【月下美人の育て方】鉢植えでないと難しい?シュートの切り方は?
2025/9/3
月下美人の基本情報
科・属 | サボテン科クジャクサボテン属 |
植える時期 | 5~9月 |
置き場所 | 日当たりのよい場所に置く |
水やり | 春~秋にかけてこまめに水やりする。冬は控えめにする |
肥料 | 4~10月 |
開花時期 | 7〜11月 |
月下美人の育て方は鉢植えでないと難しい?
月下美人とは、中南米に生息する多肉植物です。大株に成長することで花が咲きます。
月下美人は暑さには強いですが、寒さや日陰にはやや弱い傾向があります。そのため、鉢植えで育てるのが一般的です。
管理温度さえ気をつければ、育て方もむずかしいということはありませんが、シュートと呼ばれる棒状の茎を切る作業が発生します。
月下美人の育て方
日当たり
月下美人の育て方は、育てる場所が重要です。冬〜春の間は室内の日当たりのよい場所で管理し、それ以降は屋外で育てましょう。ただし、夏場は直射日光を避けて、半日陰に移動させます。
植え付け
月下美人の植え付けや植え替えは、真夏を避けた5〜9月頃が適期です。
植え付けるときは、ポットから株を抜いたら根鉢を崩し、古くなった土や根を取り除きます。やや腰高に植え付ければ完成です。植え付け後は日陰で管理して、少しずつ日光に慣らしていきましょう。
水やり頻度
月下美人はサボテンの仲間ですが、水を好みます。春〜秋にかけては土が乾燥したタイミングで、たっぷり水やりをします。ただし、休眠期の冬場は水やりを控えめにしましょう。
肥料・追肥
月下美人は、生育期に緩効性肥料を月1回のペースで施します。そのほか、即効性の液料を月2回ほど与えましょう。
月下美人におすすめの肥料は、緩効性肥料と液肥です。大株の場合は、リン酸とカリが多く配合された肥料を施すことで、葉や茎が育ちすぎるのを防ぎます。苗木の場合は、チッ素を多く含む肥料を与えることで、株の成長を促進させますよ。月下美人の成長に合わせて、最適な肥料を使いましょう。
病気・害虫
>月下美人は、カイガラムシやアブラムシなどの害虫が発生することがあります。特にアブラムシはつぼみにつきやすく、見つけ次第すぐに駆除しましょう。
月下美人の冬の育て方(冬越し)
Photo by akiさん@GreenSnap
月下美人は寒さに弱い植物で、5℃以下になると弱り、2℃以下だと枯れてしまいます。そのため、冬の時期は、鉢植えを室内に移動させて管理しましょう。室内は最低気温が8℃ほどあると、春以降も元気に育ってくれます。
月下美人の育て方についてよくある質問
月下美人のシュートの切り方は?
月下美人は、株元辺りからシュートという棒状の茎が伸びてきます。そのままにするとぐんぐん伸びるので、シュートが1.5mほどまで伸びたら先端を指やハサミで摘みましょう。シュートは同じ高さにそろえることで、見栄えがよくなります。
月下美人の増やし方は?
切り取ったシュートは挿し木に使うこともできます。挿し木株でも、花を咲かせることもできますよ。
月下美人の花はいつ咲く?
月下美人の開花時期は7~11月頃にかけてで、この時期になると大輪の白い花を咲かせます。
ただし、月下美人の花は一年に一度しか咲かないといわれるほど珍しいほか、夕方に咲き始めて朝にはしぼんでしまう夜咲きの一夜花であるため、よく観察しておく必要があります。
月下美人の花が咲かない原因は?
月下美人の花が咲かないときは、日照時間や水、肥料が不足しているなど、さまざまな原因が考えられます。
月下美人はしっかり冬越しさせ、株を充実させることで、翌年に大輪の花を咲かせます。冬は8度以上の気温を保ち、日当たりのいい場所で管理するよう心がけてください。
また、真夏の間は肥料を絶つことで改善が見込める可能性もあります。
月下美人は鉢植えで育てればむずかしくない!
Photo by ベルちゃんローズさん@GreenSnap
月下美人は、大輪の白い花がなんとも美しいですね。夜になると満開になり、朝になると萎んでしまう一日花です。一年に数回ほどしか花が咲かないので、神秘的ですね。月下美人はサボテンの仲間ですが、育て方などは他のサボテンと大きく異なります。育て方が難しそうと思われがちですが、きちんと育てれば元気よく育ってくれますよ。
月下美人は鉢植えで育てられるので、ベランダなどでも管理できます。ぜひともご自宅で月下美人を育ててみてはいかがでしょうか。