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【エビネの育て方】肥料や土はなにがいい?花が咲かない原因と対処方法は?

2024/3/12

エビネの基本情報

科・属 ラン科/エビネ属
分類 多年草
耐陰性 高い
耐寒性 普通(弱い品種もあり)(耐寒温度:-5度)
植え付け時期 2月〜4月、花後、秋
置き場所 明るい半日陰
肥料 植え付け後に有機性の固形肥料を置き肥、秋と花後に追肥

エビネとは

エビネ

Photo by なすびさん@GreenSnap

エビネはラン科エビネ属に属する多年草で、日本を含む東アジアが原産地です。春咲き品種と夏咲き品種があり、色彩豊かで繊細な花を咲かせることで知られています。

エビネは耐陰性が高く、直射日光を避けた明るい半日陰でも育つため、初心者から上級者まで幅広く楽しめる室内鉢花としても人気です。

エビネの育て方

置き場所・日当たり

エビネは直射日光を避けた明るい半日陰の風通しの良い環境を好みます。庭に地植えするなら常緑樹の木漏れ日が降り注ぐような場所が適していますが、室内の明るい日陰でも育てることもできます。

屋外でも室内でも、夏の強い日差しや西陽は葉焼けの原因となるため注意が必要です。

用土

エビネを育てるときは、鉢植えで育てる場合、市販されている東洋ランまたはエビネ専用の培養土が手軽でおすすめです。地植えする場合は庭土に鹿沼土2割+小粒軽石1割+腐葉土3割を混ぜて耕しておきましょう。

植え付け

エビネの苗を植え付ける時期は3〜4月もしくは10月ごろがおすすめです。

鉢植えの場合、素焼き鉢などの通気性がよい素材で深めの鉢を選びましょう。植え付けるときは根鉢を崩さないように注意しながら苗を鉢の中央に置き、隙間を土で埋めてたっぷり水やりします。苗が安定するまでの間は直射日光を避けた明るい場所で管理しましょう。植物が成長してきたら、風通しの良い半日陰に移動させてください。

地植えする場合は、植え穴を掘り、用土の項目でご紹介した配合に土を整え、苗を置いて土をかぶせます。植え付け後はたっぷりと水やりをしましょう。

水やり

エビネを鉢植えで育てる場合は、春から秋の間は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。冬季は水やりを控えめにしてください。地植えで育てる場合、根付いた後は基本的に水やり不要ですが、日照りが続いてぐったりしているようであれば水やりをしてください。

肥料

エビネの肥料には草花用の緩効性固形肥料がおすすめです。液体肥料を併用するのもいいでしょう。とくに春から夏にかけての生育期には、固形肥料を置き肥として与え、秋と花後には追肥を行います。肥料の与え過ぎは避け、植物の成長に合わせて適量を施しましょう。

剪定

定期的な切り戻しなどの剪定は必要ありませんが、エビネの花が終わったら、枯れた花茎を株元から切り取りるようにしてください。これにより、株のエネルギーを次の成長に向けることができます。

夏越し・冬越し

エビネは品種にもよりますが、暑さにはやや弱いです。鉢植えで育てているなら明るい日陰で風通しのいい場所へ移動しましょう。冬は耐寒性が弱い種類の場合、室内に取り込んでください。耐寒性が高い品種でも霜が降りる地域で地植えしている場合はマルチングや冬越し用のカバーをするといいでしょう。

病気・害虫

エビネは夏から秋にかけてアブラムシやカイガラムシ、ナメクジなどが害虫が発生しやすいです。見つけ次第、適切な方法で駆除しましょう。また、過湿は根腐れの原因となるため、水はけの良い土を使用し、水やりは慎重に行います。

エビネの花が咲かない原因と対処法

エビネが花を咲かせない原因の多くは、水やりか肥料の過不足にあります。

とくにエビネは新芽が伸びてから開花までの期間、水切れを起こすと花が咲きにくくなるので注意しましょう。この時期は土の表面が乾き気味なら早めにたっぷり水やりしてください。

また、肥料は与えすぎもよくありませんが、やはりランの仲間なので花を咲かせるリン酸や茎葉を丈夫にするカリ成分が多く配合されている肥料をやらないと花が咲きにくくなります。汎用的な等分配合の肥料よりは草花用やラン用肥料を使うのがおすすめです。

エビネのまとめ

エビネは管理が比較的容易なランで、日本のような気候でも育てやすい植物です。洗礼された美しい花は和風のインテリアや庭にもぴったりなので、ぜひ育ててみてください。