sp logo
カート

キーワードで商品を探す

【とうもろこし栽培】種まき時期やプランターでの育て方を解説

2024/10/3

とうもろこしの基本情報

科・属 イネ科トウモロコシ属
栽培難易度 ふつう
種まき時期 4〜5月(生育適温:20〜30℃)
収穫時期 7〜8月
栽培する場所 日当たりと風通しのいい場所
水やり 露地栽培の場合は1週間に数回ほど。プランター栽培はこまめに水やりする
肥料 元肥と追肥が必要

とうもろこしとは

トウモロコシ 1本

Photo by UFOさん@GreenSnap

とうもろこしはイネ科トウモロコシ属の野菜で、世界三大穀物に数えられ世界中で栽培されています。太い茎と大きく広がる葉が特徴で、寒さには弱いですが育てやすく、プランター栽培もできて初心者の家庭菜園におすすめです。

とうもろこしの種まき時期はいつ?

とうもろこしの種まき時期は4〜5月頃が適期で、発芽気温は25〜30℃です。種まきから収穫まで約90日ほどかかります。

種まきの方法は、深さ3cmの植え穴を30cm間隔で掘り、1穴に3粒ずつ種まきします。種の上に土を被せ、手で軽く抑えて土と種を密着させたら完了です。

とうもろこしの育て方

日当たり

温暖な気候を好みます。日当たりのいい場所で栽培しましょう。

土づくり

中弱酸性〜弱アルカリ性の土を好みます。

種まきの2週間前に、1㎡あたり70〜100gの苦土石灰をまき、その1週間後に、1㎡あたり2〜3kgの堆肥や100〜150gの化成肥料をすき込み、畑をふかふかに耕します。

幅80cm高さ15cmほどの畝を平行に2列以上つくり、土に水やりをして湿らせておきます。畝はマルチングしておくとなおよいです。

間引き

本葉が2枚出たら各穴から1本間引き、本葉が4〜5枚ほど出たら各穴からもう1本間引きます。株元にハサミを入れて間引くといいでしょう。

水やり

種まき直後はたっぷり水やりしましょう。その後は頻繁に水やりする必要はなく、1週間に2回程度水やりします。

肥料・追肥

とうもろこしの肥料は5月下旬頃になったら、マルチングをはずして追肥します。1株あたり30〜50gほどの化成肥料をすき込み、溝の土を使って必ず土寄せしてください

追肥と同時に土寄せすることで、不定根と呼ばれる株を倒れにくくする根が複数出てきて、株が安定してくれます。

その後、6月下旬頃にも同様に追肥します。

人工受粉

7月上旬頃に、茎の先端についている雄穂と、茎の途中から出ている雌穂の花粉をつけ、受粉させます。雌穂が開花したら、雄穂の下あたりを軽く叩いて花粉を落としましょう。

雌穂の整理

7月中旬頃になったら、一番上についている雌穂以外は取り除きます。つけ根を折るかハサミで切り落としましょう。

収穫

残った雌穂のひげが茶色く枯れてきたら収穫しましょう。収穫についての詳細は、こちらの記事を参考にしてください。

病気・害虫

アブラムシの発生に注意してください。アブラムシは光るものに弱いため、銀テープ入りのマルチングなどを用いるのも一つの対策です。

プランター栽培のとうもろこしの育て方

トウモロコシは、十分な日当たりを確保できればベランダなどで栽培することも可能です。

トウモロコシをプランターで育てる場合は、深さ60cm以上の大型プランターを利用しましょう。これは根が深く真っすぐ伸びるため、底が浅いプランターだと根詰まりを引き起こすためです。

それほか、植え方や管理方法は、露地栽培と同じです。しっかり受粉させるためにも、最低でも2株以上を植えてください。

とうもろこしは8月にも種まきができるって本当?

とうもろこしの「抑制栽培」をする場合は、7月下旬〜8月下旬に種まきをして栽培します。抑制栽培とは、収穫時期を通常よりも遅らせる栽培方法です。

とうもろこしの場合は秋に収穫することでより甘く、うまみが長持ち長持ちする穂が収穫できます。ただし、早生品種は向いておらず、熟期が85日以上の草勢の強い品種を選ぶようにしましょう。

とうもろこしの育て方についてよくある質問

とうもろこしの種は何日で発芽する?発芽率を上げるコツは?

トウモロコシは種まき後、10〜14日ほどで発芽することが多いです。トウモロコシの発芽率を上げるには、芽出しするとよいでしょう。

芽出しの方法は、種を2〜3時間ほど水につけたら冷蔵庫で保管します。その後、トレーに湿ったガーゼなどを敷いた上に種を置きましょう。5〜7日程度すれば発芽するようなので、この方が失敗しにくいです。

とうもろこしのわき芽はどうする?

トウモロコシのわき芽は、そのままで問題ありません。わき芽を取り除くと根張りが悪くなったり花粉の量が減ってしまうなど、あまりよい影響はないようです。

とうもろこしは違う品種を植えても大丈夫?

トウモロコシは同じ品種で受粉させる必要があるため、異なる品種を同時に栽培しないようにしてください。

とうもろこしは自然受粉する?受粉しないとどうなる?

トウモロコシは自然受粉をすることもありますが、しっかり受粉しないと実が歯抜け状態になる可能性があります。歯抜けのないしっかりした実を収穫するためにも、人工受粉させてあげることをお勧めします。

とうもろこしをプランターや露地栽培で育ててみよう!

トウモロコシ 畑

Photo by noriさん@GreenSnap

トウモロコシは甘い風味なことから、さまざまな料理で活躍する夏野菜ですね。広大な畑で栽培するイメージですが、実はプランターでも育てられます。最適なサイズのプランターを使うことで、ご自宅のベランダなどでも栽培できます。

興味があれば、ぜひともご自宅でトウモロコシを育ててみてくださいね。ちなみにトウモロコシは収穫してから時間が経つと糖度が失われるため、早めに食べるのがおすすめです。