【カトレアの育て方】植え替え時期や増やし方は?花が終わったらどうする?
2024/3/7
カトレアの基本情報
科・属 | ラン科/カトレア属 |
分類 | 多年草 |
植え付け時期 | 春(3月~5月)または秋(9月~11月) |
開花時期 | 種類により異なるが、一般的には春から夏 |
置き場所 | 日当たりと風通しの良い場所 |
肥料 | 生育期に液体肥料を月に1~2回 |
カトレアとは
Photo by あたまこなさん@GreenSnap
カトレアは、「洋ランの女王」とも称されるほど美しい花を咲かせるラン科の植物です。中南米が原産で、特にブラジルやコロンビアの高地に自生しています。その華やかな花は、園芸愛好家の間で高い人気を誇ります。
カトレアの育て方
置き場所・日当たり
カトレアは明るくて風通しの良い場所を好みますが、直射日光は避けた方が良いです。夏の強い日差しは葉を傷める原因になるため、遮光してください。
植え付け
カトレアの植え付け時期は春か秋です。一般的に土ではなく、水苔やバークを用いて植え付けます。市販には洋ラン用バークなどの植え込み材があるので、初心者はそちらを使うのがおすすめです。
根を傷めないように注意しながら古い植え付け材を取り除き、新しい植え付け材で包み込んで鉢などの容器にいれましょう。
水やり
カトレアは暖かい時期に生育期を迎えるため、春から夏の間は植え付け材の表面が乾いたらたっぷり水やりしましょう。とくに夏は水切れに注意してください。
一方、冬は休眠してしまうので、寒さとともにだんだんと頻度を落としていきましょう。暖房の効いた部屋で育てている場合など、温度が一定の場合は頻度を落とさなくても大丈夫です。
肥料
カトレアの肥料は、市販の洋ラン用の固形肥料がおすすめです。肥料を与える時期は4〜7月の間。新芽が出た以降から追肥を始め、気温30度以上を除いた暖かい時期は肥料効果が続くように与えるといいでしょう。
支柱立て
カトレアの中でも高さが出る品種では、花茎が倒れないように支柱で支えることが重要です。支柱やクリップなどを使って花茎をくくりつけておくと、見栄えだけでなく、栄養も効率よく花に回るので花つきや花もちがよくなります。
植え替え
カトレアは2~3年に一度、根が鉢いっぱいになったら植え替えを行います。新しい植え込み材料を用いて、根の健康を保ちましょう。植え替え時期は基本的には4〜6月ですが、初夏に咲く品種などは9〜10月ごろの植え替えがおすすめです。
夏越し・冬越し
夏は高温多湿を避け、冬は5℃以上を保つようにします。寒さには弱いため、冬季は室内に取り込むことが望ましいです。
病気・害虫
カイガラムシやアブラムシに注意し、発見次第駆除してください。また、根腐れを防ぐために過湿にならないように管理しましょう。
カトレアについてよくある質問
増やし方を教えて
カトレアは株分けによって増やすことができます。健康な株を選び、根を傷つけないように慎重に分けて、新しい鉢に植え付けます。株分けの時期は植え替え時期と一緒なので、株が充実したら植え替えと一緒に作業してみましょう。
あまり小さい株を株分けしてしまうと両方とも弱ってしまうので、わけてもバルブが3つ以上残るくらい充実した株で株分けしてください。
花が終わったらどうする?
カトレアの花が終わったら、花びらが茶色く変色してきたタイミングで、花がついてる茎(バルブ)ごと切り落としましょう。切るハサミなどはしっかりと消毒しておくことが大切です。
カトレアを育ててみよう!
カトレアの栽培は、適切な光、水分、温度管理が重要です。愛情を込めて丁寧にケアをすることで、その美しい花を楽しむことができます。カトレアの栽培に挑戦して、洋ランの女王の魅力を存分に味わいましょう。