【ニラの栽培】種まき時期は?プランターの深さはどれくらい必要?
2024/2/1
ニラの基本情報
科・属 | ヒガンバナ科ネギ属 |
栽培難易度 | かんたん |
種まき時期 | 3~4月、9~10月 |
植え付け時期 | 5月中旬〜6月中旬、9〜10月 |
収穫時期 | 4〜10月 |
栽培場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥・追肥:必要 |
ニラはプランター栽培もかんたん!
Photo by ちかぶんさん@GreenSnap
ニラは、中国西部が原産のユリ科ネギ属の野菜で、独特の香りと栄養価の高さが特徴です。多年草なので、一度植えると4〜5年間は同じ場所で収穫ができます。また、病害虫に強く丈夫で育てやすいため、家庭菜園初心者にもおすすめです。
なお、ニラはプランター栽培も可能です。プランターのサイズは、幅65cm深さ30cm以上のものがおすすめです。
ニラの育て方
日当たり
ニラは日当たりと風通しのよい場所を好みますが、耐陰性もあるので半日陰でも栽培ができます。また、強い日差しに当たると葉が固くなる性質があり、日光を避けて育てると柔らかい葉が収穫できます。
種まき
ニラの種まきは春まきの3〜4月、または秋まきの9〜10月が適期で、発芽適温は17〜22℃です。
用土を入れた育苗ポットに種を4〜5粒まき、苗を育てていきます。まいたニラの種の上に土を被せて軽くおさえ、密着させるようにしてください。発芽までは、土が乾燥しないように管理しましょう。
植え付け
ニラの植え付けは、5月中旬〜6月中旬、9〜10月が適期です。ニラは複数株まとめて植えた方が生育がよく、草丈が20cm以上になったら、2〜3株ずつをまとめて植え付けます。
プランター栽培の場合は、幅65cmほどのプランターに5株ほどを目安にしましょう。露地栽培の場合は、30cm間隔で植え穴を掘って、根鉢を崩さず植え付けます。そのあとたっぷり水やりをします。
用土
ニラは水はけのよい肥沃な土を好みます。プランター栽培であれば、野菜の培養土を使うとよいです。
また、ニラは酸性の土壌を嫌うため、地植えの場合は土づくりをしましょう。植え付けの2週間前に苦土石灰を土に混ぜて耕し、1週間前に堆肥や元肥を混ぜ込んでおきます。
肥料
肥料は、植え付け時に元肥として有機肥料や緩効性化成肥料を施しておきます。植え付けから1ヶ月後の株に対し、6〜9月下旬にかけて追肥します。
水やり
プランター栽培の場合は、土の表面が乾燥したら水やりをします。露地栽培の場合は、基本的に水やりは必要ありませんが、雨が降らず乾燥しているようであれば水やりをします。
また、とくに種まきから発芽まで、植え付け直後から根付くまでは土を乾燥させないようにこまめに水やりをしましょう。
剪定・整枝
ニラの栽培に剪定や整枝は必要ありませんが、秋の収穫が終わって葉が枯れてきたら地際で葉を刈り取ります。刈り取ったあとは、土寄せをして冬越しをします。
収穫
ニラの収穫は、4〜10月の成長期のあいだに草丈が20cm以上になったら収穫できます。ハサミやナイフで株元から刈り取り、4〜5回ほど収穫を楽しめます。
病気・害虫
病気は、さび病などかびが原因となる病気に注意します。高温期に風通しが悪いと発生しやすいので、被害のある株は取り除いて処分しましょう。
害虫は、アブラムシやハダニ、ヨトウムシなど葉を食害する虫に注意し、発見しだい駆除してください。
ニラの栽培でよくある質問
ニラの種まきから発芽までの日数はどれくらい?
ニラの種は、1〜2週間ほどで発芽します。
ニラは植えっぱなしでも育つ?
ニラは連作障害がでにくいかつ多年草であるため、植えっぱなしにしても2〜3年は繰り返し収穫を楽しむことができます。
ただし、プランターの場合は特に同じ土だと、徐々に苗が細くなっていきます。美味しい立派なニラを味わうためにも、2〜3年に1度は土を入れ換えましょう。
ニラのプランター栽培に挑戦しよう!
Photo by サバトラのはなさん@GreenSnap
ニラは、一度植えると長期間収穫が楽しめ、栽培もとても簡単なので家庭菜園初心者にもおすすめの野菜ですよ。ぜひこの記事を参考にニラを育てて、たくさん収穫してくださいね。