【シクラメンの育て方】水やり頻度、冬の寒さ対策を初心者向けに解説
2023/8/8
シクラメンの基本情報
科・属 | サクラソウ科シクラメン属 |
植え付け時期 | 9〜10月 |
開花時期 | 10〜4月 |
置き場所 | 日当たりと風通しがよい場所で育てる |
水やり | 土が乾いたら随時水やりする |
肥料 | 元肥は不要/追肥は10〜3月 |
夏越し | 夏場は雨の当たらない日陰へ移動させ、こまめに水やりする |
シクラメンの育て方は初心者にはむずかしい?
Photo by ロミさん@GreenSnap
シクラメンには、ガーデンシクラメンやミニシクラメンなどのさまざまな品種があり、育て方もそれぞれ異なります。多くのシクラメンは室内で育てますが、ガーデンシクラメンは寒さにも強いことから、屋外でも楽しめることが魅力です。シクラメンの楽しみ方を決めてから品種を選ぶことで、うまく育てられるでしょう
シクラメンの育て方
日当たり・置き場所
シクラメンは、室内の日当たりのよい窓際で管理するとよいです。エアコンは苦手なので、風が直接当たるような場所には置かないようにしましょう。
用土
シクラメンは水はけのいい土を好みます。市販の草花用培養土でも十分に育ちます。
植え付け・植え方
シクラメンの植え付け時期は、9〜10月頃が適期です。球根の植え方ポイントは、1/3程度が土から見えるように植え付けることです。
水やり頻度
鉢植えのシクラメンを室内で育てている場合、基本的には土が乾燥したらたっぷり水を与えましょう。
シクラメンは水不足になると茎がだんだん倒れてくるので、水やり頻度は重要です。
なお、水やりする際は葉や茎、球根に水がかからないよう注意し、株元へそっと水を与えましょう。鉢底から水を吸い上げる底面球水鉢を使うのもおすすめです。
肥料
シクラメンへの追肥は、花が咲いている間のみ必要です。シクラメン専用の肥料もしくは草花用の窒素の少ない液体肥料を、2週間に1回ほど与えましょう。
植え替え
シクラメンの植え替え時期は、秋が適期といえます。一回りほど大きな鉢やスコップ、剪定バサミなどの道具を予め用意して、植え替えの作業をしてくださいね。
シクラメンの育て方についてよくある質問
シクラメンの苗を買うときのポイントはある?
長い間シクラメンを楽しむためにも、よく観察していい個体を選びましょう。シクラメンの苗を買うときに見るポイントは、葉の数と葉の大きさや形です。
シクラメンは葉の数だけ花を咲かせるとされています。葉の数が少ないものは、花の数も少なくなるので注意しましょう。
次に葉の形や大きさをみて株の健康状態を確認します。形のいびつで奇形な葉がある場合は生育環境が悪かった可能性があります。また、大きい葉ばかりの株は避けるようにしてください。大きな葉と小さな葉がバランスよくあれば、新しい葉が出てきていて生育旺盛な株であるといえます。
シクラメンの花が咲かない!葉っぱだけになる原因は?
Photo by lasfloresMariさん@GreenSnap
シクラメンを育てていると、時期になっても花が咲かないことがあります。葉っぱだけになる原因の一つは、日照不足かもしれません。シクラメンは日光に当たることで花もちがよくなります。ただし直射日光は苦手なので、初夏〜秋の時期は半日陰で風通しのよい場所で育ててあげましょう。
またシクラメンは、乾燥や過湿が苦手なので、水やりの量が多すぎても少なすぎてもよくありません。日頃からシクラメンを観察して、適量を与えるとよいです。
そのほか、夜の気温差に注意しましょう。シクラメンの適温は5〜20℃ほどですが、室内でも窓際は気温がグッと下がることがあります。冬の夜間は段ボールに入れるなど寒さ対策をするといいでしょう。
シクラメンは地植えで育てることもできる?
シクラメンにはいくつもの品種があり、ガーデンシクラメンなら地植えでも育てることができます。ガーデンシクラメンは寒さに強く、-5℃ほどまでなら耐えられます。ただし、-5℃以下になると枯れてしまう可能性が十分あるので、注意しまよう。
シクラメンは種まきから育てることもできる?種の取り方は?
シクラメンは鉢植えのものが多いですが、実は種から育てられます。シクラメンの種まきは5〜6月、または9〜11月頃が適期です。適度に間隔を空けて種をまきますが、寒すぎたり20℃以上だと発芽しません。そのため、種まきは室内で行い育てるとよいでしょう。
種を採取する場合は、花が終わってから種が完全に熟すまでそのままにしておいてくださいね。シクラメンの種を採取したら乾燥させて、冷暗所に保管しておきましょう。
シクラメンの育て方は夏と冬で異なる!
Photo by ブルーさん@GreenSnap
シクラメンは多くの品種が寒さに弱いため、冬の間は室内の日当たりのいい場所で育てますが、夏は日陰に移動させます。屋外で寄せ植えを楽しみたい場合は、ガーデンシクラメンを選ぶとよいでしょう。品種によって特徴や育て方が違うので、好みの品種を探してみてくださいね。