【シロタエギクの育て方】夏越しや剪定時期などを解説
2024/7/18
シロタエギクの基本情報
科・属 | キク科セネシオ属 |
分類 | 多年草 |
植え付け時期 | 7〜8月を除いた年中 |
開花時期 | 6~7月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥:必要/追肥:必要 |
シロタエギクとは

Photo by イッコさん@GreenSnap
シロタエギクは、地中海沿岸原産のキク科セネシオ属の多年草で、葉の表面に白い産毛が生えており銀白色の葉が特徴です。草丈は20〜60cmほどで、6〜7月に黄色い花を咲かせます。
耐寒性がとても強く丈夫で、かつシルバーリーフが美しいため、花壇や寄せ植えのアクセントとしてよく利用されます。また、品種によって葉の切れ込みの深さや形に違いがあります。
シロタエギクの育て方
日当たり
シロタエギクは日当たりと風通しのよい場所で育てます。日照不足になると葉色が緑っぽい色になってしまうほか、徒長枝して見た目が悪くなります。
水やり
シロタエギクは多湿を嫌うため、やや乾燥気味に管理します。鉢植えの場合は、土の表面が乾燥したらたっぷりと水やりをします。地植えの場合は、根付いたあとは基本的に水やりは必要ありません。
種まき・植え付け
種まき
シロタエギクの種まきは、3月下旬〜5月と9〜10月が適期で、発芽適温は15〜20℃です。
種まきの方法は、セルトレイに種をまき覆土したら、底面給水で水やりをします。次に、日陰で土が乾燥しないように管理して発芽後、本葉が2〜3枚になったらポットに植え替えます。そして本葉が5〜6枚になったら植え付けができます。
植え付け
シロタエギクの植え付けは、真夏の7〜8月を除き一年を通して行えます。複数株を植える場合は、株間を30cmほどあけて植え付けてください。
用土
シロタエギクは水はけと通気性のよい土を好みます。市販の草花用培養土や赤玉土小粒6:腐葉土4の配合土が使えます。
肥料
シロタエギクの肥料は、元肥として植え付け時に緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。
追肥は、春と秋に緩効性化成肥料を置き肥します。寄せ植えなどほかの草花と混植している場合は、一緒に植えている草花を基準に追肥してください。
切り戻し・剪定
シロタエギクの剪定は、5月中旬〜6月中旬が適期です。梅雨入り前に、草丈の1/3〜1/2ほどの位置で切り戻します。シロタエギクは、開花前のこの時期に剪定をすることで花を咲かせず、株が弱らないようにするのが一般的です。また、剪定することで新葉が伸びて、美しい草姿を保つことができます。
花を咲かせた場合は、花が終わったら花がら摘みをしてください。
夏越し・冬越し
シロタエギクは高温多湿には弱いため、込み合っている部分があれば随時、剪定をして風通しをよくしましょう。また、花が咲かないように切り戻しをしておくことが、夏越しのコツです。
一方で、耐寒性には優れているため、冬越しは必要ありません。
病気・害虫
病気の被害はほとんどみられません。
害虫は、まれにアブラムシが発生することがあるため、見つけ次第すぐに駆除してください。
植え替え
シロタエギクの植え替えは、真夏の7〜8月を除き一年を通して行えます。生育が旺盛なため、根詰まりしていたらひと回り大きい鉢に植え替えをしてください。
シロタエギクの育て方まとめ

Photo by Jupiterさん@GreenSnap
シロタエギクは美しいシルバーリーフと葉の形が魅力の草花です。夏の管理にさえ注意すれば、とても丈夫で初心者の方も安心して育てることができますよ。ぜひこの記事を参考にシロタエギクを育ててみてくださいね。