【ユーフォルビアの育て方】地植えのコツや冬越しの方法は?
2025/3/17
ユーフォルビアの基本情報
科・属 | トウダイグサ科ユーフォルビア属 |
分類 | 一年草、多年草、低木 |
植え付け時期 | 3〜5月、10〜11月 |
開花時期 | 4〜7月 |
置き場所 | 日当たりのよい場所 |
肥料 | 元肥:不要/追肥:必要 |
ユーフォルビアは地植えできる?耐寒性は?
Photo by min_mamaさん@GreenSnap
ユーフォルビアとは、トウダイグサ科ユーフォルビア属に分類される植物の総称です。
ユーフォルビアは世界中で2000種類ほど存在し、その形態も多肉やサボテンから草花、低木などがあります。観葉植物として人気の品種も多く、この場合は多肉植物のものを指すことが多いです。
アメリカ大陸や東南アジア、地中海沿岸などの乾燥地帯に自生しており、基本的に暑さには強く、多湿と寒さを苦手とします。品種にもよりますが、ユーフォルビアは全体的に耐寒性が低いため、5℃を下回る可能性がある地域での地植えはおすすめしません。
ユーフォルビアの育て方
日当たり
ユーフォルビアは日当たりのよい場所で育てます。また半日陰でも育てることができますが、日によく当てた方が花つきがよくなります。
水やり
鉢植えは、土が乾いてからたっぷりと水やりをします。ユーフォルビアは夏に生育が緩やかになるため、土が乾いてから2〜3日の水やりにして乾燥気味に育てます。夏の水やりは蒸れを防ぐために朝か夜にしましょう。
植え付け
ユーフォルビアの植え付けは、3〜5月または10〜11月頃が適期です。品種によって適期は異なるため、確認してから行いましょう。
用土
ユーフォルビアは基本的に水はけのよい土を好み、市販の山野草の土やサボテン専用培養土が使えます。ユーフォルビアの品種によって最適な用土は異なるため、用土をそれぞれ選ぶとよいでしょう。
肥料
草花や低木種の場合は、追肥として3〜5月と10月に緩効性肥料を少量与えます。ユーフォルビアは多肥を嫌うため、施肥量には注意して与えるようにします。
多肉やサボテン種の場合は、生育期に緩効性肥料を与えるか、月に1回の頻度で液体肥料を施肥します。
切り戻し・剪定
草花や低木種の場合は、咲き終わっ花や伸びすぎた茎を切り落とします。
多肉やサボテン種の場合は、基本的に剪定は必要ありませんが、1〜2年に一回樹形を整えるために茎を切ってもよいでしょう。
病気・害虫
ユーフォルビアは病気に強いですが、品種によってはさび病やうどんこ病に注意します。蒸れないように風通しのよい場所で管理して予防しましょう。
害虫は、アブラムシやカイガラムシに注意します。発見しだい、こすり落とすか殺虫剤を使って駆除してください。
ユーフォルビアの冬越し!耐寒性はどれくらい?
ユーフォルビアの耐寒性は低いため、気温5℃を下回る場合には室内に取り込んで管理するのが一般的です。
また、冬には休眠期に入るので、水やり頻度は控えめになります。2週間に1回を目安に水やりをするとよいでしょう。
ユーフォルビアを地植えで育てるコツ
ユーフォルビアを温暖な地域で育てる、または一年草として地植えする場合、基本的に水やりの必要はありません。自然に降る雨に任せ、様子を見ながら適宜水やりしましょう。
株を植える2週間ほど前に、苦土石灰をまいて耕して土づくりをします。過湿を防ぐためにレイズドベッドや土を盛り上げた石垣をつくり、浅植えにして植え付けてください。倒れたりしないように株元をバークチップや砂利などで覆うとよいです。
ユーフォルビアの植え替え時期はいつ?
ユーフォルビアの植え替え時期は、基本的には春から秋の成長期ころです。根詰まりを防ぐために2〜3年に一回行うようにしましょう。
ただし、植え替えの適期は品種によって異なる場合もあるので注意してください。
ユーフォルビアの育て方まとめ
Photo by 地球に生まれて良かった(ベランダー)さん@GreenSnap
ユーフォルビアは丈夫で育てやすく、品種によって個性的な見た目をしているのが特徴です。お気に入りの品種を見つけて、ぜひこの記事を参考にユーフォルビアを育ててみてくださいね。