【ゴムの木の育て方】室内で葉が落ちる、葉が垂れる原因と対処法は?
2023/1/31
ゴムの木の基本情報
科・属 | クワ科フィカス属 |
タイプ | 常緑高木 |
栽培温度 | 10〜30℃(耐寒温度5℃) |
置き場所 | 直射日光を避けた日当たりのいい場所 |
水やり | 春から秋は表土が乾いたら、冬は控えめ |
肥料 | 5〜9月の間2ヶ月に1回 |
ゴムの木の特徴
ゴムの木は、熱帯アフリカやアジアを原産地とするトウダイグサ科の常緑樹です。ゴムの木は200種類以上あり、ウンベラータやベンジャミンなどが代表的な品種とされています。
ゴムの木は、原産地では高さ3mにもなる大木ですが、鉢植えで室内栽培されるゴムの木は大きくても高さ2〜3m程度にまでしか成長しません。そのため、室内のシンボルツリーとしても人気です。
ゴムの木の育て方
ゴムの木の育て方は、土の表面が乾いてからたっぷり水やりすることと、直射日光を避けた日当たりのいい場所に置くことが大切です。春から秋はよく成長するので、緩効性肥料を2ヶ月に1回のペースで与えましょう。
なお、斑入りのゴムの木や葉が薄い品種は、葉焼けを起こしやすいので夏場に日照量に注意してください。
ゴムの木の冬の育て方(冬越し)
ゴムの木は冬の間、休眠期といって成長が緩やかになります。12月から3月の間(気温10℃以下のとき)は、土が乾いてから3〜4日待ってから、暖かい日中に常温の水を与え、肥料はストップしましょう。かわりによく葉水してやると、葉にハリがでて元気に育ちます。
また、ゴムの木の耐寒温度は5℃程度なので、夜間は窓際から離すようにしましょう。暖房の風が直接当たるような場所も避けてください。
ゴムの木の育て方に関するよくある質問
ゴムの木の葉が丸まる原因はなに?
ゴムの木の葉が丸まる原因は、空気の乾燥です。これは葉水(葉に霧吹きをかけること)をよくして日光によく当てると治ります。
部屋の湿度が50%を切り、乾燥しすぎると蒸散(葉の表面から水蒸気を出す作用)を止めようと葉を丸めることがあります。
ゴムの木の葉が垂れる原因はなに?
ゴムの木の葉が垂れ下がるときは、根が適切な酸素や水分を吸収できていない可能性が高いです。つまり、水やりのしすぎによって根腐れが起きているか、水やりをしなさすぎで水枯れしている状態です。
とくに、土が湿っているのに葉が垂れているときは、根腐れの可能性があるので植え替えをしましょう。黒く腐った根を取り除いて、新しい土に植え替えてください。
冬になるとゴムの木の葉が落ちる!復活しますか?
ゴムの木は寒さに弱いため、冬になると葉が落ちることがあります。ただし、本来適切な環境で育てていれば、ゴムの木の葉が落ちることはありません。前述の葉が垂れている状態を放置してしまうと、葉が落ちる原因となります。
1〜2枚ほど葉が落ちてしまっても、完全に枯れたわけではありません。気温が低すぎないか、水やりが多すぎないかなどを見直してあげれば、きちんと復活できる可能性はあります。
ゴムの木の葉が茶色くなるのは葉焼けですか?
ゴムの木の葉が茶色く枯れる原因の多くは、葉焼けです。日照量が多すぎると起きる現象で、葉焼けした部分は元に戻ることはありません。葉焼けしてしまったら、症状の部分は清潔なハサミで切り取って、やや暗い場所に移動させましょう。
ゴムの木は基本的に日陰にもやや強いので、冬場以外は明るい日陰ほどの場所でも育ちます。 なお、冬場に葉が茶色く枯れる現象が起きた場合は、寒さが原因だと思われるので、室内の暖かい場所へ移動させてください。
ゴムの木の室内での育て方は日当たりに注意!
ゴムの木といえば、育てやすさと見た目のおしゃれさから人気のある観葉植物です。しかし、育てやすいといっても、季節に応じたお手入れが大切。
手がかからないというわけではありませんが、育て方のポイントを押さえておかないと枯れてしまうこともあります。
今回ご紹介した方法を参考にして、ゴムの木を元気に育ててください。