【クレマチスの育て方】鉢植えの植え替え時期は?冬越しのコツは?
2024/9/6
クレマチスの基本情報
科・属 | キンポウゲ科センニンソウ属 |
植える時期 | 12〜2月 |
開花時期 | 4〜10月 |
育てる場所 | 日当たりと風通しのよい場所に置く |
水やり | 庭植えは特に必要なし。鉢植えの場合はこまめに水やりする |
肥料 | 3月上旬~10月 |
クレマチスの寿命はどれくらい?
Photo by ちなママさん@GreenSnap
クレマチスとは、美しい花を咲かせるつる性植物です。花色のバリエーションが豊富で、鉢植えや地植え、ハンギングバスケットなどで楽しめます。
なお、クレマチスの寿命はとても長く、育て方さえ間違えなければ20年以上もつこともしばしばあるといわれています。
クレマチスには一季咲きと四季咲きがあり、一季咲きは3~5月、四季咲きは5〜7月と10月頃に開花時期の見頃を迎えます。系統や種類などによって、育て方などにも少し違いがあります。
クレマチスの育て方
Photo by 京てまりさん@GreenSnap
日当たり
クレマチスは日当たりのいい場所を好みます。ただし、暑さには弱いため、真夏の間は直射日光を避けた半日陰となる場所で管理することが好ましいです。
種まき
クレマチスの種まき時期は2〜3月頃です。
用土
クレマチスは水はけと保水性のいい、アルカリ性の土を好みます。市販のクレマチス用の培養土が好ましいです。
肥料
元肥として、鉢植えの場合は緩効性肥料を、地植えの場合は堆肥などの有機肥料をすき込みます。また、追肥として、2月と10月頃に固形肥料を株元に施します。
水やり
クレマチスは乾燥を嫌うため、土の表面が乾きはじめたらたっぷり水やりします。
地植えの場合はさほど頻繁に水やりする必要はありませんが、鉢植えの場合は、特に夏の水切れに注意しましょう。
切り戻し・剪定
クレマチスの剪定時期は品種によって異なります。詳しくはこちらの記事を参照ください。
病気・害虫
クレマチスは、風通しが悪いとうどんこ病などにかかることがあります。そのほか、アブラムシなどの被害に遭うこともあるようです。病害虫を見つけた場合は、すぐに対策することをおすすめします。
クレマチスの花が咲いたあとの手入れ
クレマチスは、花が終わったあとそのままにしていると花芽がつきません。そのため、花が終わったら花がらを摘み、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
新枝咲きクレマチスの場合は、一番花が咲き終わった頃に半分くらいを残して切り戻すことで、二番花や三番花がつきやすくなります。
新旧枝咲きクレマチスは、開花シーズンが終わって枯れてきたタイミングで新芽が出ない枝は取り除きましょう。
クレマチスの冬越しの方法は?
クレマチスは寒さに強い傾向があるため、屋外で冬越しできます。翌年にきれいな花を咲かせるためには、冬の寒さに当てることがポイントなんです。
クレマチスは休眠期になると落葉しますが、春には新芽が出てきます。休眠期は枯れたように見えますが根は生きている状態なので、定期的に水やりするようにしましょう。
クレマチスは3月から花が咲くまでに水切れすると、花の数が減ってしまうようです。そのため、この時期に水切れしないように気をつけましょう。
クレマチスの育て方についてよくある質問
鉢植えクレマチスの植え替え時期は?
クレマチスは真夏以外に植え替えできますが、休眠期の12~2月中旬頃が適期です。ただし、基本的には植え替えを嫌う植物なので、地植えで育てる際は植え替えはしません。
鉢植えの場合は、2年に1回のペースで植え替えしましょう。長期間そのままの状態だと、土の中で根腐れを引き起こすことがあります。水やりしての水を吸収しにくくなってしまい、根詰まりの原因になるので注意しましょう。
大きくなった鉢植えクレマチスは地植えにしても大丈夫?
2年目以降の苗であれば、鉢植えから地植えにすることもできます。ただし、根が繊細な植物ですので、移植の際は根鉢を傷つけないようにていねいに行いましょう。
クレマチスの育て方は冬越しが肝心!
Photo by せれすさん@GreenSnap
クレマチスは美しい花を咲かせる植物。育てるのが難しそうに見えますが、冬の寒さに充てることさえ忘れなければ、初心者の方でも育てやすく、開花時期や花色などもさまざまです。
つる性植物なので、鉢植えはもちろん寄せ植えやハンギングバスケットなどで楽しめますよ。クレマチスは種類ごとに雰囲気も異なるので、ぜひともお気に入りを見つけて育ててみてはいかがでしょうか。