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【クロトンの育て方】枯れる原因や毒性についても解説

2023/6/7

クロトンの基本情報

科・属 トウダイグサ科クロトンノキ属
タイプ 常緑植物
栽培温度 最低10℃以上
置き場所 直射日光の当たる室内の窓際
水やり 鉢植えの場合は、夏場はこまめに水やりする。冬は水やりを控える
肥料 4月、5月、6月、9月、10月
冬越し 暖かい室内に移動させる

クロトンとは

クロトンPhoto by MADANIさん@GreenSnap

クロトンとは、マレー半島や太平洋諸島を原産とする常緑低木です。あざやかな葉の色と葉の形が変化するのが特徴で、エキゾチックな観葉植物として魅力的です。

日当たりのよいあたたかい場所に置いて育てると葉色が美しくなります。日本の沖縄など温暖な地域では、屋外でも冬越しできます

クロトンの育て方

クロトンは、美しい葉色をキープするためにも、日当たりのよい暖かい場所に置いて育てるのが基本です。

室内では、窓際など朝日が差し込む場所など午前中に日光の当たる場所を選びましょう。ただし、直射日光に長時間当たりすぎると、葉焼けの原因になるので、西日が当たる場合なども含めて、レースカーテンで一部光を遮るなど日光量を調節しましょう。

春から秋など、気温が10℃を下回らない季節であれば、屋外でも育てることができますが、普段から屋外と室内に出し入れすると紫外線量が変化して生育に影響が出るので、一か所に決めて育てましょう。

クロトンの水やりですが、春〜夏の生育期にかけては、土の表面が乾いていたら、鉢底から水が流れ出るまで、たっぷりと水やりをしましょう。

クロトンの肥料は、生育期に2か月に1度、長期間でゆっくりと効くタイプの緩効性肥料を土に混ぜ込んでおく、または水に薄めた液肥を、2週間に1度のペースで水やりもかねて与えます。クロトンは基本肥料が無くても育ちますが、肥料を与えてあげることで生育が早くなり、株全体が健全に育ちやすくなります。冬場は生育ペースが衰えますので、肥料は必要ありません。

クロトンの冬の育て方(冬越し)

クロトンはもともと熱帯地方原産の植物なので、日本で冬越しさせるには、いくつかのポイントがあります。

  • 最低10℃以上の気温を確保できる場所に置く
  • クロトンは気温が10℃を下回ると、徐々に葉を落として枯れていきます。

    暖房の効いた室内では、風通しをよくすることにも気を配りましょう。風通しが悪くなることで、根腐れや病害虫が発生することもあります。

  • 乾燥気味に管理する
  • クロトンは気温が下がるにつれて成長が徐々に緩慢になり、休眠期に入っていきます。夏場の成長期は根っこからぐんぐん水を吸いますが、冬場は水分を吸い上げる力が弱まり、夏場と同じように水を与えていると、常に土や根っこが湿っている状態が続き、根腐れを起こすことがあります

    冬場は水やりを控え、乾燥気味に管理することで、根腐れを防ぐだけでなく、株全体の耐寒性を高めることにもつながります。

  • 日当たりのよい場所に置いて育てる
  • 冬場でもクロトンの美しい葉色を保つためです。また、冬場室内に取り込んでいたクロトンを、春になって屋外に出したときに、屋外の強い直射日光に急に当たることで起こる「葉焼け」を防ぐためにも、一年を通してほどよい日光に当てて育てることが重要です。

    クロトンの育て方についてよくある質問

    クロトンには毒性があるって本当?

    クロトンの茎を折ると、白い樹液が出ます。この樹液には「ジテルペンエステル」という成分が含まれており、これは人の皮膚に付着すると皮膚がかぶれたり、ペットや小さな子どもが誤って口に入れると中毒症状を起こすことがあります

    クロトンの茎を切るなど作業をするときは手袋をして、ペットや乳幼児の手のふれない場所に置くなど注意しましょう。

    クロトンはどれくらい大きくなるの?

    クロトンは生育環境が整い、剪定しないままにしておくと、葉が繁り3mほどまで大きくなるといわれています。ただし、樹高は50cm程度までしか大きくならないものもあり、どれくらい大きくなるかはクロトンの品種によって違いがあります。

    クロトンの花が咲き終わったあとは?

    クロトンは、冬場気温が低くなる時期と、株が古くなってきたときに下葉が落ちてきます。このように下葉が落ちて枝だけになりますが、株自体は生きています。

    そこで、株元と地面の境目の茎を刈り取る(切り戻し)をすることで春になるとまた刈り取った部分から新芽が吹き出し、葉が増えていきます。

    クロトンの葉が枯れる、落ちる原因は?

    クロトンが枯れてしまう原因は、主に「寒さ」「根腐れ」「日照不足」です。

    寒さは、栽培温度の10℃を下回ると葉が落ち、管理状態が悪いとやがて枯れてしまいます。

    根腐れは、水やりのしすぎで根っこが弱り、株全体が弱って枯れてしまいます。

    日照不足は、葉の色を悪くするだけでなく、株全体が弱り、結果葉が落ちて枯れてしまうことにつながります。

    クロトンを室内で育ててみよう!

    クロトンPhoto by juntano802さん@GreenSnap

    クロトンを元気に育てるポイントはずばり、「寒さ対策」「水やり」「日当たり」とこの3つにつきます。できるだけ午前中のやわらかな日差しに当て、夏場と冬場の気温の差を少なくし、水やりの頻度を工夫しながら育てましょう。

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