【ディルの育て方】種まき時期や収穫時期は?水耕栽培もできる?
2023/6/3
ディルの基本情報
科・属 | セリ科イノンド属 |
種まき時期 | 4~6月、9~10月 |
置き場所 | 日当たりが良く、風通し、水はけのよい場所に置く |
水やり | 庭植えの場合は不要。鉢植えの場合は表面の土が乾いたらたっぷりと水やりする |
肥料 | 春から秋にかけて(月に1回) |
収穫時期 | 3月~7月頃 |
ディルとは

Photo by けいさん@GreenSnap
ディルとは、セリ科でハーブの一種です。細く繊細な葉が美しいのが特徴で、葉、茎、花、種など根以外の全草を食用にすることができます。
種から育てることが多く、基本的に丈夫で育てやすいので、家庭菜園初心者の方も育てやすいハーブです。一年草で、成長スピードが速いのも特徴です。6月頃に黄色い小花を咲かせます。
ディルの育て方(プランターの場合)
ディルの育て方は、種まきで育てるのが一般的とされており、植え替えをすると根のダメージが大きくなるので、途中で植え替えをしないようにしましょう。
ディルの種まきは、春まきなら4月~6月、秋は9月~10月におこないます。秋まきの方が失敗が少ないと言われており、春まきに比べて収穫時期も長くなることから、家庭菜園初心者の方には秋まきをおすすめします。
水やりは、プランターの土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えるようにします。
肥料は植え付け時に「緩効性化成肥料」を土に混ぜておき、真夏以外は、月に1、2回ほど定期的に液体肥料を薄めて与えます。
その他、ディルは摘心と剪定をすることで、葉をより多く収穫することができます。摘心や剪定の目安は草丈20㎝程度になったころ、適度に切り戻しすることで葉と葉が蒸れにくくなり、生長が促されます。草丈が高くなってきたら支柱をたてて安定させましょう。
ディルの育て方(地植えの場合)

Photo by くぅまんさん@GreenSnap
ディルの地植えの場合は、土づくりから始めます。ディルは水はけがよい土を好むので、ご自身で土を用意する場合は、小粒の赤玉土と腐葉土を7対3の割合で混ぜた土を用意します。
ディルの植え付け2週間ほど前に、1㎡あたり苦土石灰を100g混ぜておきます。1週間後に堆肥2㎏と元肥(有機肥料)100gを入れ、土になじませておきましょう。 種まきの方法や育て方は、プランター栽培と基本的に変わりませんが、地植えはプランター栽培と違い、植え付け後の場所を移動できませんので、日中の日当たりの良い場所を確保して植え付けしましょう。
ディルの育て方についてよくある質問
ディルは室内で水耕栽培することもできる?
ディルは室内で栽培することも可能です。その場合は鉢植えのみですが、土を使わず、水と液体肥料だけの水耕栽培で育てることもできます。日当たりと風通しのよい場所に置きましょう。
種のまき床として、水を張る容器と、容器にすっぽりと収まる大きさのスポンジを使用します。スポンジの中心に穴をあけ、その中に種を3~4粒入れたら、1000倍に薄めた液体肥料に浸しておきます。常に種が水に浸る状態であるよう、水が少なくなったら足しましょう。あとは、容器を日当たりと風通しのよいところにおいておくと発芽し始めます。発芽後は、苗から育てる場合と同じように、定期的に追肥し、株元が乾かないようにします。
ディルの種まきの方法は?
ディルの種まきの方法についてご紹介します。ディルの種は筋と筋の間を20㎝間隔であけて筋蒔きにし、発芽後込み合ったところを間引きます。最終的には株間を地植えの場合で20cm間隔、コンテナは18~21cm鉢に1株、65cmプランターで2~3株を目安に植え付けます。
【種まき方法】
1.土を入れて、指で1cmくらいの穴をあけ、そこに3~4粒ずつ種を蒔きます。
2.種を蒔き終わったら土を薄くかけて上から優しくおさえます。
3.種が流れ出ないように静かに水をやります。(発芽までは土の表面を乾燥させないよう、こまめに水やりをしましょう。)
4.置き場所としては、日当たりと風通しのよい場所がおすすめです。
ディルの発芽率はどれくらい?
ディルの種の発芽率は大体85%以上だといわれています。ちなみにディルの種の発芽適温は20℃前後で、発芽までは大体10日前後かかります。
ディルを栽培してみよう!

Photo by Parsleyさん@GreenSnap
葉は魚料理とも相性がよく、種子や花をオイル付けにしたりなど、料理でも幅広く使えるディル。日当たりのよいキッチンの窓辺などがあれば、そこで育てながら料理に使っていくのもいいかもしれませんね。