【デルフィニウムの育て方】冬の管理は?夏越しはできる?
2024/2/14
デルフィニウムの基本情報
科・属 | キンポウゲ科デルフィニウム属 |
分類 | 多年草 |
植え付け時期 | 3〜4月、9月下旬〜10月 |
開花時期 | 5〜6月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥・追肥:必要 |
デルフィニウムとは
Photo by Hi〜さん@GreenSnap
デリフィニウムは、キンポウゲ科デルフィニウム属の多年草で、涼しい山間に生息しており、暑さには弱いです。そのため、日本の高温多湿の夏は越せず一年草として扱われてきましたが、最近では耐暑性に優れた品種も登場しています。
5〜7月頃に花茎を伸ばし、青や紫、ピンク、白色の萼(がく)の中に白く小さな花を咲かせます。また種類は、長い花穂に豪華に花を咲かせるエラータム系、ちらちら花を咲かせ華奢な印象のシネンセ系、二つの中間に当たるベラドンナ系などがあります。
デルフィニウムの育て方
日当たり
デルフィニウムは、日当たりと風通しのよい場所で育てます。成長期にあたる冬に日照不足になると、徒長してひょろひょろになりやすいです。
また、夏は休眠期にあたり日光はあまり必要とせず、デルフィニウムは高温多湿には弱いため、温度管理を優先して涼しい場所で育てるとよいです。
水やり
地植えの場合、水やりの必要はありません。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、午前中にたっぷりと水やりをします。水やりは葉に水をかけないように株元からしましょう。
植え付け
デルフィニウムの植え付けは3〜4月、または9月下旬〜10月が適期です。植え付けの際は、株間を30cm以上あけ、葉が地面に触れるくらい深めに植えることがポイントです。
用土
デルフィニウムは水はけのよい土を好み、市販の草花用の培養土に赤玉土や軽石を混ぜた配合土が適しています。
肥料
デルフィニウムの肥料は、植え付け時に元肥として緩効性肥料を施します。追肥は、春の3月頃に緩効性肥料や液体肥料を与えます。
切り戻し・剪定
デルフィニウムの切り戻し・剪定は、6〜7月が適期です。花後に株元から10cmほどの高さで切り戻して、風通しをよくして夏に備えましょう。また終わった花は、花茎を根元から切り取ります。
夏越し・冬越し
デルフィニウムの夏越しは、花後に切り戻しをしたら、夏は水やりを控えて涼しく風通しのよい日陰で管理します。暖地での夏越しは難しいですが、成功することがあります。
一方で寒さには強く、屋外でそのまま冬越しができます。よく日光に当てて、水やりもしっかりしましょう。
病気・害虫
病気は、立ち枯れ病やうどんこ病にも注意します。多湿になると発生しやすいので、日当たりがよく風通しのよい場所で育てることで予防します。
害虫は、ナメクジやヨトウムシなどに注意し、発見しだい駆除しましょう。
植え替え
デルフィニウムの植え替えは2〜3月が適期です。鉢底から根がでて根詰まりしているようであれば、植え替えをしましょう。
デルフィニウムの育て方まとめ
Photo by raikaさん@GreenSnap
デルフィニウムは高温多湿に弱いですが、寒さに強いため北海道や東北地方では比較的育てやすいでしょう。また青く鮮やかな色の残るドライフラワーとしても人気がありますよ。
ぜひこの記事を参考にデルフィニウムを育ててみてくださいね。