【チョコレートコスモスの育て方】地植えで冬越しできる?増やし方は?
2024/3/27
チョコレートコスモスの基本情報
科・属 | キク科コスモス属 |
分類 | 多年草 |
植え付け時期 | 4月〜5月 |
開花時期 | 6月〜11月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのいい場所 |
肥料 | 元肥が必要 |
チョコレートコスモスとは?

Photo by toshi17さん@GreenSnap
チョコレートコスモスは、メキシコ原産のキク科コスモス属の多年草です。独特のチョコレートのような深い赤や紫がかった色合いの花が特徴で、花色だけでなく香りまでチョコレートに似ています。
他のコスモスと違って宿根草のため毎年花を楽しむことができ、小型のため鉢植えでも楽しめます。原種のほか、キバナコスモスなどと交配した園芸品種もあり、色や形態が多様化しています。
栽培環境・日当たり
チョコレートコスモスは日光を好む植物で、生育期の4〜11月は日当たりのよい場所で栽培します。ただし夏場は強い直射日光を避け、半日陰で育てましょう。日当たりと風通しが悪いと徒長したり病気になりやすくなるので、日当たりと風通しのいい環境が大切です。
種まき・植え付け
チョコレートコスモスは種でなく株や球根で植えつけます。植え付け時期は4〜5月です。日当たりと風通しのいい場所を選び、鉢植えなら6号鉢以上の大きな鉢を用いましょう。原種は過湿に弱いため、植え付ける用土に軽石なども加えて水はけを良くしましょう。
用土
チョコレートコスモスは有機質に富んだ水はけのいい土を好みます。市販の花用培養土でも問題ありません。原種を育てる場合は、過湿対策として軽石を少し混ぜるとよいでしょう。
肥料・追肥
チョコレートコスモスは、元肥として緩効性肥料を施した後、基本的には追肥は必要ありません。ただし、生育が悪い場合は5〜10月に液肥で追肥しましょう。原種のチョコレートコスモスの場合は7〜8月は肥料を与えません。
水やり
チョコレートコスモスは乾燥した気候を好むため、水やりは控えめにします。生育期の4〜11月は土が乾いたらたっぷり水やりし、休眠期の12〜3月は控えめにしますが、乾き過ぎには注意が必要です。
切り戻し・剪定
チョコレートコスモスは、8月中旬に切り戻すと花つきが良くなり、秋にも開花が期待できます。株元から10〜20cm程度の高さで切り戻しましょう。
夏越し・冬越し
チョコレートコスモスは、夏は強い日光と高温多湿に注意が必要です。冬は地上部が枯れますが、寒さに弱いので地植えの場合は霜が直接あらないようにマルチや敷き藁で保護しましょう。
病気・害虫
チョコレートコスモスは、株が蒸れるとうどんこ病が発生しやすくなります。また、害虫では、アブラムシやホコリダニに注意しましょう。ホコリダニは高温多湿の環境が続くと発生します。害虫が発生した株を取り除いたり、薬剤を使って対処してください。
植え替え
鉢植えのチョコレートコスモスは、2〜3年に1度の品っおで植え替えが適切です。4〜5月に新芽が出る頃が植え替えのタイミングとなります。古い土を落として、新しい用土で植え付けましょう。
増やし方
チョコレートコスモスは、種をつけないため、挿し木によって増やします。挿し木に適した時期は6月です。
チョコレートコスモスの育て方まとめ
チョコレートコスモスは、そよ風に揺れるシックな花姿が人気のお花です。適した環境で育てれば、5月から11月にかけて、コンパクトな株から次々と花が咲く様子をお楽しみいただけますよ。ぜひご自宅のガーデニングに取り入れてみてくださいね。