【春菊のプランター栽培】種まき時期や収穫時期はいつ?花は食べられる?
2024/7/3
春菊の基本情報
科・属 | キク科シュンギク属 |
栽培難易度 | かんたん |
種まき/植え付け時期 | 3月中旬〜4月中旬、9月上旬〜10月中旬 |
収穫時期 | 4月中旬〜6月、10月中旬〜12月 |
生育適温 | 15〜20℃ |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥:必要、追肥:必要 |
春菊とは

Photo by アンディさん@GreenSnap
春菊はキク科シュンギク属の一年草で、独特の香りとほのかな苦味が特徴の葉物野菜です。栄養価が高く、鍋物や和え物などによく利用されます。葉の切れ込みの深さで大葉種、中葉種、小葉種に分類され、中葉種が最も一般的です。
春菊はプランターでも手軽に栽培できるので、家庭菜園初心者にもおすすめです。初心者の方は、病害虫の発生しにくい秋まきから始めるとよいでしょう。
春菊の育て方
日当たり
春菊は日当たりと風通しのよい場所で育てます。生育適温は15〜20℃ほどと冷涼な気候を好むため、夏の栽培は適していません。
種まき
春菊の種まきは、春まき3月中旬〜4月中旬、秋まき9月上旬〜10月中旬が適期です。プランターは深さ15cm以上あるものを選んでください。
種まきの方法は、プランターに土を入れて、深さ1cmほどの溝を10cm間隔でつくります。溝に種を1cm間隔で重ならないように蒔き、軽く土を被せてたっぷり水やりをします。
種まき後は水切れしないように管理して、1週間ほどで発芽します。
用土
市販の野菜用培養土や、赤玉土小6:腐葉土3:バーミキュライト1の配合土が使えます。
肥料
春菊の肥料は、元肥として植え付け時に緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。追肥は、2回目の間引きのあとから始めて、2週間に1回の頻度で与ます。化成肥料を条の間にまき、表面の土をほぐして混ぜ込んでください。
水やり
春菊の水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。春菊は乾燥に弱いので水切れに注意してください。
間引き
春菊は2回間引きを行いましょう。間引きをした苗も食べることができます。
1回目の間引きは、本葉が1〜2枚の頃に株間が2〜3cmになるように間引きします。2回目の間引きは、本葉が4〜5枚の頃に株間が5〜6cmほどになるように間引きをします。2回目の間引きのあとは、追肥をして土寄せをしておきましょう。
また、摘み取り種の春菊は本葉が6〜8枚になった頃、株間が10〜20cmほどになるよう間引きをしてください。
摘心
摘み取り種の場合は、草丈が20cmほどになった頃に株元の葉を下から4〜5枚残して、主枝の先端をハサミで切り取ります。摘心をすることで、わき芽が伸びてより収穫できるようになります。
収穫
春菊の収穫時期は、春まき4月中旬〜6月、秋まき10月中旬〜12月頃です。種まきから30〜50日経ち、草丈が20〜25cmほどになった頃が目安です。丸ごと収穫するタイプのものは、株元から引き抜くか、ハサミで切り取りましょう。
摘み取り種は、下葉を3〜4枚残してハサミを使って収穫をしてください。数週間後に残した葉からわき芽が伸びて再び収穫ができます。2回目の収穫からは、新しく生長したわき芽の葉を2〜3枚残して収穫をします。
病気・害虫
春菊は比較的、病気の被害が少ないですが、多湿の環境ではうどんこ病やベト病などが発生しやすいです。日当たりと風通しのよい場所で管理して、予防してください。
害虫は、春はアブラムシ、秋はヨトウムシやネキリムシに注意します。こまめに観察し、発生したらすぐに薬剤を散布しましょう。
春菊の育て方でよくある質問
春菊の花は食べられる?

Photo by あんこさん@GreenSnap
春菊の花に有毒成分はないので食べることができますが、苦味が強いので、天ぷらにしたり、みそ汁に入れたり、飾りとして楽しみましょう。ただし、花が咲くと葉や茎が硬くなるので、葉を食べるつもりなら花芽は早めに摘み取ります。
春菊の育て方まとめ
春菊は、プランター栽培ができお手入れも簡単なので、家庭菜園にぴったりの野菜です。摘み取り種を選ぶことで、こまめに収穫して長い期間おいしい春菊を味わえますよ。今回の記事を参考に、ぜひ春菊を育ててみてくださいね。