【デイジーの育て方】種まきや冬越しについて紹介
2023/12/22
デイジーの基本情報
科・属 | キク科ヒナギク属 |
分類 | 一年草 |
植え付け時期 | 9月下旬〜10月 |
開花時期 | 12月下旬〜5月上旬 |
置き場所 | 日当たりのよい場所 |
肥料 | 元肥・追肥:必要 |
デイジーとは
Photo by ななひろさん@GreenSnap
デイジーとは、キク科ヒナギク属の一年草で、12月下旬〜5月上旬に次々と花を咲かせます。本来は多年草で、原産地の地中海沿岸では毎年花を咲かせますが、日本では夏の暑さに耐えられず枯れてしまうので、一年草として扱います。
草丈は15〜40cmほどで、伸ばした花茎に直径2〜5cmほどの花を咲かせます。花色は赤やピンク、白などで、多くの系統と品種があります。また種類が豊富で育てやすいことから寄せ植えにも人気です。
デイジーの育て方
日当たり
デイジーは、寒風や霜の当たらない日当たりのよい場所で育てます。多少の日陰でも育ちますが、日照不足になると茎が間延びするほか、花つきが悪くなってしまいます。
水やり
地植えの場合は、基本的に水やりの必要はありません。雨が降らずに乾燥した状態が続くようであれば水をやります。鉢植えの場合は、水切れに注意しながら土の表面が乾いてから水やりをします。
種まき・植え付け
デイジーの種まきは、8月下旬〜9月頃が適期ですが、暑さがある程度収ってから種まきするとよいです。デイジーの種はとても細かいので、水やりや風で飛ばないように注意しましょう。種まきで育てる場合は、開花は3月以降になるでしょう。
苗の植え付けは、9月下旬〜10月が適期で、約20cm間隔ほどで植え付けます。この時期に植えることで、しっかり根を張り冬を越せるようになります。デイジーは、極端な乾燥が苦手なので、株元に腐葉土や堆肥でマルチングするとよいでしょう。
用土
デイジーは水はけと水もちのよい土を好みます。鉢植えの場合は、市販の草花専用培養土で十分育ちます。大きめの花壇に植え付ける場合は、赤玉土小粒5:腐葉土4:牛ふん堆肥1を混ぜた配合土がおすすめです。
肥料
植え付けのときに、元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。開花時期には花つきをよくするために、週に1回ほどの頻度で液体肥料を追肥しましょう。リン酸の成分が多い肥料がおすすめです。
窒素の多い肥料は、葉の生育が旺盛になりますが花つきが悪くなるので、注意してください。
切り戻し・剪定
デイジーは一年草のため、切り戻しや剪定は必要ありません。
夏越し・冬越し
デイジーは、日本の気候では夏越しができません。
またデイジーは寒さに強いですが、冬の寒さの厳しい時期には敷きわらや腐葉土でマルチングするとよいです。また寒冷地では、ビニールや不織布を被せて保温します。
病気・害虫
病気は、菌核病に注意してください。気温の低い時期に多湿の状態になると発生しやすく、株元や地面に菌糸の密集した塊ができます。発生した株は処分して、土壌を消毒しましょう。
害虫は、アブラムシに注意します。発見次第、こすり潰すか殺虫剤を散布しましょう。
植え替え
デイジーは一年草のため、基本的に植え替えの必要はありません。またデイジーは根をよく張り、植え替えに強い性質があるので、植え替えが必要であれば一般的な方法で行えます。
デイジーの育て方まとめ
デイジーは、花の形や色も豊富なので寄せ植えの主役にも引き立て役にもなってくれます。また、咲き終わった花はなるべく早く摘み取ることで、花を次々と咲かせて長く楽しむことができますよ。
ぜひこの記事を参考にデイジーを育ててみてくださいね。