【サイネリアの育て方】種まき時期や冬越し・夏越しのコツを解説
2024/9/27
サイネリアの基本情報
科・属 | キク科ペリカリス属 |
分類 | 一年草 |
植え付け時期 | 9〜4月 |
開花時期 | 11~5月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥:必要/追肥:必要 |
サイネリアとは
Photo by 花子はなこさん@GreenSnap
サイネリアは、カナリア諸島原産のキク科ペリカリス属の多年草です。ただし、暑さに弱く、日本の夏を越えられないため一年草として扱われます。
草丈は20〜60cmほどで、寒さには強く、冬を彩る鉢花として人気があります。開花時期は11〜5月と長く、紫やピンク、黄、茶、複色など花色も豊富にあります。また、地際から伸びる互生の大きな葉も特徴的です。
サイネリアの種まき時期
サイネリアの種まき時期は9〜10月で、発芽適温は15〜25℃です。土を入れた育苗ポットに種をまき、発芽に日光が必要なため土は被せず、土が乾かないように管理します。葉が6枚以上になったら、鉢に植え付けます。
サイネリアの育て方
日当たり
サイネリアは、日当たりと風通しのよい場所を好みます。
水やり
サイネリアの水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。開花時期に当たる冬は、水切れを起こしやすいので注意しましょう。
植え付け
サイネリアの植え付けは、9〜4月が適期で、9月がおすすめです。一回り大きい鉢に植え付けます。
用土
サイネリアは水もちがよく有機質が豊富な土壌を好み、市販の草花用培養土が使えます。水もちが十分でないときは、ピートモスを配合しておくとよいです。
肥料
サイネリアの肥料は、植え付けの際に元肥としてリン酸が多めの緩効性肥料を土に混ぜておきます。追肥は、生育期の9〜翌年4月の間、液体肥料を10日に1回ほど与えます。
切り戻し・剪定
サイネリアの剪定は、枝が混み合ってきたら古い葉や重なり合っている葉を切り落として、日当たりと風通しをよくしましょう。
夏越し・冬越し
サイネリアは夏越しが難しいため、一年草として扱われます。しかし、室内に移し、生育適温である20℃前後の涼しい環境をで育てれば、夏越しできるかもしれません。
サイネリアの耐寒温度は0℃ほどで、関東以西であれば屋外で冬越しができます。霜や雪の当たらないように軒下や室内で育てましょう。
病気・害虫
病気は、うどんこ病や灰色かび病に注意します。多湿の状態が続くと発生しやすくなるので、日当たりと風通しのよい場所で育てて予防します。
害虫は、アブラムシやコナジラミなどに注意し、すす病の原因となるので発見しだい駆除してください。
植え替え
サイネリアは一年草として扱うため、植え替えは必要ありません。
サイネリアの増やし方
サイネリアは、挿し芽で増やすことができます。挿し芽は、4月下旬〜5月が適期です。新しく伸びた茎を2節以上残して、ななめに切り取ります。
葉を2〜3枚だけ残して切り落としたら、挿し穂の切り口を水に1時間ほどつけます。赤玉土に挿して、発根するまで明るい日陰で土が乾かないように管理してください。
サイネリアを長持ちさせる育て方は?
サイネリアは日光を好むので、日当たりが悪いと花数が減ったり、生育が悪くなるため、よく日の当たる場所で育ててください。
また、雨や雪、霜に当たると痛むので、軒下に置くとよいです。
サイネリアを室内や屋外で育てるコツは?
サイネリアを鉢植えにして室内で育てる場合は、日当たりと風通しのよい場所において育てるようにしましょう。また、冬場は暖房の風が直接当たらないように注意してください。
次に、冬に氷点下にならない地域であれば屋外で育てることができます。雨や雪、霜に当たると傷むので、日当たりのよい軒下におきましょう。
サイネリアの育て方まとめ
Photo by momoさん@GreenSnap
サイネリアは開花時期が長く、花色もとても豊富で、冬の寒い時期に室内を彩る鉢花として人気があります。肥料を定期的にあげることで、茎葉が見えなくなるほどたくさんの花を咲かせてくれるでしょう。
ぜひこの記事を参考にサイネリアを育ててみてくださいね。