【エキナセアの育て方】種まき時期や植え替え時期、冬越しのコツは?
2023/6/9
エキナセアの基本情報
科・属 | キク科ムラサキバレンギク属 |
種まき時期 | 3~5月 または9~10月 |
植える時期 | 4~5月または10月 |
置き場所 | 日当たりのいい場所 |
水やり |
庭植えの場合はほとんど必要なし。鉢植えの場合は土の表面が乾いたら水やりする |
肥料 | 5月、6月、10月頃(月に1回) |
開花時期 | 6〜9月頃 |
エキナセアとは
エキナセアとは、北米原産の多年草(耐寒性宿根草)で、初夏から晩秋にあたる7~9月頃に花を咲かせます。また、ドライフラワーやハーブティーにして楽しまれています。
エキナセアは寒さに強い性質なので、土が凍らなければ屋外でも栽培も可能です。また、耐暑性もあるので、乾燥気味に育てた方が生育がよくなります。
エキナセアの育て方
Photo by りんさん@GreenSnap
エキナセアの育て方は、鉢植え、庭植えでもどちらでも可能ですが、ここではベランダなどでも育てやすいようにプランターを用いて種まきから始める育て方をご紹介します。
日当たり
エキナセアは日光が不足すると開花しづらくなってしまうので、日当たりのよい場所に置いて育てましょう。
種まき
エキナセアの種まき時期は、3~4月もしくは9~10月頃が適期です。
種は育苗箱など、浅めの容器に小粒の赤玉土を入れてそこに種をまき、土が乾かないように水やりをすると2週間ほどで発芽します。
植え付け
本葉が3枚程度育ってきたら、育苗ポットに植え替えします。植え付けるときは、65cmのプランターに3株ほどが目安です。
プランターに鉢底石を敷き詰め、市販の草花用培養土をプランターの上部2cmぐらいを残して敷き詰めます。株と株の間隔を20㎝程度離して植えてください。
水やり
苗を植え終わったらプランターの底から水がたっぷりあふれ出るまで水やりします。普段の水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
肥料・追肥
エキナセアは肥料をほとんど必要としない植物です。
肥料を与えすぎると株が弱り、花つきが悪くなってしまいますので、生育が悪いと思った時だけ、液体肥料を1週間に1度の間隔で与えましょう。
病気・害虫
エキナセアは比較的病害虫が発生しにくい植物です。ただし、多湿が続くと灰色かび病などを発症する可能性があるため、注意しましょう。
エキナセアの冬の育て方(冬越し)
エキナセアは寒さに強いため、冬の寒い時期であっても、土が凍らないくらいの気温で庭植えであれば屋外で冬越しさせることができます。
冬場の気温が氷点下になるような寒冷地であれば、室内に取り込んだり、株元に腐葉土を敷くなどして、寒さ対策をしましょう。また冬の間は水やりを控えましょう。
エキナセアの育て方についてよくある質問
エキナセアの増やし方は?
エキナセアはこぼれ種から自然と株が増えていきますが、株分けをして増やすこともできます。エキナセアの株分けは3~4月頃もしくは9~10月頃が適期です。
株わけのやり方は、まずはスコップを使って根元から掘り上げ、手もしくはナイフなどを使用して株を2~3つに分けます。株分けした株は、必要な場所に植えつけたあと、水をたっぷりと与えましょう。
株分けの注意点として、株分け用には大きい株を選びましょう。小さな株をさらに細かく分けること。もともとの株が小さいのにさらに細かく分けることで、株分けあとに植え付けてもうまく根付かず枯れてしまうことがあります。
エキナセアの切り戻しは必要?
エキナセアは剪定するように切り戻しする作業はありませんが、花が咲き終わったら、すぐに花の部分を切り取ることで、株を弱らせたり、病気にかかったりするのを防ぐことができます。
また枯れた花を花茎ごと切り取ることで、種を作るために栄養が使われず、株元の栄養や体力を温存できるので、次々と新しい花を咲かせ、開花期を長く楽しむことにつながります。
エキナセアの種が発芽しない原因は?
エキナセアの種がなかなか発芽しない場合は、土が乾燥していることが考えられます。エキナセアの種から芽が出るまでは毎日しっかりと水やりをおこないましょう。
しかし、水はけの悪い土壌では「腐敗病」が発生しやすくなります。土壌環境が悪い状態では、たとえ発芽したとしても株が健全に育ちづらいため注意しましょう。
エキナセアの植え替え時期や頻度はどれくらい?
エキナセアを根詰まりしやすいため、鉢植えで育てている場合は、できるだけ毎年植え替えしましょう。
植え替え時期は、植え付け同様に4~5月または10月頃が適期です。根鉢を軽くほぐして古土を落とし、新しい土に植え替えてあげましょう。
エキナセアは種まきからでも育てやすい花!
Photo by チップズママさん@GreenSnap
ドライハーブやハーブティーとしても楽しめるエキナセア。翌年にむけて新しい種を取りたい場合は、花がらをこまめに摘み取って開花を続ける株と、種を採取する株と分けて育てておくといいかもしれませんね。
種まきからでも育てやすいため、初心者の方にもおすすめの花です。