【キュウリの育て方・基本情報】
2023/4/30
キュウリの基本情報
科・属 |
ウリ科キュウリ属 |
タイプ |
つる性一年草 |
植える時期 |
種まきは4~5月、苗の定植は5~6月 |
栽培場所 |
日当たりと風通しのよい場所。 やや酸性で、水はけと保水性のよい土を好む。 |
水やり |
鉢植えの場合はこまめに水やりする。 地植えの場合は土が乾いていたらたっぷりと。 |
肥料 |
収穫期には2~4週間に1回程度、野菜用の肥料を与える。 |
収穫時期 |
6~9月 |
キュウリとは
Photo by きよしさん@GreenSnapキュウリは夏を代表する野菜の1つ。水分が豊富で、体温を下げてくれる効果があるため、夏にたくさん食べたい野菜です。
1株でも収穫量が多く、人工授粉をしなくても次々実をつけてくれるのも嬉しいポイント。
生育旺盛なつる性植物なので地植えが育てやすいですが、植える場所がなければ大きめのプランターでも栽培できます。
キュウリの育て方
キュウリの育て方のポイントは、水やり。キュウリは乾燥を嫌うので、収穫期には土が乾きすぎないように育てましょう。
●種まき:4~5月
●苗を植える時期:5~6月
●植える場所:日当たりと風通しのよい場所。
●収穫:実の成長が早いので収穫期には毎日観察し、15〜20cmくらいで収穫する。
●肥料:収穫期に、地植えなら月に1回程度、プランターでは2週間に1回程度、野菜用のものを規定量与える。
キュウリの育て方についてよくある質問
キュウリはプランターや鉢植えでも育ちますか?
キュウリはプランターでも育てられます。
プランターはなるべく大きいものを用意し、余分な水が排出されるよう、鉢底に穴が開いているものを選んでください。
土はホームセンターなどで手に入る「野菜の培養土」を使うと簡単。プランター栽培はスペースが狭いので、あまり横に広がらない「節なり型」の品種を育てるのがおすすめです。
大きめの支柱を用意し、そこにキュウリのつるを誘引させましょう。窓の外側にネットを張り、そこにつるを誘引すると緑のカーテンにもなりますよ。
プランターは地植えよりも肥料切れを起こしやすいです。肥料が切れると実つきが悪くなるので、収穫期には2週間に1回程度の頻度で、野菜用の肥料を規定量与えましょう。
キュウリの水不足のサインは?
キュウリの水不足のサインは、実が曲がること。
キュウリは実のほとんどが水分のため、収穫期には多くの水を必要とします。地植えでも土の表面が乾いたら、涼しい時間にたっぷり水をやりましょう。
プランターは乾燥しやすいので、夏場は1日2回、朝と夕方に水やりしてください。コンクリートの上やベランダで栽培しているとかなり乾燥するので、広めに敷いた人工芝の上にすのこを置き、その上にプランターを乗せて、さらにバークチップなどでマルチングをすると乾燥を防げます。
キュウリはどんな手入れが必要ですか?
苗を植え付けたあと、キュウリの葉が7枚出てくるまでは花を取り除いて、つるを育てましょう。
キュウリは無理に誘引しなくても、自分で支柱やネットにつるを絡ませて伸びていきます。混み合っている場所のつるや葉を切ったり、ネットや支柱の空いている場所につるを誘引したりして、つるや葉が混み合わないように育てましょう。 枯れた葉は適宜取り除きます。葉の表面に粉のような斑点がついている場合は、蒸れて病気になっている可能性があるので、そのような葉はすぐに取り除いてください。風通しが悪くなると病気が発生するので、注意しましょう。
キュウリは受粉しなくても実をつけるので、人工受粉は必要ありません。
キュウリは連作障害を起こしますか?
キュウリは連作障害を起こします。地植えの場合は2〜3年空けてから同じ場所に植えてください。
キュウリを栽培したあとに植える野菜は、ほうれん草、玉ねぎ、にんにくなどがおすすめ。これらは秋から育てる野菜なので、キュウリの収穫が終わってすぐに植えることができます。また、キュウリの後にネギを植えると、野菜を病気から守る効果が期待できます。
キュウリを栽培したあとには、同じウリ科の野菜や、人参、大根は植えないようにしましょう。
鉢植えの場合は毎年土を入れ替えて、新しい土で育ててください。