【月下美人の育て方】花が咲かない原因や挿し木で増やせるのかなど
2023/8/6
月下美人の基本情報
科・属 | サボテン科クジャクサボテン属 |
植える時期 | 5~9月 |
置き場所 | 日当たりのよい場所に置く |
水やり | 春~秋にかけてこまめに水やりする。冬は控えめにする |
肥料 | 4~10月 |
開花時期 | 7〜11月 |
月下美人とは?

Photo by チェスさん@GreenSnap
月下美人とは、中南米に生息する多肉植物です。7~11月頃にかけて大輪の白い花を咲かせ、一年に一度しか咲かないといわれています。
月下美人は地植えよりも鉢植えで育てられることが多く、大株に成長することで花が咲くようです。暑さには強いですが、寒さや日陰にはやや弱い傾向があります。
月下美人の育て方
月下美人の育て方は、育てる場所が重要です。冬〜春の間は室内の日当たりのよい場所で管理し、それ以降は屋外で育てましょう。ただし、夏場は直射日光を避けて、半日陰に移動させます。
また、月下美人はサボテンの仲間ですが、水を好みます。春〜秋にかけては土が乾燥したタイミングで、たっぷり水やりをします。ただし、休眠期の冬場は水やりを控えめにしましょう。
月下美人は、生育期に緩効性肥料を月1回のペースで施します。そのほか、即効性の液料を月2回ほど与えましょう。最適な時期と量の肥料を与えることで、美しい花を咲かせることでしょう。
月下美人の冬の育て方(冬越し)

Photo by akiさん@GreenSnap
月下美人は寒さに弱い植物で、5℃以下になると弱り、2℃以下だと枯れてしまいます。そのため、冬の時期は、鉢植えを室内に移動させて管理しましょう。室内は最低気温が8℃ほどあると、春以降も元気に育ってくれます。
月下美人の育て方についてよくある質問
月下美人のシュートは剪定しても大丈夫?挿し木もできる?
月下美人は、株元辺りからシュートという棒状の茎が伸びてきます。そのままにするとぐんぐん伸びるので、シュートが1.5mほどまで伸びたら先端を指やハサミで摘みましょう。シュートは同じ高さにそろえることで、見栄えがよくなります。
また、切り取ったシュートは挿し木に使うこともできます。挿し木株でも、花を咲かせることもできますよ。
月下美人の育て方はむずかしいって本当?
月下美人を育てるのは難しいと思われる方もいますが、実際はそんなことはありません。ただし、月下美人は季節によって育てる場所や水やりなどが変わるため、お手入れしないと花が咲かなくなってしまうこともあります。
月下美人の花が咲かない原因は?
月下美人の花が咲かないときは、日照時間や水、肥料が不足しているなど、さまざまな原因が考えられます。
月下美人はしっかり冬越しさせ、株を充実させることで、翌年に大輪の花を咲かせます。冬は8度以上の気温を保ち、日当たりのいい場所で管理するよう心がけてください。
また、真夏の間は肥料を絶つことで改善が見込める可能性もあります。
月下美人におすすめの肥料は?適切な時期はある?
月下美人におすすめの肥料は、緩効性肥料と液肥です。大株の場合は、リン酸とカリが多く配合された肥料を施すことで、葉や茎が育ちすぎるのを防ぎます。苗木の場合は、チッ素を多く含む肥料を与えることで、株の成長を促進させますよ。月下美人の成長に合わせて、最適な肥料を使いましょう。
月下美人の植え替え、植え付け時期はいつ?
月下美人の植え付けや植え替えは、真夏を避けた5〜9月頃が適期です。
植え付けるときは、ポットから株を抜いたら根鉢を崩し、古くなった土や根を取り除きます。やや腰高に植え付ければ完成です。植え付け後は日陰で管理して、少しずつ日光に慣らしていきましょう。
月下美人につきやすい虫は?
月下美人は、カイガラムシやアブラムシなどの害虫が発生することがあります。特にアブラムシはつぼみにつきやすく、見つけ次第すぐに駆除しましょう。
月下美人をおうちで栽培してみよう!

Photo by ベルちゃんローズさん@GreenSnap
月下美人は、大輪の白い花がなんとも美しいですね。夜になると満開になり、朝になると萎んでしまう一日花です。一年に数回ほどしか花が咲かないので、神秘的ですね。月下美人はサボテンの仲間ですが、育て方などは他のサボテンと大きく異なります。育て方が難しそうと思われがちですが、きちんと育てれば元気よく育ってくれますよ。
月下美人は鉢植えで育てられるので、ベランダなどでも管理できます。ぜひともご自宅で月下美人を育ててみてはいかがでしょうか。