【クランベリーの育て方】枯れたらどうする?挿し木の成功率は?
2024/8/2
クランベリーの基本情報
科・属 | ツツジ科スノキ属 |
植える時期 | 2〜3月、11月 |
置き場所 | 明るい日陰の場所に置く |
水やり | 庭植えは夏に水やり、鉢植えの場合はこまめに行う |
肥料 | 2月、7月、9月 |
収穫時期 | 9〜12月 |
クランベリーは鉢植えで育てるのがおすすめ!

Photo by もこもこさん@GreenSnap
クランベリーとは、ツヤのある赤い実をつける植物です。5〜6月頃にかわいらしい小さな白い花を咲かせ、冬には紅葉します。
秋〜冬頃にたくさんの実がなり、強い酸味と渋みのある味が特徴です。そのため、生食よりもジャムや果実酒などに加工して楽しまれます。
なお、クランベリーは耐寒性はあるものの、耐暑性はやや弱いです。近年は猛暑が長引いていることもあるため、鉢植えで管理すると、必要があれば室内に取り込むことができて便利です。クランベリーの育て方
日当たり
クランベリーは冷涼な気候を好むため、午前中は日があたり、午後は明るい日陰になるような場所での管理が適しています。特に真夏の強すぎる日光が長時間当たらないように注意してください。
用土
クランベリーは水はけのいい、酸性の土を好みます。市販の園芸土に、砂利や必要があれば有機肥料を少し混ぜておくといいでしょう。
植え付け・植え替え
クランベリーの植え付け時期は、2〜3月頃です。植え替え時期も同じで、鉢植えの場合は2年に1回程度の頻度で鉢を一回り大きなものに変えましょう。
水やり
クランベリーは湿気を好むため、土が乾燥しないようにこまめに水やりします。夏は特に水切れに注意してください。
肥料
肥料は、2月、7月、9月頃に有機肥料または化成肥料を施します。
剪定
クランベリーの剪定時期は通年です。混み合った株などがあれば、適宜間引きましょう。
収穫
クランベリーの収穫時期は9〜11月頃です。生食には向かないため、加熱するなどして食すといいでしょう。
病害虫
病気には強い方ですが、カイガラムシや葉を食害するハマキムシなどが発生するようです。
クランベリーを鉢植えするときの注意点

Photo by はなびさん@GreenSnap
クランベリーは暑さに弱いことから、風通しのよい涼しい場所で育てるとよいです。また、成長するとツルがぐんぐん伸びてくるので、ハンギングタイプの鉢を使うと果実が地面に触れることを防げます。
鉢植えのクランベリーは、1年に1回のペースでひと回り大きめの鉢に植え替えます。植え替えないと根詰まりを引き起こすことがあるので、気をつけてくださいね。
また、ベランダで育てるときは、室外機の温風に注意しましょう。
クランベリーの育て方についてよくある質問
クランベリーが枯れたときはどうしたらいい?
クランベリーは気温30℃以上の場所で育てたり、水切れを起こすと枯れてしまいます。クランベリーは一度枯れてしまうと復活することが難しいようなので、枯れてしまう前に対策をしましょう。
クランベリーは夏場の暑さが苦手なので、室内に移動させるか日陰で管理してくださいね。また、クランベリーは水を好むため、こまめに水やりします。ただし、葉が落ちてしまうのは、水やりの量に原因があるようです。そのため、元気よく育てるためにも、一年を通してメリハリのある水やりを心がけてくださいね。
クランベリーの冬越しのやり方は?
クランベリーは寒さに強い傾向があり、冬場でも屋外で育てられます。寒気に当たることで実がなる習性があるので、鉢植えでも屋外で管理しましょう。ただし、クランベリーの葉は霜に当たることで傷むため、気をつけてくださいね。
クランベリーは室内でも育つ?
クランベリーも他の植物のように室内でも育ちます。室内で管理することで暑さ対策になり、冬場は霜対策にもなるでしょう。けれど、クランベリーは寒気に当たることで花や実がつきやすいため、ずっと室内というよりも、適度に屋外で育てた方がよさそうです。
クランベリーの増やし方は挿し木がおすすめ?
クランベリーは挿し木や株分けで簡単に増やすことができ、挿し木の適期は6月頃で、株分けは2月中〜下旬頃が適期です。挿し木は成功率が高く、発根率は70%ほどと言われています。
クランベリーをおうちで栽培してみよう!

Photo by sunshineさん@GreenSnap
クランベリーは育て方も簡単で、家庭菜園でも人気のある植物です。シンボルツリーのように大きく育たず、コンパクトでかわいらしい雰囲気が楽しめます。また、初夏になると花が咲き、冬になると鮮やな紅葉を楽しめますよ。
お庭などで育てれば、ジャムなどに加工しておいしく楽しめますね。ぜひともご自宅でクランベリーを育ててみてはいかがでしょうか。