【初心者向け!シクラメンの育て方】葉っぱだけ伸びる原因は?
2024/8/16
シクラメンの基本情報
科・属 | サクラソウ科シクラメン属 |
植え付け時期 | 9〜10月 |
開花時期 | 10〜4月 |
置き場所 | 日当たりと風通しがよい場所で育てる |
水やり | 土が乾いたら随時水やりする |
肥料 | 元肥は不要/追肥は10〜3月 |
夏越し | 夏場は雨の当たらない日陰へ移動させ、こまめに水やりする |
シクラメンの育て方は初心者にはむずかしい?

Photo by ロミさん@GreenSnap
シクラメンには、ガーデンシクラメンやミニシクラメンなどさまざまな品種があります。それぞれの品種によって育て方が少しずつ異なりますが、基本的には暑さにも寒さにもあまり強くないため、室内で鉢植え管理するのが一般的です。
ただし、ガーデンシクラメンは比較的寒さに強いため、屋外で寄せ植えなどで楽しめまれることもあります。
どのようにシクラメンを楽しみたいか、どの品種を育てたいのかを先に考えて、それに合った品種を選びましょう。
シクラメンの育て方
日当たり・置き場所
シクラメンは、日当たりの良い室内の窓際で育てると元気に育ちます。ただし、エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。
用土
シクラメンは水はけのいい土を好みます。市販の草花用培養土でも十分に育ちます。
植え付け・植え方
シクラメンの植え付け時期は、9〜10月頃が適期です。植えるときに球根の1/3程度が土から出るようにすると、球根が腐りにくくなります。
水やり頻度
鉢植えのシクラメンは、基本的には土が乾燥したらたっぷり水を与えます。またシクラメンは、乾燥や過湿が苦手なので、水やりの量が多すぎても少なすぎてもよくありません。日頃からシクラメンを観察して、適量を与えるとよいです。
なお、水やりをするときは葉や茎に直接水がかからないように注意し、株元にそっと水を注ぎます。底面給水鉢を使うと水やりが簡単で便利です。
肥料・追肥
シクラメンへの追肥は、花が咲いている間のみ必要です。シクラメン専用の肥料もしくは草花用の窒素の少ない液体肥料を、2週間に1回ほど与えましょう。
病害虫
シクラメンに多い害虫はアブラムシやハダニ、病気は灰色カビ病や根腐れです。予防には適切な風通しや水やり、病害虫防除剤の使用が効果的です。
シクラメンの育て方についてよくある質問
シクラメンの苗を買うときのポイントはある?
長い間シクラメンを楽しむためにも、よく観察していい個体を選びましょう。シクラメンの苗を買うときに見るポイントは、葉の数と葉の大きさや形です。
シクラメンは葉の数だけ花を咲かせるとされています。葉の数が少ないものは、花の数も少なくなるので注意しましょう。
次に葉の形や大きさをみて株の健康状態を確認します。形のいびつで奇形な葉がある場合は生育環境が悪かった可能性があります。また、大きい葉ばかりの株は避けるようにしてください。大きな葉と小さな葉がバランスよくあれば、新しい葉が出てきていて生育旺盛な株であるといえます。
シクラメンの花が咲かない!葉っぱだけ伸びる原因は?

Photo by lasfloresMariさん@GreenSnap
シクラメンを育てていると、時期になっても花が咲かないことがあります。葉っぱだけになる原因の一つは、日照不足かもしれません。シクラメンは日光に当たることで花もちがよくなります。ただし直射日光は苦手なので、初夏〜秋の時期は半日陰で風通しのよい場所で育ててあげましょう。
シクラメンの葉が黄色くなる原因は?
シクラメンの葉が黄色くなる原因は、水不足、過湿、日照不足、肥料不足などが考えられます。特に、水やり頻度や水やりの仕方によっては枯れる原因にもなるので要注意です。
シクラメンの冬の寒さ対策はどうしたらいい?
シクラメンは寒さに弱いため、冬の夜の気温差に注意しましょう。シクラメンの適温は5〜20℃ほどですが、室内でも窓際は気温がグッと下がることがあります。冬の夜間は段ボールに入れるなど寒さ対策をするといいでしょう。
なお、夏の管理方法は注意点がたくさんあるので、別記事を参考にしてください。
シクラメンは地植えで育てることもできる?
シクラメンにはいくつもの品種があり、ガーデンシクラメンなら地植えでも育てることができます。ガーデンシクラメンは寒さに強く-5℃ほどまでなら耐えられます。ただし、-5℃以下になると枯れてしまう可能性が十分あるので、注意しまよう。
シクラメンの育て方は夏と冬で異なる!

Photo by ブルーさん@GreenSnap
シクラメンは多くの品種が寒さに弱いため、冬の間は室内の日当たりのいい場所で育てますが、夏は日陰に移動させます。屋外で寄せ植えを楽しみたい場合は、ガーデンシクラメンを選ぶとよいでしょう。品種によって特徴や育て方が違うので、好みの品種を探してみてくださいね。