【セロリの育て方】自家栽培は難しい?種まき時期や収穫時期を解説
2024/11/28
セロリの基本情報
科・属 | セリ科オランダミツバ属 |
栽培難易度 | ふつう |
植え付け時期 | 7月中旬〜8月 |
収穫時期 | 10月中旬〜11月 |
置き場所 | 風通しのよい半日陰 |
肥料 | 元肥:必要/追肥:必要 |
セロリとは
Photo by pipiさん@GreenSnap
セロリは、セリ科オランダミツバ属の一年草で、葉や茎を食用とする葉物野菜です。草丈は30〜75cmほどで、冷涼な気候と適度に湿り気のある土壌を好みます。
独特の香りを持ち、サラダやスープの香りづけ、漬物、炒めものなど、さまざまな料理に利用できます。
セロリの植え付け
セロリ苗の植え付けは、7月中旬〜8月が適期です。苗は本葉が7〜8枚ほどのものを選びます。
植え付けの際は、直根性のため根を崩さないように行って、株間は30cm以上空けましょう。
セロリの育て方
日当たり
セロリは、風通しのよい半日陰で育てます。冷涼な気候と適度な湿り気を好むため、夏は日陰で管理して、水切れしないように注意しましょう。
用土
プランター栽培の場合は、市販の野菜用培養土が使えます。
またセロリは酸性の土壌を嫌うため、地植えの場合は酸度調整をしましょう。植え付けの2週間前に苦土石灰をまいて耕し、さらに1週間前に堆肥や緩効性化成肥料をまいて耕します。
肥料
セロリの肥料は、植え付け時に元肥として堆肥や緩効性肥料を土に混ぜておきます。追肥は、植え付けの2週間後から、1カ月に1〜2回の頻度で化成肥料、または鶏ふんや油かすを与えます。
水やり
プランター栽培の場合は、土が乾燥しやすいので1日1回水やりをします。地植えの場合は、1週間前以上雨が降らなければ水やりをしましょう。また、夏は乾燥しやすいので、敷きわらをして土壌の水分の蒸発を防ぎます。
病気・害虫
病気は、軟腐病や葉枯病、斑点病に注意します。セロリは涼しい気候を好み、気温25℃以上になると病気になりやすいです。とくに梅雨〜夏は、水はけや風通しに注意し、半日陰で管理しましょう。
害虫は、アブラムシやハダニなどの害虫に注意し、見つけ次第駆除します。
セロリの収穫時期
セロリの収穫時期は10〜12月頃です。草丈が20〜40cmほどまで生長したら収穫しましょう。
株元から抜き取るか、外側の葉から必要な分だけかき取ります。収穫が遅れるとスが入って固くなるので、逃さないようにしましょう。
セロリの収穫前のお手入れ
セロリの植え付けから1ヶ月ほど経った頃、株元からわき芽が生えてくるので、わき芽とりをしましょう。このほか、8〜12月にかけて黄色く痛んだ下葉は定期的にかき取ってください。
セロリの育て方についてよくある質問
セロリの種まき時期はいつ?
セロリの種まき時期は4〜5月ごろです。発芽適温は15〜20℃で、10〜14日くらいで発芽し、苗の植え付けまで約2〜3ヶ月ほどかかります。
- セロリの種を一晩水につける。
- 育苗トレーに野菜用培養土を入れ、深さ3cmほどのまき溝を作る。
- まき溝に5〜6粒ずつ種をまく。
- 軽く土を被せてたっぷり水やりをする。
種まきしたあとは、不織布で覆い、風通しのよい半日陰において、土が乾燥しないように育てます。
本葉が3〜4枚になったら、育苗ポットに鉢上げして、本葉が7〜8枚になるまで育ててください。
セロリを自家栽培で育てるのは難しい?
セロリは種まきから育苗までの期間が長く、管理にも手間がかかるため、種まきから自家栽培で育てるのはやや難しいでしょう。
そのため、セロリを自家栽培する場合は、苗から育てるのがおすすめです。
セロリの育て方まとめ
Photo by maii0316さん@GreenSnap
セロリは、25℃以上になると株が弱るので、夏の温度管理が大切ですよ。ぜひこの記事を参考にセロリを育ててみてくださいね。