ちる原因は?
2024/2/6
インドゴムノキの基本情報
科・属 | クワ科 / フィカス(イチジク)属 |
タイプ | 常緑高木 |
置き場所 | 日当たりと風通しの良い場所 |
水やり | 生育期は土の表面が乾いたらたっぷり、休眠期は控えめに |
耐陰性 | やや弱い |
耐寒性 | 比較的強いが、急激な寒さには注意が必要 |
インドゴムノキとは
Photo by モンステラプラスさん@GreenSnap
インドゴムノキはインド北部からマレー半島原産のクワ科フィカス属の常緑高木です。かつては樹液から天然ゴムを採取していましたが、現在では主に観葉植物として栽培されています。革質で光沢のある濃緑色の葉が特徴で、インテリアとしても人気があります。
インドゴムノキはフィカス・エラスティカという品種の別名です。画像の「フィカス・ティネケ」などの品種もじつは正式名「フィカス・エラスティカ'ティネケ'」なのでインドゴムノキの一つとなります。
インドゴムノキの育て方
日当たり
インドゴムノキは室内で育つ程度の耐陰性はありますが、基本的に日光を好むので日当たりのいい場所に置きましょう。ただし、夏の直射日光は葉焼けの原因になるため、レースカーテンなどで遮光をしてください。
水やり
生育期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、休眠期は水やりを10日に1回を目安に控えめにします。
肥料
肥料は春から秋にかけての生育期に2ヶ月に1回程度、観葉植物用の緩効性肥料を施してください。
剪定
インドゴムノキの剪定時期は4〜10月の間です。できるだけ春に作業するといいでしょう。必要に応じて枝を整理し、形を整えます。
植え替え
インドゴムノキは2〜3年に1回を目安に定期的に植え替えましょう。根が鉢から溢れるほどに成長したら、植え替えのタイミングです。植え替え時期は4〜9月ごろですが、真夏は避けてください。土は市販の観葉植物用培養土などの通気性と水はけの良い土を使用しましょう。
冬越し
インドゴムノキは寒さにやや弱い傾向があるので、日中は日当たりのいい窓辺に置き、夜間は室内の中程に移動してあげると安心です。肥料は与えず、水やりも控えめにしましょう。
病気・害虫
インドゴムノキは基本的に病害虫に強いですが、とくに夏ごろに高温過湿状態になると、ハダニやカイガラムシが発生することもあるので注意しましょう。
インドゴムノキについてよくある質問
インドゴムノキって花は咲くの?
インドゴムノキは花をつけますが、花は花嚢というイチジクのような形の器官の中に隠れて咲くのであまり目立ちません。この独特な花の咲き方は、フィカス(イチジク)属特有のもので、このことからイチジクは漢字で「無花果」と書きます。
インドゴムノキの葉が落ちるのはなぜ?
インドゴムノキの葉が落ちる主な理由は、環境ストレスによるものです。とくに秋から冬への急激な温度変化や水のやりすぎ、直射日光による葉焼け、または栄養不足が原因であることが多いので気をつけましょう。
インドゴムノキの代表的な種類・品種
インドゴムノキ(フィカス・エラスティカ)はその名が省略されて出回りがちですが、以下のようなフィカスの人気品種もじつはインドゴムノキです。例外もありますが、手のひら大の卵型をした葉のフィカス属の植物の大半はインドゴムノキと考えていいでしょう。
- デコラ (F. elastica 'Decora'): 新葉を包む托葉が赤く、濃緑色の厚い葉が特徴。
- ロブスタ (F. elastica 'Robusta'): 光沢のある大きな緑の葉が特徴で、成長が早い。
- バーガンディ (F. elastica 'Burgundy'): 葉が深い赤紫色で、光によって色の深さが変わる。
- デシェリ (F. elastica 'Doescheri'): 緑地にクリームやピンクの斑が入り、葉縁が波打つ。
- トリコロール (F. elastica 'Tineke'): 緑、白、ピンクの斑が入る鮮やかな斑入りの葉。
インドゴムノキの花言葉と風水
インドゴムノキの花言葉は「堅実」や「変わらぬ愛」です。風水では、空気を浄化する効果があるとされ、運気を高める植物としても人気があります。
インドゴムノキのまとめ
インドゴムノキは管理が比較的簡単な観葉植物で、葉の模様やカラーもさまざまなことから、どんなインテリアともぴったり合います。室内で育てる場合は日当たりや季節の気温変化などに気をつければ、初心者でも簡単に育てられますよ。