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きゅうりは連作障害に注意!水やり頻度や育て方を初心者向けに徹底解説

2024/5/17

きゅうりの基本情報

科・属 ウリ科きゅうり属
タイプ つる性一年草
栽培難易度 ふつう
植える時期 苗の定植は5~6月(種まきは4~5月)
収穫時期 6~9月
栽培場所 日当たりと風通しのよい場所。やや酸性で、水はけと保水性のよい土を好む。
水やり頻度 鉢植えの場合はこまめに水やりする。地植えの場合は土が乾いていたらたっぷりと。
連作障害 あり

きゅうりは初心者にも育てやすい野菜?

きゅうり 花Photo by きよしさん@GreenSnap

きゅうりは夏を代表する野菜の1つ。水分が豊富で、体温を下げてくれる効果があるため、夏にたくさん食べたい野菜です。1株でも収穫量が多く、人工授粉をしなくても次々実をつけてくれるのも嬉しいポイント。

きゅうりの育て方自体はそれほどむずかしくありませんが、支柱を立てたり、誘引したり、摘心したりと作業が多いため、栽培難易度はふつうといわれています。

生育旺盛なつる性植物なので地植えが育てやすいですが、植える場所がなければ大きめのプランターでも栽培できます。

きゅうりの育て方

栽培場所

きゅうりは日当たりがよく、風通しの良い場所を好みます。根が広がりやすいため、プランター栽培の場合は特に、根の伸びるスペースを確保するようにしましょう。

種まき

きゅうりの種まき時期は、4〜5月頃が適期です。発芽には25℃以上の気温が必要となるため、十分にあたたかくなってから種をまきましょう。

種から栽培する場合は、まずポットで育苗するといいでしょう。1つのポットに3粒ずつくらいを目安に、種の間隔を少しあけてまいてください。

植え付け

苗の植え付け時期は、5〜6月頃が適期です。

種から子葉が発芽した頃に1本間引き、本葉が生えてきた頃にもう1本間引き、1本立ちにします。その後、本葉が3枚ほど生えてきたら定植のタイミングです。ここまでに、種まきから約1か月要します。

土に高さ10cm、幅70cmほどの畝をつくり、根鉢と同じ程度の穴を堀って、そっと定植していきます。苗同士の間隔は50cmほどあけるようにしましょう。

土づくり

きゅうりは水はけのいい、弱酸性~中性の土を好みます。市販の野菜用培養土で問題ありません。

また、きゅうりは栄養分を好むため、露地栽培の場合は定植前に堆肥や有機肥料を少量施しておくとなおいいです。

水やり頻度

きゅうりは水を好むため、乾燥させないように注意しましょう。特に夏場は水切れしやすいため、状況に応じて、朝晩と2回水やりする方がいいかもしれません。

また、株元へわらや黒ビニールを敷くなどして、乾燥防止対策を取るのもおすすめです。

肥料

きゅうりは養分を好むため、苗の植え付け2週間後から収穫するまでの間、2週間に1回の頻度で追肥(化成肥料)が必要となります。

支柱立て

きゅうりはつるが伸びるため、苗の定植後に支柱を立ててあげる必要があります。

長さ2mほどの支柱を、畝の両側に立て、人の顔の高さあたりで2本を交差させ、紐などで固定します。

誘引

きゅうりのつるが伸び始めたら、つるが地面に触れないように支柱に沿って誘引します。

特に誘引方法に決まりはありませんが、麻紐などを使って茎と支柱を8の字結びなどで固定します。このとき、茎を痛めないように、少しゆとりをもたせてあげるといいでしょう。

摘心

きゅうりの草丈が自分よりも大きくなりはじめたら、作業をしやすくするためにも、顔と同じ高さあたりで摘心するといいでしょう。

下から数えて6節ほどのわき芽を摘み取り、それより上から生えている子づるは葉を2枚ほど残して、そのさきは摘心します。こうすることで、病気になりにくく、収量も増えていきます。

収穫

きゅうりの収穫時期は6〜8月です。収穫のタイミングの見極めについては、こちらの記事を参考にしてください。

病気・害虫

きゅうり栽培では、うどんこ病やべと病、褐斑病などの病気に注意が必要です。

きゅうりをプランターで栽培するときの注意点

きゅうりは一苗に対して広めのスペースを要します。そのため、プランターで栽培するときは、なるべく大きい容器を用意し、余分な水が排出されるよう、鉢底に穴が開いているものを選んでください。

プランター栽培では、あまり横に広がらない節なり型の品種を選ぶのもおすすめです。

また、露地栽培よりも水切れや肥料切れを起こしやすい点にも注意が必要です。

きゅうりの育て方についてよくある質問

きゅうりの水不足のサインは?

きゅうりの水不足のサインは、実が曲がること。

きゅうりは実のほとんどが水分のため、収穫期には多くの水を必要とします。地植えでも土の表面が乾いたら、涼しい時間にたっぷり水をやりましょう。

プランターは乾燥しやすいので、夏場は1日2回、朝と夕方に水やりしてください。コンクリートの上やベランダで栽培しているとかなり乾燥するので、広めに敷いた人工芝の上にすのこを置き、その上にプランターを乗せて、さらにバークチップなどでマルチングをすると乾燥を防げます。

きゅうりは人工受粉させる必要がありますか?

きゅうりは受粉しなくても実をつけるので、人工受粉は必要ありません。

きゅうりは連作障害を起こしますか?

きゅうりは連作障害を起こします。地植えの場合は2〜3年空けてから同じ場所に植えてください。

きゅうりを栽培したあとに植える野菜は、ほうれん草、玉ねぎ、にんにくなどがおすすめ。これらは秋から育てる野菜なので、きゅうりの収穫が終わってすぐに植えることができます。また、きゅうりの後にネギを植えると、野菜を病気から守る効果が期待できます。

きゅうりを栽培したあとには、同じウリ科の野菜や、人参、大根は植えないようにしましょう。

鉢植えの場合は毎年土を入れ替えて、新しい土で育ててください。

連作障害に注意して、きゅうりを栽培しよう!

きゅうり トマトPhoto by クローバーさん@GreenSnap

生でそのまま食べてもおいしいきゅうりは、調理の手間がかからない、主婦(夫)に優しい野菜です。とくに収穫したてのきゅうりの美味しさは格別!ぜひ自宅できゅうりを栽培して、スーパーでは買えない取れたてきゅうりを味わってみてくださいね。