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【クルクマの育て方】球根の植え方や増やし方などを解説

2023/8/21

クルクマの基本情報

科・属 ショウガ科・ウコン(クルクマ)属
タイプ 多年草
植える時期 5月中旬
開花時期 5〜10月
育てる環境 日当たりが悪いと株が成長しないため、なるべく日当たりがいい場所で育てる。
肥料 成長が活発になる7月下旬~10月上旬になると、月に2.3回水やり代わりに液肥を与える。
夏越し・冬越し 耐暑性があるので夏の対策は不要。寒さには弱いため、冬場は室内で管理するか球根を掘り上げる。

クルクマの育て方

クルクマ たくさん

Photo by みゃんみゃんさん@GreenSnap

日当たり

日当たりがよく水はけのいい場所で育てましょう。日照時間が不足すると、花つきが悪くなり、花立ち本数も少なくなります。鉢植えで育てるなら、日の当たるベランダや屋外がおすすめです。

土づくり

水はけがよく肥沃な土を好むため、赤玉土小粒7、腐葉土3の割合の用土が合います。市販の培養土を使っても問題ありません。

球根の植え付け

球根の植え付けは、GWが過ぎた5月中旬ごろが適しています。気温が低い時期に植え付けを行うと発芽が遅くなるので、しっかりと暖かくなるまで待ちましょう。やや長い球根のため深い穴を掘り、覆土は球根の頭から4~5cmほどです。

水やり

クルクマは、乾燥を嫌い土が乾いてしまうと生育が悪くなるため、土の表面が乾いてればたっぷりと水やりをしましょう。

鉢植えの場合、夏場の水やりは鉢底からあふれるほどあげるようにしてください。生育期間中はとくに乾燥を嫌うため、毎日水やりしましょう。朝と夕方の2回与えてもよいでしょう。地植えの場合でも、土が乾いているようであれば水を与えましょう。

肥料

クルクマは多肥栽培を好みます。高温期はとくに肥料を必要とするので覚えておきましょう。元肥は土をやわらかくする、腐葉土やピートモスなどの有機物を、土の量に対して3割ほど施します。さらに、緩効性化成肥料を少量でいいので全層によく混ぜ合わせるよう施しておいてください。

生育期にあたる与えます。追肥を行うことで、葉色が濃くなり、花の色も引き立つようになるでしょう。

剪定・切り戻し

花が咲いたあと、花柄摘みを行う必要はありません。花色が悪い花が気になる場合は、花梗の付け根から切りましょう。

夜温が下がる10月中旬~下旬になると、生育速度が鈍くなります。開花の途中で生育が止まることもあるので、その場合は切り花にして暖かい室内に入れると花を楽しめます。

夏越し・冬越し

クルクマは暑さに耐性があるため、夏越しの対策は必要ありません。反対に、寒さには弱く、気温10℃を下回る場所では枯死する恐れがあるので、対策が必要です。暖地の場合でも冬は室内で育てるか、球根を掘り上げて保管するようにしてください。

球根を掘り上げるのは、11月中旬ごろが適しています。土が乾いているほうがいいので、晴天が3~4日ほど続いた日に掘り上げましょう。 クルクマは球根の形に特徴があり、丸い球根の下から根のような小さな球根が数個ぶら下がっています。小さな球根はミルクタンク(水球)と呼ばれるもので、生育に必要な養分を蓄えているので切り離さないように注意してください。

球根を掘り上げたあとは葉をつけたまま、水洗いをして泥を落とし日陰で乾燥させます。2~3週間すると葉が枯れ、球根と分離するので紙袋に入れましょう。10℃以下にならない暖かい場所で紙袋を保管して冬を越します。時々でいいので、カビが生えていないかチェックするようにしましょう。

植え替え

室内で冬越しをしたクルクマは、春に植え替えをします。球根に付いた土は落として、新しい用土に植え付けましょう。

クルクマの増やし方

クルクマを増やすには分球が適しており、冬越し前の株上げをしたタイミングで行います。1個の株に3~4個の子球根まで増えることもあるので、切り取って植えて数を増やしましょう。

根のようについている小さな球根(ミルクタンク)を切り取らないように注意しましょう。養分貯蔵体となる大切なところなので、根の繋がった発芽体部分から株分けしてください。

クルクマの育て方まとめ

ピンクや紫などの艶やかな花を咲かすクルクマは、鑑賞期が2ヶ月ほどあり、長く楽しめることが魅力です。暑さには強いので夏の間は心配いりませんが、寒くなっても植えっぱなしのままだと枯死する可能性があるので対策を忘れないようにしましょう。

クルクマは庭で楽しむのはもちろん、切り花としても楽しんでみてください。