【キャットテールの育て方】花が終わったら?冬越しはできる?花言葉もご紹介
2024/3/13
キャットテールの基本情報
科・属 | トウダイグサ科/アカリファ属 |
分類 | 多年草 |
植え付け時期 | 3月〜5月 |
開花時期 | 4月〜10月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥と追肥が必要 |
キャットテールとは
Photo by はちなつめさん@GreenSnap
キャットテールは、西インド諸島が原産のトロピカル(熱帯)な多年草です。まさに猫のしっぽのような、ふさふさとした真っ赤な花穂をたくさんつけるのが特徴です。
鉢植えや寄せ植え、花壇に向いていて、吊り鉢にすればシャンデリアのようにも育てられます。暖かい気候なら、一年中花が咲き続けるので魅力的な植物です。
キャットテールの育て方
置き場所・日当たり
キャットテールは、日当たりのよい場所と風通しのよい場所が大好きです。日陰に置くと、茎が伸びすぎて弱ってしまい、花もあまりつかなくなるので気をつけましょう。
とはいえ、真夏の直射日光や西陽に当たると葉焼けしたり、生育不良を起こすので、真夏は明るい日陰ほどの場所で育てるといいです。
水やり
キャットテールの水やりは、鉢植えで育てるなら春から秋は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。とくにキャットテールは夏場は水を多く吸い込むので、水切れに注意してください。
一方、冬場の寒い時期は成長が止まるので、水やりは控えめにしましょう。
植え付け
キャットテールの苗の植え付け時期は、3〜5月ごろです。この時期になると園芸店にキャットテールの苗が出回るので、病気や害虫がついていない健康な苗を入手しましょう。
過湿に弱いので、植え付けるときはできるだけ通気性のいい鉢を選び、鉢底ネットや鉢底石は必ず敷いてください。また、根鉢は3分の1ほど崩してから植えましょう。
用土
キャットテールを鉢植えで育てる場合は、市販の草花用培養土を使いましょう。
地植えにする場合は、花壇に植える場合は、庭土に3〜4割ほど腐葉土や牛糞を混ぜ込んで、ふかふかの土をつくってから植えてください。また、元肥として緩効性肥料を規定量混ぜておくといいです。
肥料
キャットテールの肥料は、草花用の液体肥料か緩効性化成肥料がおすすめです。
液体肥料の場合は、植え付け2週間後以降、開花が終わるまで2週に1回を目安に水やりのかわりに与えてください。
緩効性固形肥料の場合は、植え付け2週間後以降、4〜10月の間に2ヶ月に1回を目安に置き肥してください。
剪定
キャットテールの剪定時期は5〜6月ごろです。この時期に株の草丈が半分ぐらいになるよう切り戻し剪定をすると、来年によい花が咲きます。
夏越し・冬越し
キャットテールは暑さには強いですが、寒さが苦手です。冬の最低気温が5℃以下の地域では、室内にしまって冬越しが必要になるので、地植えしている場合は鉢に植え替えて室内の日当たりのよい場所で管理しましょう。寒すぎると葉の色が悪くなったり枯れてしまう危険があります。
病気・害虫
キャットテールは灰色かび病やアブラムシに注意が必要です。この病害虫は夏場の湿気や肥料の過剰が病気の原因になるので、水やりのしすぎには注意しつつ、風通しの良い場所に置いて予防しましょう。
キャットテールの花言葉
キャットテールの花言葉は「気まま」「上機嫌」です。
猫のしっぽのような花が風にゆられてふわふわと咲くさまから、このような花言葉がつけられたとされています。
キャットテールについてよくある質問
室内で育てられますか?
キャットテールは日が当たる場所が大好きなので、室内で育てる場合は明るい窓際など、日当たりのよい場所を選びましょう。蒸れに弱いのでサーキュレーターを回すなど、風通しの良い環境づくりをおすすめします。
また冬は暖房が行き届く室内で、5℃以上の温度管理が必要です。
毒性はありますか?
キャットテールには触れる程度では毒性はないとされていますが、犬や猫などのペットが誤って口にすると痺れなどを発生させる毒性があります。
猫じゃらしのようで愛らしい花ではありますが、ペットがいる家庭では管理に気をつけましょう。
花が終わったらどうするの?
キャットテールの花が終わり色が茶色くなったら、すぐに花がらを取り除きましょう。その後、切り戻し剪定をすると、次の開花がよくなります。花がらを放っておくと、次の花つきが悪くなってしまいます。
キャットテールを育ててみよう!
キャットテールは、初心者の方でも比較的育てやすい植物です。春から秋の間、ガーデニングに彩りをもたらしてくれる植物で、適切な手入れをすれば長期間美しい花が楽しめるので、ぜひ育ててみてくださいね。